久しぶり

本日の釣果(2001.10.13)

チヌ37,35,32cm 3枚

 写真の小チヌは飲み込んで
出血したためキープした一枚。
このサイズ(20〜23cm)は
5枚。

久しぶりにチヌの顔を見た気が
しました。

まだ薄暗い周防大島。車を走らせます。
(何処へ行こう...)

最近の状況。ここまでくると、もう釣果はいいや!と開き直りにも似た気持ちが芽生えてきます。

どうせなら、ということで、今まであまり立ち寄らなかった方面を目指すこととしました。

道中、磯を物色しながら進みますが、何分、まだ夜が明け切らない状態なので、今一つピンと来ません。そうは言いつつも、ここは竿が出せそう、とう磯を1つ、2つと見つけながら、辿り着いたのがここ。

車を止めて様子を見に行くと、早朝満潮の今日の潮回りでは、ブーツでは入れそうにありません。潮が解っていたので今日はウェーダーを持参しています。ウェーダーなら苦無く入れそうです。

山手側から、沖に向かって3つ、飛び出した岩があります。今の潮位では、1つめから竿を振らざるを得ません。

底質は砂地。ただし、この飛び出した岩は瀬から飛び出しているため、この瀬の周りは岩礁状態となっています。水深は全体に浅そう。
海に向かって右側は複雑な、見るからに面白そうな潮が出ています。
左側は、複雑な流れはなく、ゆっくりと沖向きに潮が動いているようです。

取りあえず、左向きに仕掛けを入れてみます。

1投目。タナゴ。

2投目。ベラ。

3投目。草フグ。

3投で3種。

次は?と、思ったら、次はベラでした。

左向きではタナゴとベラが掛かってくるばかり。こうなると、右側の複雑な潮がやっぱり気になってきます。

狙い目チェンジ。仕掛けを入れると、20m沖の潮の壁に浮きが引き込まれていきます。そして右方向へ流れる。これは喰いそう!と期待したのですが、思ったほど流れが速くなかったためか、磯ベラのオンパレードとなってきます。
おまけに右側は17〜18mほど沖まで非常に浅い。気を抜くと根掛かりしてしまいます。

喰いそうなのに喰わない...こうなると、結果的に少し休ませた形となった左側が気になってきます。

また狙い目チェンジ。

これはアタリでした。左方向30mを流す浮きが滲んで消えようとしています。アワセ!
久しぶりのガツン!です。秋チヌの元気一杯の引きを味わいつつ玉網へ。37cm。大したサイズではないですが、ここのところ30cmを越えるチヌすら殆ど見ていないので、妙に大きく見えます。

ここでは20cmクラスを2枚追加。一枚は飲み込んで出血が見られたため、ストリンガーに掛けておきます。


しばらくベラと草フグと戯れた後、2つめの岩に渡れそうになってきたので、場所を移動します。

左方向を攻めますが、結果が出ません。

改めて右方向を見ると、相変わらずよい潮目が走っています。また狙い目チェンジ。
が、結局こちらは釣れそうで釣れない状態が続きます。

また少し休ませた左側のポイント。どうかな?海面直下、キラキラと光りながら小魚の大群が占拠しつつあります。小イワシのようです。

秋のチヌ釣りは、寄せるより、積極的に投点を変えて探っていく方が効率がよい場合があります。
一ヶ所に撒き餌を入れて釣っていると、イワシを含め、その下でうろちょろしている草フグやベラが集まってきますから、ほぼこれらの餌取りがその「一ヶ所」に集まってきた、と判断したら、唐突に攻める場所を変えてみます。
理想的には餌取りを集めた潮下を攻めたいところですが、限度もあります。それに案外その沖(例えば20mラインを攻めていたなら、いきなり35mラインに変えてみるとか)でヒットすることが多いように思います。

今日はそんな攻めが良かったようです。大体、投点をずらせて3〜10投目あたりでのヒットが多かったです。結局その後はそういった攻めで35,32cmと20cmクラスが3枚でました。連発は一切なかったです。


●浮き
前回試したエアゾーン。早速2回ほど岩にぶつけましたが、幸い割れませんでした。でもやっぱりそのうち割りそうな気がします。
耐久性に不安はあるものの、やはりこれは便利です。手返しを速めたいとき、潮がコロコロ変わる瀬戸内のポイントでは、仕掛け交換に費やす時間をなるべく抑えたいもの。浮力変更ができる浮きは便利。

と、いいながらも、結局、状況変化に応じて0号、B、G2...と浮きを交換してますが....


●餌
今日は、マルキューの「活きサナギ」と自作錬り餌、そしてオキアミを使いました。
使い方としては、オキアミで釣れた後、サナギを使ってみる。そんな使い方です。
つまり、サナギがチヌを誘うか?を確認したかったのです。

結果だけ見れば、思うような結果は得られませんでした。

しかし、帰り際に残ったサナギを海に落としたところ、プカプカと...浮かんでる...
100%棚が取れていない状態で釣っていたようです。口錘は必須ということですね。

また、撒き餌も普段のオキアミ餌フカセと同じ配合ですから、サナギ向きでは無かったと思います。

瀬戸内ではさほどサナギを刺し餌に使っている人は多くないと思うのですが、どのようなものなのでしょうか?


錬り餌の方。相変わらずアタリが出ても合わない。ベラは釣れますが...


結局、今日釣ったチヌは全てオキアミでした。




という訳で、何にしても久しぶりにチヌの顔が見れて、ホッっとした一日でした。



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