厳しい...

本日の釣果(2000.2.11)

ウマヅラハゲ30cm級2枚
グレ23〜27cm5枚
   (1枚リリース済み)

要するにボウズでした。
磯ベラ,草フグがメインの
餌取り。
R地磯はグレポイント?

好天を読んで、高橋さんと周防大島へ。

昼過ぎに満潮潮止まりなので、朝は少し遅めの出発にしました。5時半に高橋さん宅へ迎えに行きます。
久しぶりの同行ということもあり、車中では話に花が咲きます。

今日の目的地は新ポイント R地磯です。リスクの高い新ポイント開発に高橋さんを付き合わせてしまうことになりました。どんなところかも知らない、と言ったら「え〜!そんな処へ連れていこうって言うのかい?」とのことで...まぁ諦めて下さい。

R地磯到着。周防大島ののっこみは早いところで2月下旬から走りが見られ始めます。今回のポイント開発は一歩先行くのっこみ場の開発です。
私のいい加減な読みではこの辺りが早いんじゃないかなぁ〜っと思ったんですがね...


R地磯。

予想に反して完全な岩礁帯です。

見た途端に「こりゃグレポイントだな。」と感じました。

と、言いながらも、ガラ藻はあちこちに群集してはえています。
のっこみ場であることにも間違いないでしょう。



好天を予想していたのですが、西風が凄い。
干出し岩や沈み岩がとても多く、一カ所で竿を出すのは難しいと判断して、高橋さんとは2〜30m程離れたところに釣り座を構えます。
干出し岩が左手に沢山あり(上の写真は釣り座から左方向を写したものです)、上手く流せそうにありません。潮流は緩やかですが右から左へ。で、南向きのポイントなので、西風は当然右から左へ。

流し辛いので、当て潮となることを覚悟で、風上に真っ正面に向かって仕掛けを投入します。
潮と風に押された浮きは緩やかに足下へ流れてきます。
こういう当て潮の時は、仕掛けの張りをコントロールをしても、全くと言っていいほど歯が立ちません。
そうは言いながらも、あれこれやってみるしかないんですが。

多少絡み易いですが、仕掛け投入時はいつもと違い着水前に糸を軽く張ったりはしません。そのまま投入します。これにより、着水時点では浮きが一番遠く、そして鈎が一番手前になります。
この状態から流し始めるのです。
浮きは風に押されるのを防ぐためにシモらせ気味に。道糸も余分な糸ふけを細かに回収しながら、竿先を海面に入れるくらいの気持ちで水面下にいれます。

釣り開始からアタリは頻繁にでます。が、これは磯ベラ。
磯ベラは普通のベラ(キュウセン)より低水温に強いのでしょうか?我が物顔でこの海域を占領しているようです。
時折ハリスに傷が...草フグです。

浮きがジワッっと滲み、そして更に入ります。一見チヌのようなアタリ。
アワセると重量感は無いもののガンガンっという手応えを感じます。ひょっとして...と思ったのですが、磯際で更に突っ込みます。正体はグレでした。
水温が低下しているのですが、未だグレは居るようです。流石に活性は落ちているようで、秋の頃の引きよりは明らかに引きも弱く、決して撒き餌にも浮いては来ません。

磯際近くまで流れた浮きが少しだけ入ります。少し張りを加えると浮きの沈みが加速。アワセると結構いい引きをします。が、チヌではなさそうです。浮いてきたのはウマヅラ。30cmを少し越えるくらいのサイズです。お腹は結構膨れています。今時期のハゲは肝も大きくて美味しい。これはニコニコ顔でキープです。

当て潮を釣っていることもあるのですが、なかなか思うようにはいきません。ただ、私の心の中には希望がありました。
満ち上がりで右から左へ流れている潮です。きっと引きに入れば左から右へ変わってくれるはず...そうなればこっちのもの!向かい風を利用して張りを作りながら仕掛けを沖へと流すことが出来ます。

・・・・・・・ところが厳しかった。引きに入っても潮の流れは変わりません。ゆっくりと右から左へ流れ続けます。参った...

結局その後もグレ、ハゲ、磯ベラ、子メバル、草フグが遊んでくれただけでした。16時近くまで粘ったのですが、チヌの顔を見ることはできませんでした。

2連続ボウズです。マズイパターンに填ったかも。厳しいですね。
この時期コンスタントな結果を出そうと思うと、ポイントをもっと沢山知っておかないといけません。時期に合わせて可能性の高いポイントへ入る。
まぁこれが出来るようになるまでの投資と思うしかありません。

新ポイント開拓にリスクは付き物。それに結構楽しかったですしね。

またまた厳しい釣りに付き合わせてしまった高橋さん。どうもすいませんでした。

さて、次はどこへ行こうかな???


(余談)
先日、私の釣友Tさんこと友波さんがホームページを立ち上げられました。タイトルは「チヌに憧れて...」。私のリンクページからリンクしていますので、フカセ、またハマチのジギングや太刀魚やメバル等々、釣りに興味のある方(このHPをここまで読んで釣りに興味のない方なんている訳ないですよね)は是非覗いてみて下さい。楽しいHPになろうとしています。

その友波さんですが、M地磯へ釣行された模様。携帯に電話がありました。

帰りの車中。R地磯組はボウズを喰らっていますから、こんな時は他人の釣果が気になるもの。
運転中の私は電話できませんから、高橋さんに電話を入れてもらいました。

・・・・・・
昨年11月27日の釣行。M地磯でストリンガーに掛けていたチヌがストリンガーを口に付けたまま海へ帰っていってしまいました。私の不注意で可哀想なことをしたのです。(「いつも海を見ていた」第61頁「今度からスカリにしよ...」参照)

なんでこんな話を今頃するか?そう、なんとこの日の友波さんの釣果はこのチヌのようなのです。
友波さんにはこの事件のことを話していましたから、ストリンガーを口に付けたままのチヌを釣ったことで、私のストリンガーかも???とすぐに思われたようです。

実物を確認していませんから何とも言えませんが、可能性は高いと思います。

いや〜...世間は狭いですね〜
チヌの行動範囲が狭いことも伺えますね。

何にしても、ちょっとびっくりしたお話でした。

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