スランプなのか...間が悪いのか...(友を迎えて)

本日の釣果(2001.7.14)

チヌ・・・ボ

グレ31,27cm

「海と波の掲示板」の常連さんで、メールでは長いお付き合いになるBa2さんが周防大島に来られることになりました。
Ba2さんと合うのは2度目。竿を並べるのは初めてです。

4時半。大畠駅前で待ち合わせ。まだ暗い大畠駅前。道路工事が多くて計算ができないため、少し早めに到着していたのですが、Ba2さんも約束の時間より早めにやって来られました。

早速荷物を私の車に積み込み、大島へ向かいます。餌を仕入れて、取りあえず、何とか固そうな(釣果が)ポイントへ向かいます。メジャーなポイントですが、まだ薄暗い時間帯ですから、場所は空いていました。

今日は、私が15時前には大島を発たないといけない用事がありました。その頃が満潮の潮回り。自ずと潮位が高くなると経路が水中に没するポイントへは入れません。さてさて....

釣り開始。錬り餌を中心に釣りを組み立てられるBa2さん。錬り餌苦手で現在練習中の私。双方とも刺し餌は錬り餌を中心に使います。

ここの本命潮は上げ潮。左右の潮がぶつかって右斜め前方へ出る流れが出来ます。満ち潮が動き始めるのは恐らく10時頃。釣り開始はまだ5時半頃ですから、ハッキリしない流れの中をしばらく釣ることになります。

海の状況は...餌取りの活性もさほど高く無さそうです。餌が取られるまで少し時間が掛かり、かつ餌が取られるときに浮きに変化は殆ど出ません。渋い...
この様な状況ですから、自信を持って合わせることができるようなチヌアタリは全く見ることが出来ません。シンドイ一日になりそうです。

最初はG2の浮きで釣っていたのですが、最近、少し技術の幅を広げたい、という意図もあり、今日は5Bという普段使わないような浮きをセットします。錬り餌を使うと、浮力の小さい浮きだと付けることが出来る練り餌の大きさの限度が小さくなりますが、浮力の強い浮きなら、これにも柔軟に対応できます。

が....アタリは出ない。竿を曲げるのは、ベラと子メバルのみ。

そして、狙うと釣れないのに、こういうときに限って顔を出すアジ。


5Bの浮き。表面積の大きさも関係あるのでしょうが、仕掛けの質量が大きくなり、潮掴み、そして潮乗りが低浮力の浮きに比べると、かなりいいようです。弱い流れを掴んで流れていきます。誘いを掛けたときの浮きの移動量(手前へ)も小さく抑えることが出来ます。浮力の強い浮きのメリット。やはり条件に応じて柔軟に浮きの浮力(仕掛けの重さ含む)をもっと積極的に変えていかないといけないようです。


10時頃、弱々しいですが沖に出る流れが見え始めました。

これに仕掛けを入れていきます。

しばらくして、浮きがジワッっと滲み、軽くラインを張って誘いを掛けると更に沈む!アワセ!グンッ!この重量は30cmちょっとか....と思ったら、急に重量感を増すような引き込み、横っぱしり。
普通ならすぐにグレ、と気付くところなのですが、今年は大島はグレが少ない、という先入観があったため、姿を見るまでチヌか...と思ってやりとりしてしまいました。グレ31cm。

ここのポイントは、グレが釣れない、ということはないのですが、どちらかというとチヌポイントで、グレはさほど多くないところです。ここでグレが釣れた、ということは、もっとグレの多いポイントに行けば、グレは出始めているかも知れません。

その後、グレ27cm追加。この他目立ったのは、ボラを掛けたくらいです。

結局、最後までチヌに出逢うことは出来ませんでした。

丹念にシモリの際や藻の際を攻められていたBa2さんも、チヌの顔を見れなかったようです。


この時期、小チヌくらい姿を現してもいいような気がするのですが...

腕が悪いのか間が悪いのか...ポイント選択眼の問題が大きそうな気もしますが、完全にスランプのようです。う〜ん...Ba2さんを巻き込んでしまったかな...(Ba2さんは徳山湾でコンスタントな釣果を出されています。)天気だけは良かったんですけど...


それはさておき、文字でのお付き合いが殆どとは言え、互いに相手の価値観が解っている人との釣りは、楽しいものです。
私の都合に合わさせてもらい、また釣果の面でも厳しい場所に結果的に案内してしまったことを含め、Ba2さん、ともかく有り難うございました。次回、また宜しくお願いいたします。

で、最後はBa2さんだけに、バツ....というオチでした。



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