櫛引彩香 presents 深夜喫茶 vol.1

in 渋谷Cafe Apres-midi

01/08/08

 

written by Moc

ただ今24:20・・・
こんな時間にビッキーのライブ&イベントを見に来る人がいるのだろうか?
という疑問を抱きながら、私はCafe Apres-midiへ向かった。
坂道を登り、もう少しでCafe Apres-midiが見えるという所で、
何やらこの時間に似つかわしくない集団が私を迎えてくれた。
どうやらこの集団がライブ&イベントを目当てに来ている事は
いかに鈍感な私でも容易に判断できた。

・・・と、ふざけて書いてみましたが、 自分らしくないのでこの書き方やめます。

正直、このイベントは私の夏〜秋の遠征シリーズ(今の所2つですが)第1弾という事で、
めちゃめちゃ楽しみにしていました。
仕事が終わり速攻で車で空港に行き、そこから東京に向かった訳ですが、
ここでは何のトラブルも無く、実にスムーズに渋谷に着く事が出来ました。
「俺って、最近旅行慣れしてきた?」 なんて思っていたのですが、
それがただ運が良かっただけという事を
帰りのJALのシステムトラブルで感じる事になります・・・

上に書いたように24:20ごろCafe Apres-midiに着くと、
思ったよりも多くの人が建物の前に集まっていました。
「とても深夜の0時過ぎの光景じゃねぇな」なんて感じで皆を眺めていると
掲示板に来られている人達を発見しました。
まだ会場は準備中らしく、外でうだうだと喋っていると気がつけば既に1時前。
ようやく係員の指示に従って整理券順に並び Cafe Apres-midiに次々と入って行きました。 私はまだ整理券を貰っていなかったので列の一番後ろに並びました。
会場まではエレベーターしか手段が無いようで 数人づつしか入場できないので、
思ったよりも時間がかかりました。
狭いエレベーターから降りるとそこがすぐ受付になっていました。
受付で整理券の事を言うと「広島の方」と 黄色いメモの張った
整理券を出してもらいました(笑)。

そしてようやく会場の中に突入!
中に入っての第一印象は、 「よくぞこの空間にこれだけの人が入ったな」でした。
私が見た限りでは60〜80人くらい?はいました。
日本野鳥の会の人が調べればもっと正確な数字が出たかもしれませんが・・・(笑)。
私はほとんど最後の入場で座る所も無く後の方だろうな、と思っていましたが、
掲示板に来られている方々が気をきかせて頂いて席を確保してくれていました。
本当にありがとうございます。
周りの人に恐縮しながらアンティーク?な一人掛けのソファに座り
今や遅しとライブが始まるのを待ちました。
ただこのまったりとした空気になかなか体が馴染めなかったので
ついついキョロキョロと周りを見渡してみると、
あれ、こんな所に中森さんが!更に、あらら、ここにはチャーベさんが、
おいおい、そこに座っているのはビッキーじゃねぇか!?
ってなくらいな光景が目の前で繰り広げられていました。
その光景を見ているだけで勝手に舞い上がってしまった私なのですが
気がつくとビッキーはキーボードの前に座りスタンバイOKな状態になってました。


ビッキーの弾き語り「アタシのためのうた」で始まりました。
皆が一斉に静かになり、ビッキーの歌声と演奏に耳を傾けます。
私は目を閉じて心を静めて聴き入ることにしました。
目を閉じたというのは眠気がピークに来ていたというのもあるのですが(爆)、
優しい歌声と演奏を聴いていると自然とそうなって
スピーカーから聴こえるビッキーの声と直接耳に聴こえるビッキーの声が
次々と自分の中に取り込まれていきました。

「ここからはエマーソンさんといっしょに・・・」と
ビッキーから紹介があってエマーソンさんと「新曲」に入ります。
この新曲はワンマン最後にやった曲とは違う曲で、
全体の雰囲気は同じくしっとり系なのですが、
ワンマンの時の曲よりも柔らかい感じが私にはしました。
このアコースティックライブな感じがすごくぴったりな曲でした。

このあたりから私の睡魔は徐々に薄れていき、 ライブに更に集中していきました。

そして「サニーデイ」「待つココロ」と続きます。
「♪東京の空の下で〜♪」「♪あの頃が戻ってくるなら〜♪」 からの部分が
いつも以上に伸びやかで聴いていて気持ち良いです。

次からの2曲は、私の中では「今回の隠しダマ」と勝手に呼んでいる(笑)、
「Happy Ever After」「amethyst」と続きます。
どちらもライブで聴けるとは正直思ってなかった曲でした。
会場の雰囲気と曲の雰囲気があっていて、 また眠くなるんじゃないか(笑)、
と思うほど、心地よく響きました。

ここで第1部が終了し中森さんのDJタイムに。

でも誰も聴いてません(爆)。
みんな何をしているかというと・・・ かわりばんこにビッキーの前に行って、
サイン&握手&トーク大会、 そしてそれを見守る観客。
さっきまで歌ってくれていたビッキーは休む暇さえありません。
でもそんな状況の中、ビッキーは一人一人と丁寧に、笑顔でお話をされていました。
正直もし自分がビッキーの立場だったら 「あーうざってぇなぁ」 くらい思って、
ついつい顔に出ていたかも・・・


2部はいきなり始まりました。
ちょうどスーツ姿の方に話し掛けられ驚きたじろいでいる所で(笑)
「スマイル」が始まってしまいました。
ろくな挨拶も出来ずに「し」さん、すみません。
この曲はアコースティックで聴くと全く違った曲に聴こえますね。
少なくとも、私はそう感じました。

そして、明るめアレンジの「Jamaica Song」
いつもならコーラスとの掛け合い?になる部分があるのですが、
そこもビッキー一人だけで歌っていました。
曲が終わってからこの曲について説明する所で
「この曲を聴いて良いなと思った人は、
キュビズモグラフィコを聴くがいい! (会場笑い) フフフ(ビッキー笑い)」
と、みんなに薦めていました(笑)。

次の曲からは第1部の後DJされていたヒックスヴィルの中森さんも ギターで参加されます。

「My Cherie Amour」「空」と続きます。
ビッキーの歌声とキーボードだけでも良い感じとは思いますが、
どちらもギターがあるとさらに良い感じになりますね。
中森さんのギターとエマーソンさんのキーボードがうまく溶け込んでいます。

「最後の曲になってしまいました(会場からえーっの声) フフッ、フフフ(ビッキー笑い)
皆さん飲んでますか? 私も飲みます(ビッキーグラスを持って)乾杯!(会場も乾杯)
(ビッキーも会場もグビグビッ) 本日は遅い時間までありがとうございました。
この後もDJタイムなどあるので最後まで楽しんでいってください。
では最後の曲聴いてください、いつもの気分で」

さすがに「いつもの気分で」は、やり込んでいますね。
どの曲よりも安定感があります。
最終的には11曲と、ちょっと物足りなさも残らなくもなかったのですが、
このイベントは雰囲気を楽しむイベントだと思うので、
その雰囲気は十分堪能できました。
それに、スピーカーから聴こえるビッキーの声以外に、
直接声が届くくらいの近くから見られるなんて・・・
今までインストアでもこんなに近くで見た事無かったので、
それだけでも十分感動でした。

ライブレポートはここで終わるのですが、 ここからは私の昇天ぶりをご覧ください。

第2部が終わって、皆に「ビッキーに挨拶に行かなきゃ」とせかされ、
これまでに無いくらい勇気を振り絞ってビッキーの所に挨拶に行きました。
私の前で「T」さんが話をしていたのですが、 その光景を見ているだけですでに緊張・・・
そして、ついに私の番になってしまいました。
緊張のため自分からはほとんど喋れず(脳みそが上手く働かない)、
ビッキーにはたぶん「変な人」という印象を持たれたと思う・・・
でもでもでもビッキーが目の前にいるんですよ!
しかも、自分に向かって話をしてくれているんですよ!
この時点でほとんど意識不明状態です。

さらに
ビッキー「インターネットの・・・」 ←(ここの記憶は曖昧)
私「ドキッ」
ビッキー「フロム・ダウン・タウンの・・・」 ←(ここの記憶は鮮明)
私「!」(昇天)
ビッキー「Mocさん?」←(ここの記憶は曖昧)
私「!!」(昇天)
ビッキー「これからもずっと続けてくださいね」 ←(ここの記憶は鮮明)
私「ハイ!!!」(昇天)

まさに連続昇天です。



◇深夜喫茶 本日のメニュー◇

アタシのためのうた
新曲
サニーデイ
待つココロ
Happy Ever After
amethyst

中森泰弘さん(hicksville)のDJタイム

スマイル
Jamaica Song
My Cherie Amour

いつもの気分で

松田岳二さん(ニール&イライザ)のDJタイム

橋本徹さん(Cafe Apres-midi)のDJタイム


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