久しぶりのポイント開拓

本日の釣果(2000.5.13)

チヌ36〜36.5cm 3枚
 30〜32cm 3枚
 25cm,22cm(リリース済み)

計8枚(25cm以上は7枚)

餌取りは草フグがメイン。
この新ポイント。竿出し時は不安
だったが、一応形になった。


ピンポーン....朝4時40分、我が家のチャイムが鳴る。

ハッ.....飛び起きる....高橋さん、ごめんなさい。また寝過ごした。先週友波さんを待たせたばかりだと言うのに。
釣りで寝過ごすことなど滅多に無い私なんですが、ここのところ何故だか起きれません。一体どうしたことでしょう???


そんな訳で、約束の4時半を15分程経過して、高橋さんの車で一路周防大島へ走ります。

高橋さんとの釣行も久しぶりです。少し体調を崩されていたり、思わぬ仕事が入ったりで、なかなかご一緒できませんでした。
今日は友波さんも午後から合流する予定です。

最初に目指したのはT地磯1番。昨年のこの時期は結構釣れたポイントです。ただ、去年7月、12月とここでは網に泣かされています。高橋さんと「網が入っていたら止めよう」と申し合わせて駐車スペースへ。
海を見ると発泡スチロールの浮きが浮いています。網です。A地磯もそうですが、こう磯の目の前、しかも非常に近い距離に磯を囲むように網を入れられると、もうお手上げです。磯についた魚達は根刮ぎ...?大丈夫なのかな?こんな漁をしていて....

次に目指したポイントには既に入釣者あり。う〜ん、困った。もう少し移動してみることにしました。

F地磯。ここも大きな磯場です。一度入ってみようと思っていたので、高橋さんをそそのかして?ここを試してみることにしました。

車を止めてもらい、取りあえず様子見に磯際を歩いてみます。時間からすると既に潮は下げに入っていますが、早朝満潮なので、歩けるところは限られているようです。取りあえず釣り座になりそうな大岩を確認し、高橋さんに状況を伝えます。「のっこみに向いていないかも知れませんが...竿を出してみたいような気がします。」と。

ゆっくりと撒き餌を作って、釣り開始。今日は快晴ではないですが、風もなく過ごしやすい感じです。綺麗な海を見ながら磯場に立てる幸せ?を感じます。今日はゆったりとした気持ち。

静かなスタートです。餌取りはさほど多くは無さそうですが、やはり草フグが浮いています。また道糸を囓られそうな予感。

新ポイントと言うことで、取りあえずG2の円錐浮きに、道糸にG5、ハリスにG7を一つ打って仕掛けを流します。
潮は止まっているに近い状態です。ハリスのG7をハリスの最上段に移動させます。

しばらく静かな時間が過ぎていきます。
突然潮が少し動き出しました。途端にアタリ!アワセると大きくは無いようですが、チヌ独特の重量感のある引きです。30cmオーバのチヌを釣り上げ、取りあえず一安心。続いて高橋さんも上げられました。
これは続くか?と思ったら、また潮が止まってしまい、アタリが無くなりました。

今日は午後の下げ止まりまでこの状態の繰り返しで、潮は時折緩やかに右から左へと動きます。

潮が止まったときは、棚を少し深めに設定し、遠投して攻めます。この作戦が今日は候を奏したのかも知れません。
沖合で浮きが滲み、そして視界から消えます。バシッ!チヌです。掛けた直後は30cm未満だろうと思って強引に引っ張り寄せると10m沖くらいで急に突っ込み始めました。35cmクラスのチヌ。よく引きました。

仕掛けが馴染む前にラインが走ります。これは25cmクラスの小型。ところが深く飲み込んでいます。これは死ぬだろうと思われたのでストリンガーに掛けておきます。

徐々に潮が下がってきて、足下は完全に干出しています。そんなとき、アタリ。アワセると何の抵抗もなく竿先が真上に立ちます。またやられてしまいました。先週草フグにやられて流してしまい、やっとのことで回収したプロ山元浮きG2がまた...ところが、この浮きはどうも帰ってくる浮きみたいです。幸いまた浮き止めに引っ掛かって止まっています。仕掛けを作り直して先週と同じように回収を試みます。何度かのトライで少し手前に寄せたところで浮きが仕掛けから外れたようで、潮下へ流れ出しました。幸い当て潮気味だったので無事回収できました。よかった。

またまたトラブル発生。足下の干出しに道糸が当たっていたので、道糸を煽って浮かせようとしたら、干出しに引っ掛かっています。見るところ丸みを帯びた岩なのに???下に降りて見てみるとトコフシ(ジンガサ)が道糸の上に覆い被さっています。今日はトコフシに何度もやられてしまいました。
道糸を見ると、少し傷が入っています。やむを得ず切り捨てようと一旦巻き取ったリールから道糸を出して手に巻き付けていると、いつまで経っても傷のところが解らない....ついついスプールの1/3の糸を引きだしてしまい、自分のアホさ加減に呆然。道糸が.....

やむを得ず予備のリールで再開します。

次なるトラブルは....アタリ!やり取りをして浮かせようとすると、急にビクともしなくなりました。どうも沖の駆け上がりに生えている藻に突っ込んだみたいです。止む終えずラインを緩めて様子を伺います。
なかなか出てこないので、左に30mほど移動して横方向から煽ってみます。するとスルッとした感触と共に魚の引きが復活しました。35cmクラスのチヌです。

そんなこんなで、正午頃までにリリースサイズの22cmを交えて8枚上がってきました。型は今ひとつですが、新ポイント開拓は一応成功です。

上げ潮になると潮が左から右へ動き始めました。いい感じ、と思ったのですが、アタリが出ません。

そんな頃友波さんがやってこられました。友波さんと話をしながら手返しを続けていると、アタリ!本日最高の引きです。ところが....竿がテンションを失います。バラシ?仕掛けを回収するとハリスが切れていました。またフグの仕業でしょうか。ハリスが切れるほど強い引きでもなかったんですが。

その後、針外れでバラシ....相変わらず理由は同あれバラシが多い。困ったものです。

結局その後はチヌを追加することが出来ませんでした。15時半、納竿。
雨が降り始めました。友波さんは来たばかりなので雨の中続けて竿を振っておられます。

撒き餌も底をついてきた高橋さんと私は一足先に帰路に。帰りの道中、結構非道い雨になりましたが、友波さんは大丈夫だったでしょうか?

このポイント、F地磯1番と命名。潮が引くと殆ど渚釣り状態でしたが、夏場も攻めることができそうな感じです。狙いは沖の駆け上がり。

潮が引けば更に面白そうな釣り座までいけそう。これはしばらく楽しめそうなポイントです。
やはり地磯の釣りは面白い。自分の目と足とカンで釣り座を探して、結果を出す。言いようのない充実感が味わえますね。何とも幸せな話です。


戻る     (「釣果報告チヌ」へお戻りの方はここをクリック)