荒れる!

本日の釣果(2001.10.20)

チヌ38,28,27cm3枚
 リリースサイズ
  20〜23cm 5枚

強風!うねり!
竿を出すまで放浪4時間
....


正直、あまり風は気にしていなかったのです。

友さんと待ち合わせた大島のK釣具店。ここは風が当たりやすい場所で、朝、ここで強風に襲われたら...それからの一日は覚悟が必要です。

のぼりがバタバタと音を立てて風に吹かれています。

友さん到着!さて...と思ったら、犬を預かったとかで散歩してから出掛けます...と。
なかなか逢えず、戴くこととなっていたお土産を届けに、朝早くから一旦足を運んで下さったようです。


風。日が昇ってから吹き始めることは多いですが、暗いうちから吹き荒れるような日は、より一層の覚悟が必要です。風裏へ...とも思ったのですが、行こうと思っていた場所が気になり、風表へ。

まず、最初思っていた場所が、あまりに漠然としか覚えていなかったため行き過ぎてしまい、無駄な時間を...

やっと辿り着いた場所。取りあえず磯に降りてみると、真っ正面なら背中の崖が風を止めてくれると思ったのですが、斜め前方から横っ面を叩くような風が吹き荒れています。叩きつける波が飛沫を巻き上げます。おまけに釣り座と山側との間には溝があって、潮があがってくると帰れなくなりそう。この風とうねりを考えた場合、ここはパスせざるを得ないでしょう。

あちこち車を止めながら海を見ますが、如何せん風表。どうにもこうにも...

少し風をしのげる場所を見つけて海を見ますが、どうにも浅くて、海底にも変化が無くて、踏ん切りがつきません。
友さんはどうしたかな?と思って電話をして、ついでにこの場所について聞いてみますが、やはり...

また放浪します。

次の場所。ここもまともには風が当たりません。とは言っても、本命と思われる先端の釣り座はダメ。
湾向きに釣り座を構えて、取りあえずここで竿を出すことにします。

オキアミを6kg持っていっていたのですが、3kgはクーラに入れたままおいておきます。
要するに、取りあえず竿を出そうかと...撒き餌を消耗して、風対策、波対策の練習練習...そんなつもりです。初めてのポイントということもあり、釣果はあまり期待していません。

時計を見ると、既に8時半を回っています。4時半に家を出ましたから、竿出しまでに4時間掛かってしまったことになります。真っ直ぐ走ったら何処まで行けてたかな?などと思ったりしながら、釣り開始。

餌取りの中心はベラ。そして草フグとチャリコが次の勢力を占めています。
荒れているためか、餌取りの活性はそれほど高くないようです。とは行ってもこの時期。餌はあっという間になくなりますし、針も草フグに奪われていきます。

仕掛けは、浮きはエアゾーン(何となくですが...)、水中浮き−B、ハリス2ヒロはフリーにします。
今日のうねりは相当なものです。海面から2mくらいの場所にいても、頭から潮を被ることがあるくらいです。

とにかく刺し餌に浮きのふらつきの影響は与えないように、ということを考えて水中浮きを使用します。
風が強く、うねりが大きい状況ですから、風や表層の潮のスベリに道糸が押されて浮きを引っ張らないように心掛けるのが精一杯です。あとはチヌが喰い込みやすい状況を作ってやるしかないと考えて、2ヒロフリーとします。

1時間くらい経ったでしょうか。
浮きが潜行。アワセ!風に吹かれる道糸がキーンと音を立てます。シモリにツッコミそうになる銀鱗を半ば強引に浮かせて玉入れ。綺麗な魚体のチヌは38cm。

(釣れるんだ...ここ...)

俄然、やる気になってきます。その後、27cmを追加。これはブチ抜きます。

小ベタを数枚追加して...いきなりの悪夢。


このうねりの中、ご丁寧に草フグが道糸を囓ったようです。エアゾーンと水中浮きが流れていきます。まったく...


その頃から、少し風向きが変わったようで、相変わらずうねりは強いものの、風は少しアタリが弱くなっていました。

仕掛けの選択に悩みましたが、趣を変えて、0号浮きを取り出します。ハリス中段にG7のジンタンを打って再開。
若干浮き気味だと感じていましたが、案の定だったようで、軽い仕掛けでの数投後、28cmを追加。

後はまた小ベタを数枚追加したところで、撒き餌が底をつき、納竿となりました。


頭から潮を被りながらの釣りでしたが、何にしてもチヌの顔を見れて良かった..というところです。


・・・でも、次は素直に風裏に行こう、と思いました。やっぱり疲れますし...ね。


戻る     (「釣果報告チヌ」へお戻りの方はここをクリック)