御荘へ

本日の釣果(2001.2.10)

チヌ 37cm1枚
 尾長グレ 35cm1枚

御荘にまで来て、いつも
のサイズのチヌを釣ると
は....


2月9日から日付変わって2月10日0:00。
柳井港を予定通りフェリーは出航しました。

うつらうつらとしているうちに、フェリーは三津浜港へ。
大荷物を抱えて、フェリーから降りようとしていたところへ、すなちゃん(「磯の管理人HomePage」)から電話。
「出たところで待ってるから」

フェリーから降りて真っ直ぐ歩くと、見かけたことのある通称ターボ君(すなちゃんの愛車)が止まっています。その付近から近寄る人影。

直接逢うのは来島OLM以来。(ネット上では頻繁にお話させて戴いていますが)
すなちゃんの登場です。さっと、私の手から荷物を取って運んでくれます。


今回の御荘、津島遠征はすなちゃん無しでは実現できなかったものでした。


一路、御荘へ。

チヌ師にとって「御荘」という地名は、やはり特別な何かがあるのでは無いでしょうか?
巨チヌのメッカとして全国に名を轟かせている「御荘」へ、初挑戦です。

道中、なんだかあっという間。すなちゃんは本当に面白い人で、一緒に居る人に退屈な思いをさせるような人ではありません。

須の川公園の駐車場に到着。ここまで来れば御荘湾の渡船基地まであと少しです。
これまた来島OLM以来の再会となるたけちゃんの車の横に車を止め、少し仮眠...と言っても寝れる訳もなく....少しして、たけちゃんが起きてこられました。挨拶をして....いま少し休憩した後、いよいよ渡船基地「橋本渡船」に向けて出発です。

渡船場には凄い数の車。流石、御荘....

しかしそのうちの多くは、どうやら仲間のようです。今回の御荘OLMに当たって、何かと準備をして下さった真ちゃん(「ミッシー捕物帖」)、そして昨年64cmの巨チヌをあげた賢ちゃん、大御所、昨年の宇和海三瓶遠征以来のじゅんさん、来島OLM以来の釣夢侍さん等々、強者揃い。すっかり圧倒されてしまいます。

一番船を見送って、色々な話をしながら時間を過ごします。

結局我々が船に乗ったのはもう8時過ぎでした。


「すなちゃん、あれがマブネ灯台ですよね?」

「・・・・・・・優海さん、なんてことを...神様に向かって指を指したらバチがあたるで!」


マブネの神様については、真ちゃんのHPに詳しく記載されています。
すなちゃんは、どうにもマブネの神様の祟りで御荘連敗記録を伸ばしている最中だったのです。

そこには(私は違うで...)ということを現すかの如く、マブネ灯台に向かって手を合わせるすなちゃんの姿がありました。


我々は2組目。作業場というポイントに降りました。
一応の攻め方は、真ちゃんに聞いています。

取りあえず、いつもの通りの仕掛けを準備して、釣りを始めます。
いつもの通りといっても、今日の仕掛けは全体的にゴツイものとなっています。
竿:グレ競技SP2 1.75−50  道糸:3号(ナイロン) ハリス:2〜3号(フロロ) 針:フカセグレ8号or改良チヌ3〜4号。普段なら1号以上の針を結ぶこともないような釣りをしている私にとっては、とんでもないくらいの太仕掛けです。

1時間くらい経ったでしょうか?
ゆっくりとしか動かない御荘の潮に苦労していると、浮きがジワッっと滲みます。そして浮きが更に潜行!
アワセ!いきなりのヒットです。が、味わったことのないような引きではありません。
すなちゃんは仕掛け変更に夢中になっているようで、こちらの姿には気がつきません。

(このままそっと上げて、驚かせてやろう)

などと、思っていたら、いきなり穂先が跳ね上がります。バラシ....針外れでした。

すなちゃんにバラしたことを報告します。

そして...しばらくして、また浮きが滲み、そして消し込まれます。
アワセ!・・・・(これはグレだな)...面倒なので一気浮かせてブン抜きました。
このとき全く解らなかったのですが、納竿時にすなちゃんが「これ尾長やない?」。
確かにエラに黒いフチもあるし、尾も長い。どう見ても尾長です。産まれて始めて釣った尾長だったのです。
(そうと解ってりゃ、もう少し丁寧に取り込んだのですが)

御荘に限ったことではないのでしょうが、ここ御荘ではアタリは午後からに集中し、しかも15時過ぎくらいからの実績が高いとのことです。

慌てず、手返しを続けながら時を待ちます。


正午を回って1時間、2時間...

すなちゃんの竿が大きく弧を描きます。13回目にして釣り上げたチヌは(御荘にしては小型(らしいサイズ)41cmです。とうとう釣り上げられたのです。

さて、私の方は...

それから少しして、浮きが滲み、そして吸い込まれます。アワセ!

太仕掛けに物を言わせて、一気に浮かせたのは、御荘にしては超小型の37cm。

取りあえず、ボウズだけは回避えす。


そのあと、釣れない。アタリはあるものの、針に乗らない。そんな時間が過ぎます。

流れの無さを考慮して、0〜G2程度の浮きを中心に使っていました。そこへこばしんさんからの電話。
状況をお話しして、ここでの標準的な仕掛けのパターンを教わります。

浮きを3Bに変更。水中浮きBに、G2のジンタンを打って浮力調整します。ハリスは完全フカセ。

浮きが滲みます。
アワセると、今度は良型チヌの手応え。グングン突っ込みます。
が、やり取りをしていると、急に竿がテンションを失いました。仕掛けを回収するとラインブレーク。
どうにも瀬ズレした様子です。

そして....次のアタリは少し経ってから。
いきなりスプールからラインが飛び出していくようなアタリ!アワセると、先ほどよりは少し小さそうなチヌの手応え!先の教訓を生かして、すぐに立ち位置を移動します。
ところが、釣り座を移動したのが拙かったか...先と同じ辺で道糸が取られます。

右に左に移動しながら、外れることを期待していたのですが...最後にはラインブレーク、しかも道糸からプッツリ。プロ山元浮き3Bが流れていってしまいました。

(これもマブネの神様を指さしたのが原因なのか?)


結局、それっきりでした。

どうにも、ここは竿2本先くらいで急激な駆け上がりがあるらしく、竿を立てるとここに突っ込まれるのだそうです。

すなちゃんも良型をこれに取られてラインブレーク。


御荘初挑戦は苦い思い出混じりの結果となりました。

(もう一度...)

そんな気持ちが徐々に強くなって来ています。

聞いていたとおりの動かない潮、太掛けでも気にせず食ってくるチヌ、駆け上がりを意識する必要の重要さ、夕刻迫って活性を上げるチヌ、瀬戸内仕様の仕掛けでは食いが悪いという真実....
私にとって新しいチヌとのつき合いが、そこ(御荘)には沢山ありました。


次こそは、御荘サイズのチヌを獲りたい.....気持ちは続きます。


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そして、津島、田の浜へ。
翌日のマダイ掛かり釣りへと続きます。