のっこみっ!!


28cm〜34cmのチヌ
6枚(1枚放流済み)。
潮が小さかったのに
結構活性が高かった
です。
贅沢を言えば・・・
・・・型が.....


春の天気は変わりやすいですが、週末の天気にやきもきする日が続きます。
高橋さん(「広島湾のチヌ釣り」)と土曜に大島に行く約束をしていたので、今週もかなり天気は気になりました。週間天気予報は2転3転しましたが、風は強そうな予感はしましたが、なんとかGOできそうです。
どちらにしても2週連続で釣行していませんでしたから、少々の雨でも行くつもりでしたが...

高橋さん宅へ4時過ぎに迎えに行き、「あ〜だ、こ〜だ」言いながら大島へ。

今日は、高橋さんはブッコミ、私はフカセ、で別々の釣りをする予定でしたので、高橋さんをO港で降ろして、私はその近くの始めて入るポイントであるA地磯へ向かいます。車から降りて少し歩くのですが、最初狙っていた岩場へ向かうのに四苦八苦。結局行きは20分、疲れた帰りは30分ほど掛かりました。
行きはオキアミ3kg+アミエビ3kg+集魚剤5袋(使いもしないのに...)の重量物。帰りはクタクタ+晴天で...1ヶ月分くらい汗をかいた気がします。

さて、
到着後なかなか呼吸が整わないのですが、なんとか落ち着いてから撒き餌を作ります。
のっこみ期ということもあり、なるべく比重を軽くするためグレ用集魚剤のグレパワーV9をベースに使い、チヌパワーと荒挽きで味付け、加えてチヌ500で量を増やします。

撒き餌を広範囲に20投くらい投入し、最後に磯場の状況から狙いをつけた一ヶ所に5〜6投集中的に撒きます。
仕掛けの準備をゆっくりして、15分後くらいに第1投。流れは潮が小さいせいもあり緩やかです。
浮き下2ヒロ、2Bの浮き固定、浮き下にBのガン玉、ハリスの上段に5号の小さなガン玉を打ちます。

第1投でチヌの雰囲気を感じた後の第2投。
浮きがジワッっと入ります。手首を返して軽くアワセると、ぐ〜んっといい手応え。
30cmを少し越えていそうな元気なチヌです。右へ左へ、まるでグレのように沈み岩の陰に向けて走ります。
ラインを緩めたり矯めたりしながらラインを岩に当たらないようにしながら浮かせます。
玉網で取り込んだのは、大きさは30cmちょっとくらいですが、まるまると太ったいいチヌです。

「こりゃ、今日はとんでもないことになりそうだぞ。キープは5枚くらいにしておこう」と捕らぬ狸の皮算用をしながら、第3投...第4投...アタリはあるものの、コッパグレ、ベラ、磯ベラ、草フグ、スズメダイと餌取りのオンパレード。コッパは15〜25cmくらいの間でそれも小型が多いのですが、結構いい引きです。
でも、チヌは...「こりゃ、最初の一枚はまぐれか...やれやれ」と疑心暗鬼になります。

ところが!!
潮止まりを挟んでの時間帯に状況が一変します。

アタリの出方は一気に引き込んだり、ジワ〜ッと小さく引き込んだりでまちまちですが、短い周期をもってチヌのアタリが出だしました。
結局、沈み岩の反対に潜り込まれて取り込めなかった1枚を含めて、型揃い、30cmちょっとくらいのサイズの5枚のチヌを3時間ほどの間で釣り上げました。
うち目立って小さかった28cmだけはどういう訳か抱卵していませんでした。かといって痩せてる訳でもないのですが、これは性転換する前の雄だったのでしょうか。

掛かったチヌは全て沈み岩に向かって一直線です。まさにグレのよう。しかし、少しラインのテンションを緩めると岩から離れて沖合に逃げようとします。やっぱりチヌですね。いい引きでした。

風が時折強烈に吹いて結構大変でした。
仕掛けを投入してラインに余裕を与えると、ラインが風に煽られて仕掛けが流れからひたすら外れ、収集がつかなくなります。
こんな時は仕掛け投入時にとにかく余分なラインを出さず、さらに竿先をラインを押さえつけるようにしながら水面ギリギリまで下げます。潮の緩い状況だったので、この状態で少し仕掛けを手前に移動させ、手前に打った撒き餌に合わせればOKですね。

なんにしても、型には不満は(かなり)残りますが、のっこみを楽しめた一日でした。
最初に5枚と決めていたので、最後の1枚はそのままリリースしました。



久しぶりに楽しませて貰ったA地磯です。

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