釣果は置いておきましょう

本日の釣果(1999.12.19)

チヌ29cm1枚

潮の影響もあったが、
一気に冬の海となった
感じ。

主な餌取りは小アジ。


遊潮会。広島県東部のフカセ釣りクラブです。その実績たるや、50cmオーバのチヌ数知れず。実力派集団ですね。(遊潮会のホームページ http://ww3.tiki.ne.jp/~makoto_t/index.htm

その遊潮会のこばしんさんがご夫妻で、なんと周防大島にやって来られることになりました。
で、私がポイント案内を...ということになったのですが.....

周防大島の釣具屋で待ち合わせます。店内で待っていると、携帯に「到着しました」との電話。
表に出てみると、いらっしゃいました。

挨拶もそこそこ、釣り場を目指します。
天気予報では「北西または西の風が一時やや強く...」強風波浪注意報が出ています。
つまり北西方向からの風を避けなければならない!よし!っということで、風裏になる南海岸を目指します。
が....お目当てのポイントには真横から強風が吹き付けています。
つまり殆ど真西の方向から吹いてくるのです。釣りになりそうにありません。

こばしんさんと相談して、その周辺のポイントを色々探してみることにしました。
ですが、風を避けると早朝満潮であるために、釣り座へ行くことができない等々の悪条件が重なり、ポイントがありません。

迷いに迷った挙げ句、結局はなんとM地磯へ。
ここは満ち潮メインの釣り場であるため、その大半を下げ潮の釣りとならざるを得ない今日の潮では余りお勧めとは言えません。
ただ幸いM地磯は西方向からの風は背後の山が遮ってくれます。すっかり明るくなってしまったので、腹を決めることとしました。

下げ潮を釣るということは、潮は左から右へと予測されます。
メインの釣り座をこばしんさんご夫妻に入ってもらいます。私は潮上になるだろうと予測される岩の上に釣り座を構えます。
しかし、釣り開始時、潮は緩やかながら右から左へ動いています。

釣り開始。小アジが竿を曲げます。
そんな中、こばしんさんの奥さんが良型を掛けます。
いやはや、凄い。唖然です。

少しして、今度は私の00号の浮きが魚信を伝えます。アワセるとチヌ独特の引きです。が、サイズは小さそう。
浮かせると30cmを切るくらいのサイズです。釣り座が高かったのでどうしようかと思いましたが、気合い一発引き抜きます(大袈裟な...)。

ヨシ!続くか?と、期待したのですが、今日はダメ。刺し餌が殆どつつかれない状況が続きます。

潮の流れは、緩やかながら徐々に左から右へと変わっていきます。

せめて餌につつかれた後くらいあれば、アタリを取る工夫等々考えられるのですが、殆ど刺し餌は原型を留めています。時折つつかれるのも、小アジがつついた後、また小型のハゲ類がつついた後くらいです。当に冬の状態です。ここのところの急激な冷え込みが影響しているのでしょうか。

また、風が徐々に北西、更に北よりにその風向きを変えます。

下げ止まり、潮が満ちに入ります。
徐々にいい感じの流れになってきたので、私もこばしんさんの釣り座へ上がり、ローテーションで流すことにしました。こばしんさんの奥さんは一足先に竿を納めています。

二人共、真剣に仕掛けを流します。ひたすら。

しかし、時間だけが無情に過ぎていきます。

そんなとき、かなり遠くまで流していた私の浮きが滲みます。太陽が雲に遮られ、また波気が強いため浮きの状況が掴みにくかったのですが、取りあえずアワセを入れてみます。
グンッ!どうやらチヌのようです。が、軽い。無造作に巻き上げていたら、竿が急にテンションを失いました。バラシです。針先がコケていましたので、チヌの上顎に掛けたか、或いはそれより前にコケていたのでしょう。

これでお終いです。こばしんさんが竿を納めた後も、未練がましく仕掛けを流しますが、やっぱりダメでした。
ただ、アタリが出そうな感じはしていたので、夕方まで満ち潮を釣っていれば、或いはもう少しは釣果が出たかも知れません。


さて、今日は釣果は取りあえず置いておきましょう。

こばしんさん。今日はポイント選定でご迷惑を掛けすいませんでした。にも係わらず、にこやかに一日お付き合い戴き、有り難うございました。
お陰で楽しい一日を過ごすことが出来ました。

またどこかで一緒に竿を出させて下さい。中泊遠征、がんばって下さいね。


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