いい海と青空と...(こんな夏の一日)

本日の釣果(1999.8.16)

チヌ(27〜24cm)5枚+小ベタ5枚
    (小ベタはリリース済み)

見事な黄色のキビレが一枚混ざりました。
ちょっと熱帯魚っぽくて...イマイチですね。

実質3時間程の竿出しでした。
型は出ず終いでした。


盆の連休も最終日。
釣りには行きたいし、娘の「泳ぎに連れていけ」視線も無視できない。

結局、女房と娘を早く起こして、私が釣りをする間は適当に投げ釣りでもしておいてもらって、日が高くなってから海水浴をすることになりました。

早く起こすといっても、まさか3時半とか4時とかには起こせず、5時起きの5時半出発となりました。
目的地は安全な護岸が地磯の近くにあるM地磯です。

早朝干潮潮止まりの今日の潮。上げをずっと狙えればまだマシなのですが、私に与えられたフカセタイムは10時半迄。何だかんだで竿出しは7時を回ってしまいます。3時間強。短すぎる...可哀想な私...

クヨクヨしてても仕方ありません。
「パパ〜」と追いすがるような娘を「来ちゃダメ!!」と冷たくあしらい(鬼ですねぇ)、磯へと向かいます。

遠くからの女房と娘の視線を感じつつ(後ろめたさを感じるのは、まだ私に良心のある証拠でしょうか)、準備をして釣り開始。

潮は未だ満ちの潮が流れる前で、殆ど止まった状態です。0号円錐浮きにハリス2ヒロの完全フカセ仕掛けからスタートです。仕掛けを投入してから撒き餌を手前に縦長に打ち、ゆっくりと、まずは一番遠い撒き餌の上に刺し餌が来るように仕掛けを手前に引き寄せます。更に手前に仕掛けを一層ゆっくりと引き寄せながら撒き餌の中に刺し餌を入れるように操作します。

しばらく静かな時間が過ぎます。何せ時間がないので撒き餌の量を増やして勝負を早めるようにします。

そのうち満ち潮がゆっくりと右から左へ流れ出しました。本命潮です。潮位は低いものの気合いを入れます。
浮きがジワァ〜と滲み、さらに入り出しました。アワセ!グンッと一瞬の重量感。が、それだけ。若魚っぽい元気のいい引きを感じながら引き抜いたのは25cmクラスのチヌ。

次は、10cmちょっとの赤ちゃんチヌ。
次は、20cmクラス...リリースが続きます。餌取りはコッパグレとベラと草フグです。

流れが速くなってきたので、仕掛けを交換します。
浮きを円錐浮きB、ハリスの中段に7号のジンタンシズ、道糸に2号のジンタンで浮力を調整します。
潮に乗せて仕掛けを流します。張り(止めの張り)を時々入れながら撒き餌に合わせます。張りすぎると刺し餌が浮いてしまいますから、程度を考えないといけません。

スプールに指を当てて道糸の出をコントロールしていますが、ピシッっと道糸が飛び出しました。
アワセるとチヌの手応え。でも流れの影響を考えても小さそう。抜き上げたのは25cmクラスのキビレです。
広島湾や周防大島周辺でも時折キビレは姿を見せますが、数は少ないようです。今日のキビレは今まで見た中で一番鮮やかな黄色を持っていました。

ポツリポツリとチヌが掛かりますが、どうにもこうにも夏チヌばかりで...

10時を過ぎた頃、「パパァ〜、まだですかぁ〜」という声が聞こえます。「もうちょっとぉ〜」と答えて手返し。
ふと振り向くと女房と娘、それと車が無い。「お菓子でも買いにいったかな。」と思いつつ残された時間手返しを続けます。刻一刻とタイムアップ時間が迫ります。一枚は尺超えが欲しいところ。
が、時は無情に過ぎ、車が帰ってきます。「パパァ〜」

はいはい、解りましたよ。止めりゃいいんでしょ...

道具を片づけて、磯の撒き餌を流し車へ戻ります。急いでいてもちゃんと自分で汚したところは綺麗にして帰る。ゴミも持って帰る。実地教育ですね。こんなところはちゃんと見てないとダメだぞぉ〜。
・・・・・見ちゃいねぇ.....ま、小さな頃から海にゴミを捨てちゃダメ!と言い聞かせているから、クドクド言わなくても大丈夫だとは思いますが。

食べ頃5枚をキープして、今夜は焼き魚かな。


さて、急げ!遅くなると帰りの渋滞が気になります。ただでさえ混む夏の大島からの帰り道。今日は帰省ラッシュも混ざっているはず。出来るだけ早い時間に帰らないと大変です。(勝手な父親だなぁ)

車を走らせて泳げそうな場所を探します。
ん?なんだ?こりゃちょっと前まで工事していたところだな。いやいや綺麗な海水浴場が出来ていました。
び〜玉海岸(海水浴場だったかな)と名が付けられた整備された砂浜です。トイレやシャワーも整備されています。長浦の海水浴場を過ぎて少し久賀方面に行ったところです。(マイナ〜ですね。)
ここは人工砂浜のようで、左右に波止、その間に消波堤、さらにそれらの間にはサメ防護ネットが張られています。子供を遊ばせるには安心できる場所です。(人工砂浜というのは寂しい感じもしますが)

大島の綺麗な海で1時間ほど泳いで帰路につきます。大島で泳ぐと広島湾の水の汚れがとても気になります。同じ瀬戸内海でもこれほど透明度が違うとは...大事にしたい海です。

でも...放置されたペットボトルや空き缶。カップ麺容器(汁入り)。花火...愚かな話です。
どうして綺麗なものを綺麗なままにしておけないのか!
このままでは海も陸も汚れきってしまう...

せめて我が娘には、これが如何に愚かなことか解ってもらいたいものです。ゴミは持ち帰る。私が自分自身で徹底していかないといけないことなのでしょう。


釣り場では至る所に...仕掛けの袋や使い古した仕掛け。集魚剤の空袋。空き缶。弁当の空。磯にこびりついたオキアミ....悪臭を放っています。自分の首を絞めているのですよ。

なんてことを言っても、私のHPを最後まで読んでくださるような方には、今更言うまでもないことですね。
こんな話を伝えたい方は、私のクドクドとした長文を最後まで読んでは下さらないでしょうね...

最後は愚痴になってしまいました。

まぁ、何にしても今日はいい海と青空に出逢えたよい一日でした(できればチヌも釣れてくれりゃ言うことないんですが...)。


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