集う 〜徳山湾OLM〜

本日の釣果(2001.8.11)

チヌ33,32,31cm
       計3枚

深い・・・(同様隠せずの
徳山湾でした)

午前2時。流石に眠い。携帯のアラームで目を覚ましたまま、少し布団に名残惜しんでいると、ご丁寧に女房が別に目覚まし時計を...午前2時に一旦家族全員起きてしまいました。

流石に今日は遅刻できないということで、気を利かせてくれたようです。

先ず、一人目。
例によって岩国に里帰り中のKabeさんと合流します。
Kabeさんの荷物を積んだ時点で、ショートボディのパジェロ(約10年もの...)のラゲッジスペース(後部座席半分折り畳み)は一杯。
うーん...詰めるかなぁ....

既に今回の里帰りで2回も釣行しているKabeさんの釣行話を聞きながら(しっかり釣っている...流石)、一路、周防大島へ。

さて、二人目は友波さん宅。起きてるかなぁ???あ、起きてる。

さてさて、詰め込んでみて....まさに無理矢理...なんとか収まりました。
この車、フカセ釣り3人分の荷物は限界を超えてます。もう少し広い車が欲しいところ...ですが、お金はないのですが...(関係ない話でした)

友波さんにナビを任せて、一路、徳山へ。流石に地元近くだけのことはあって、友波さんの指示通り裏道のような山道を走って思ったより随分早く徳山港フェリー乗り場に到着。

フェリー乗り場を確認してから、取りあえずコンビニで餌(人間の)を仕入れ。

再びフェリー乗り場へ行くと...自転車脇に佇む人発見。三人目、Ba2さんです。

既に顔なじみになった私を含めた4人が取りあえず集まりました。
場所を取りあえず渡船乗り場に移動して....すると、一旦フェリー乗り場に自転車で引き返したBa2さんに先導されて車が一台。
今回の楽しみの一つ、ちぬパパさん(ちぬ太郎のパパさんの略...「海と波の掲示板」でお馴染み)との初対面です。

これで全員集合。計5名でのOLM。掲示板で気心の知れたメンバーです。

準備を済ませて、ワイワイと話をしながら待っていると、船頭さんが到着です。お世話になったのは岡谷釣具店さんです。Ba2さんに全体の世話をして戴いたのですが、その中でよくして戴いたとのことです。

さて、出船。いつものことですが、船の上はいいですね。海は...何というか...我々が及びようもないパワーがある訳で...その上に居るのは、とても不安で、とても落ち着く。そんな気分です。

速い船足で仙島、黒髪島の脇を抜け、大津島の先端近く。今回渡礁したのは洲島です。

予め、ちぬパパさんと私。Ba2さん、Kabeさん、友波さん。この2チームでの渡礁を決めています。

まずは2名、とのことですので、沖磯は初めてというちぬパパさんに声を掛け、ちぬパパさんと私が最初に降ります。

海を見て唖然。磯際なのに底が見えない....どれくらいあるのでしょう....
深場苦手な私はいきなり途方に暮れます。ちぬパパさんも少なからず動揺している様子。

ともかく、船着きにちぬパパさんに入っていただき、私は右手側に釣り座を構えます。ただ、釣り座の右側から瀬が張り出しているのが気になります。流し難そう+掛けても取り込みが大変そう...

取りあえず...姑息な手段に出ます。錬り餌付けて、撒き餌は打たず磯際の壁に沿って落とします。浮き下は取りあえず4ヒロほどに設定。
同じ手段で3投目、浮きがスッっと入ります。アワセ!ガンという一瞬の衝撃とチヌに似た引き...ただし最初だけ...上がってきたのは25cmほどはありそうな体高の高いデカイ磯ベラ。
これを見て、慣れないことは止めることにしました。

今日の撒き餌は最近試している夏バージョンを多めにしています。
オキアミ生3kg板を3枚。チヌパワーV9遠投を2袋準備。状況によっては一袋のみ使う予定です。つまり殆どオキアミだらけの撒き餌です。
水温が高く、消化機能が高まっているチヌは、冬場と違ってある程度餌を食べさせることで活性を上げることができると考えています。また、この時期の磯は餌取りとの戦いになるのは明白です。餌取りを少しでも長い時間引きつけるためには、固形成分が多い方がよいように思います。さらに、頭を取った刺し餌のオキアミより、頭のついたままのオキアミの方が目立つはずです。即ち、刺し餌のカモフラージュ。

取りあえず、撒き餌は刺し餌には被せません。仕掛けの投入点より、手前側と潮上側の2ヶ所或いは3ヶ所にに撒き餌を入れます。釣り始めの時点では、まだ浮いているスズメやベラの活性はさほど高くないようなので、足下に引きつけることはしません。これでも充分刺し餌は通っているようです。

が...餌取りの活性もこの時期にしては高くないようですが、チヌの活性も高く無さそう。
加えて、あまりに水深が深すぎて、ただでさえチヌの棚を探るのに時間が掛かってしまいそうなのに、チヌが活性を上げてくれないため、なかなか自信を持って攻めることができません。

潮が左から右へ動いているため、右側から張り出した瀬が案の定邪魔になります。
落ち着いて釣りができないので、その右側の瀬の上側に降りることにします。

撒き餌に刺し餌を合わせると、15cmクラスのコッパグレが竿を曲げます。偏光グラスで見てみると、撒き餌にはまずスズメ、それに紛れてコッパ、その下では20〜25cmクラスのグレが速い速度で反転しています。

・・・・う〜ん.....

どうもしっくり来ない。さらに右側の高場に釣り座を移して浮きの変化に注視します。

浮き下を竿1.5本でも刺し餌は底に到達していません。が、これでは浮きに全く変化が見られず、刺し餌も残りがちです。これはオキアミでも錬り餌でも同じ。

この時点まで浮き下を深くしていく方向で探っていましたが、これには見切りをつけます。

思い切って浮き下を4ヒロまで詰め、更に深場を意識して使っていた2Bの浮きをG5に変更します。
錘はジンタンのG7を2段に。この浮きは、これまた掲示板でお世話になり、また実釣でもお世話になっているこばしんさんから戴いた新作こばしん浮き(自作)です。

イメージとしては浅棚から水面下3ヒロちょっとを探る感じです。

この頃には日は完全に昇っていますので、餌取りはかなり活性を上げてきています。
しっかり足下にスズメを引きつけ、周辺のスズメの顔が足下に向いたのを見計らって仕掛けを入れます。
その後、もう一度足下に撒き餌を入れて、浮きの着水音に反応したスズメの注意をもう一度引きつけ、少し仕掛けが馴染んでから撒き餌を浮きの手前に入れます。浮きを手前にさびいて刺し餌を少し浮かせて、水面下1〜2ヒロくらいで撒き餌に刺し餌を馴染ませるようイメージします。

これが的中。やはりチヌは浮いていた?
仕掛け変更後の3遠目、浮きが綺麗に入ります。半信半疑でアワセると明らかにチヌの引き。
浮いてきたのは30cmを少し越えるくらいのチヌです。引き抜こう...としたのですが、まぁ最初の一枚、ということで玉網を使います。

それからすぐに続くか...と思いましたが、そうでもない。浮いている訳じゃないのか?
それから10投ほどしてまた同寸を1枚。

よしよし...と思いましたが、やはりすぐには続きません。
ここから攻め続ければ、もう少し出そうだったのですが、潮が高くなってきていて、このままだとちぬパパさんのところと行き来が出来なくなりそうです。

目くじらを立てて狙うサイズでもないので、釣り座を元の位置に戻すことにしました。
合わせて仕掛けも重めに変更します。これは潮が当て潮になっていることが原因でもあります。3Bの浮きに水中浮き−B、ハリス最上段にG2、中間位置にG5。浮き下は4ヒロから逆に深めに変更していきます。
当て潮を利用して足下の底付近に刺し餌を届けたい...そんな考えからです。

潮が当てながらも右へ動いているため、やはり瀬が邪魔になって思うように流せません。
さらに、釣り座と瀬の間の溝に潮が打ち付けてサラシが出ているのですが、その付近に湧き潮が出ていて、刺し餌がうまく安定してくれません。
少し遠投気味に攻めますが....結果出ず。

しばらく我慢の時間。

潮が少し下がってから、釣り座をまた右側へ戻すことにします。少しアタリが欲しいところ。

釣り座変更後、取りあえず先ほどの仕掛けのまま流しますが、浮きに変化は出ません。
また浮きを変更。浮きはG2に。ハリス中段にG5のジンタンを一つ打ちます。浮き下は4ヒロ。

するとその3投目に浮きが入ります。またまた30cmクラスのチヌです。

これを取り込んでから、ちぬパパさんを呼びに行きます。アタリが出る場所で並んで釣りましょう...と。快く了解戴きました。広い釣り場ですから、狭い場所で並んで竿を振る必要は無いのかも知れませんが、渡船の迎えまでの時間が短くなっていますので...実はちょっと一緒にやってみたかった...折角の機会でしたので。
ちぬパパさん、どうも有り難うございました。
(←ちぬパパさん)

結局その後はアタリ出ず。14時の迎えに合わせて、13時半を回ったところで私が先に竿を畳みます。

友波さんとの電話で、KabeさんとBa2さんがチヌを手にしていることが解っています。


Ba2さんの茶目っ気?で、一匹長寸でのB杯?が企画されています。Kabeさんのチヌは34cmとのこと(化け物級をラインブレークでバラされたそうです。残念。)。

私のは....メジャーを当ててみますが、一番大きくて33cmでした。

かくして、第1回B杯の栄冠は...Kabeさんに決定。
陸に上がった後、ファミレスでの一時の中、こんな茶目っ気がKabeさんに送られました。

ファミレスでの話は、当日の状況や攻め方等が楽しく話され....最後には何だか夏向けの怖いお話まで飛び出すという...

釣りという共通の価値観の下、楽しい時間を過ごさせて戴きました。

次は?大島?いやいや、また徳山湾にも行きたいなぁ〜

まぁ、どこでもいいかな。

楽しい釣りをするために、何処かで集いましょう。有り難うございました。

また今回、ご一緒した皆さんの他にも、i-modeメールで参加戴いた、遠方のsomeさんや海ちゃんや珠さん。楽しい時間を盛り上げていただき、有り難うございました。








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