主宰・仮面の告白(←何やねん)
主宰が興味を持っていること,好きなことを好きな時に話します。辞典形式(あいうえお順)。
く
車
主宰が初めて車を買ったのは,社会人2年目が終わりになろうかという冬でした。
当時田舎への転勤を示唆されていた私は,「公共交通機関がないところに行ったら車がないと困る」と考え(結局それは大当たりであり,しかも既にその街に住まうこと4年目である),大学2年の時に免許を取ってからまる4年のペーパー歴に別れを告げて車を買ったのでありました。
初代の車は三菱のミラージュアスティVという車であり,知り合いの中古車屋から本体38万,諸経費込みで60万で周旋してもらいました。しかし,オイル交換さえろくすっぽしない日頃の手入れの悪さが祟って10万キロを超えたところでエンジンが死んだ上,時を同じくしてちょっとした事故でドアがへこんでしまい女性を乗せられない状態になったので(←乗せる相手もいないくせに)買い替えを決意。
二代目の車は,マツダのAZワゴン(スズキワゴンRと同じ車)でありますが,理由はただ単に「安かったから」。フルモデルチェンジ直前の型であったためバカみたいに値引きがありまして,新車のくせに本体88万円の車が73.5万円,全部込みで86万円。もしかしたら日本一安い新車かも知れない(笑)
という訳で,2台のミニ試乗インプレッションを。
★初代三菱ミラージュアスティV(平成7年式,中古,5MT,FF)
○走ってて面白い。突発的に「乗りたいなあ」という気分にさせられる。
○この年代・値段でキーレス,さらにCDチェンジャーまでついている。
○とにかくタフ。長距離が全く苦にならない。(1日600キロ走ったことがある)
○車としての基本性能(走る,止まる,曲がる)は平均点以上。
○たくさんの思い出が(以下略)。
×120キロを超えるとハンドルがブルブル震え出す。
×ツードアなので乗り降りに不便。おまけに狭い。
×エアコンをつけると露骨に走らなくなる。
×黒いので夜道で目立たず,危ない(人は轢かなかったが狸を轢いたことがある)。
×なぜかよく鳥にウ○コをされた。
★2代目マツダAZワゴンFM-G(平成15年式,新車,5MT,FF)
○とにかく安い。車本体の値段,税などの維持費,高速代,その他全てが安い。
○軽にしてはよく走る。MTでもあり,走り方次第で普通車と遜色なく走れる。
○中が広い。大人4人余裕で乗れる。荷物もたくさん積める。
○案外剛性がある(ただし足回りを除く)。
○小回りが利く。こすった,当たったという災難に遭う可能性が低い。
○かわいい。男が見てもそう思う。色白で目がパッチリしている(笑)
×カーブでものすごく揺れる。不用意に曲がると4〜50キロでも横転しそうで怖い。
×足回りが貧弱で路面の凹凸を拾いまくる。
×登板や高速での加速は辛い。加速を重視すると燃費が悪くなってしまう。
×て言うか,120キロ出ない(爆)
×フロントピラーが太すぎ&ドアミラーがでかすぎで右左折時死角ができる。
×同じような車が街にあふれているので駐車場で自分の車を探すのに苦労する。
×マツダ車なのにアフターはスズキ(笑)
先代の車は中古でもあったため殆ど気を遣わず,女性を乗せる予定がある時くらいしか洗車しなかったくらいなんですが,今の車はやはり新車で買ったこともあり,大事にしようという気持ちが強くてどうも神経質になってしまい,まだ心の底から楽しめるところまでは至ってないみたいです。まだ分からないこともいっぱいあるので,徐々に自分の足として乗りこなせるようになりたいものですな。(2004.1.30)
し
主宰
自らのことをこう称するのは若干不遜な気がしますが,私がこのサイト内でこう自らを称するのはちょっとしたこだわりがあるので御座います。
私が昔某京都の総合国立大学を目指す(そして結局それは見果てぬ夢に終わったのであるが)学徒であった頃,まだ深夜番組から夜10時半の番組に昇格するかどうかくらいの頃の「料理の鉄人」という番組で,「美食アカデミー主宰」を名乗っていた鹿賀丈史氏に憧れの気持ちを抱き,「いつか彼のような男になりたい!」と願ったことから,自分のサイトで「主宰」を名乗るようになったのであります。
とはいえ,彼の奥深さにはまだまだ到達する術もなく,人生修業の身で御座います。(2003.9.26)
女性
これについて書き出すとそれだけでホームページが一つできてしまう(笑)。しかし,その実体を一言で表現しようと思ったら,曰く「不可解」になってしまい巖頭の瀧に飛び込んで死んでしまいたくなってしまう(爆)。
この世に生を受けて28年半,これほどまでに私を悩ませてくれた存在はないと断言して良いだろう。
時に優しく,時に残酷。時に好き,時に嫌い。時に誠実,時に狡猾。時に純潔,時に猥褻。一体お前はどっちなのだ。
その理解は困難を極める。男では一生理解できないだろう。もし「俺は理解している」という人がいたとすれば,それは単に理解したつもりになっているだけか,さもなくば「元女」かどちらかだ(爆)。
しかし,理解可能か不可能かということは大きな問題ではない。女性は可愛い。
ちなみに主宰の好きな女性のタイプは,外見的には自己紹介に書いたとおり,のほほんとした笑顔をする人が好きである。そして何より,いつも私の方を見てくれていて,私に対して限りない思いやりを寄せてくれる人,というのが条件である。なかなかおらんけどね。(2003.1.9)
つ
筒井康隆
主宰はめったに本を読まないんですが,数少ない贔屓の作家の一人。
筒井氏といえばSF,というのが一般の方々の認識なのだろうが,私はSFは(ジャンル全般として)あまり好きではなく,筒井氏の作品の中でも,ナンセンスなスラップスティックの作品を愛好しています。
印象深かった作品は,「おれに関する噂」と「最後の喫煙者」。現実には恐らく起こり得ないだろうと思うんですが,妙にリアリティがあって好きですね。あと,手段を選ばず笑いのめすブラックユーモア,というのが私好みです。エロネタとか,言語表現とかもうすごいです。こんな楽しみ方をしているのは私だけかも知れないし,ファンの風上にも置けない,と思われるかも知れないが(汗)私も目標として,原稿用紙の上でめちゃくちゃをやってみたい,と。その意味で目標としている作家先生の一人です。
ちなみに,私が氏のSFを読まないのは,とっつきにくい,ということと同時に,高等すぎて頭がついていかない,ということが理由に挙げられます。その意味で,「文学部唯野教授」も買ったんですが,全く哲学を知らない主宰は全く理解できず情けない思いをしました。氏の作品世界についていけるだけの教養,実力を身につけるのが私の人生の目標です。無理かしら…(涙)(2002.9.8)
と
鳥肌実〜現在主宰一押しのお笑い芸人〜
パフォーマー。無所属・廃人・前科二犯(公然猥褻と銃刀法違反)。自称42歳厄年,自称鳥の調教師。フルーツ好きの日本共産党員であり,パン工場勤務の傍らアムウェイの勧誘に精を出し,月に一度の休みは創価学会員と激しく殴り合っているという。演説芸を得意とし,その過激さはテレビではとても放送できない。放送してもP音のオンパレードで,何を言っているか分からない。コスチュームは「欲しがりません勝つまでは」「死ね お国のために」の玉砕スーツ。下ネタにも造詣が深く,舞台で裸になり局部を露出することもしばしば。友人に松江に拉致されてそこの公演で氏を初めて見た時には度肝を抜かれた。「こんな奴がいたのか」と。その手段を選ばない笑いが個人的には大好きだ。氏のネタは今も発展を続けており,今後の展開が注目される。
―鳥肌氏については,上記でも書いたように,とにかく手段を選ばない―危なかろうが下品だろうがとにかく笑いを取りに行く姿勢が感じられるのが素晴らしいな,と。政治ネタ・時事ネタに関して言えば,「知ってないと分からない」ネタがかなり多く,そういうネタで笑える,ということによって,自身の知的な自尊心を満足させる,そしてそういう空間を他のお客さんと共有することによる連帯感のような要素も特筆すべきものなのだろうか,という気がします。
ファン(近衛兵と呼ぶ)の多くは,氏の創り出す独特の雰囲気,独特の世界(特にシュールでダークな部分)を楽しんでいるのかな,という印象があります。私の楽しみ方は,氏の危険で過激なギャグそのものを楽しむ,とにかく「ネタで笑って満足する」という部分が大きいので,その点で他の近衛兵の方々とは違うのかも知れないけど。
…すいません。私,危ないの大好きなんで…下ネタもOK(汗)。定番ネタ,「敬語で×××」のネタを暗記するまで覚えたのは内緒。次は「スピーチ」を覚えたい。
個人的にはまたライブを見に行きたいと思っております。勿論一人で。ちょっと女を連れて行く度胸は御座居ませんし(笑)それに,連れて行く人間を選ばないと,真面目オンリーで洒落の分からない人間連れて行くと怒り出すかも知れないし(苦笑)。でもなかなか機会がないんですよね。先日松江でまたライブがあったらしいんですが,時間と金の都合がつきませんで(汗)何か松江好きみたいなんで(人口の割にライブの回数が多い),またいつか見られるかな〜と思ってますが。新ネタが見たい。個人的には危険な時事ネタがいいなあ,と。彼で笑えるのは日本が平和である証ですよ。(2002.5.26)
む
村下孝蔵
私の中のフェイバリット・アーティストランキングぶっちぎり1位の歌い手さん。「初恋」「踊り子」「ゆうこ」など,純粋な愛の世界を詩的で美しい歌詞と曲で紡いだ楽曲の数々は今でも多くの人の心を捉えてやまない。「一生青春していた人」とは彼の奥様の弁であるが,至言と言えよう。余りに早い夭折は日本歌謡界にとって大きな損失としか言いようが無いが,彼の最後の曲「引き算」は,愛と人生の儚さを歌った名曲であり,はからずも彼の最後のメッセージだったのか,とも思えて切ない。広島のローカル番組にもよく出演するなど,広島との縁も深かった。ちなみに去年,広島のローカルバラエティ番組の企画で結成した「Ken-Jin Band」が「初恋」をカバーしてリリースした。
―率直に言って,私の貧弱なボキャブラリーと表現力では彼の世界を表現するのは困難を極めるのでここに書くのが非常に憚られるんですが(笑),まず歌詞の美しさ。これはもう「ポエム」って感じですね。どうしたらあんなかっこいいフレーズが頭に浮かんでくるのか。はっきり言って非常に羨ましい。嗚呼,俺にもあんな才能があればなあ(涙)。
ただ,そうかと思えば,時に非常にストレートな感情をぶっつけてきたりもする。サビで曲調が盛り上がっていく部分ではもう「激情」って感じで,素直に歌の世界に我が身を投影し,陶酔すらしてしまう。カラオケで歌いながら泣けてしまうことだって決して珍しいことじゃない。その曲の持つパワーがすごいんですね。
更に,彼の歌う世界は確かに美しいんですが,ある意味普遍だったりもすると思うんですね。人の心の中に恐らくは誰でもが持っているであろう気持ちを歌っている。「初恋」なんかでも,きっと誰もが初めて恋をしたときはこんな気持ちになったんだろうなあ,っていうことをものすごく上手に表現している。だからこそ多くの人に愛されたのではないのかなあ,と思う訳です。
若い人にとっては,「80年代歌謡」ってきっと「古い」っていう先入観があって,なかなか聴こうとしないし,好きな人もあたかも「隠れキリシタン」の如く世を忍んで聴いてたりするんだけど(笑),私の周りの若い連中(って私もまだ20代なんだけどね)でも結構はまってたり,「いい」って言ってる人もいたりするので,是非若い人にも触れてみてもらいたいなあ,と思います。
個々の歌については,音楽のコーナーで頻繁に触れているのであまり書きませんが,私個人的に好きな歌は,「夢のつづき」「ソネット」「いいなずけ」「駄目ですか?」「引き算」といったところです。よろしければ聴いてみてください。(2003.1.9)
わ
笑うこと…今まで主宰を笑わせてくれたものの中で個別に挙げなかったものをいくつか…
エリートヤンキー三郎〜現在主宰一押しのギャグ漫画〜
阿部秀司作・週刊ヤングマガジン連載中。本当は温厚で気が弱く,喧嘩も弱いのに超極悪な2人の兄貴を持ったばっかりに番長に祭り上げられた主人公・大河内三郎の,聞くも爆笑,語るも爆笑の超不幸な学園生活を綴ったギャグ作品。この三郎,恐怖のあまり小便を漏らすと突如凶暴化して鬼のように強くなるという特技があり,そのためにいよいよその地位は磐石なものとなっていく。さらに,彼の取り巻きには,自分の私利私欲しか頭にない自称副総長の河井や,三郎への終生の忠誠を誓うもののその行動があさっての方向にしか進まない親衛隊長の石井らがいて彼らがさらに輪をかけて三郎に迷惑をかけまくり,彼を不幸のどん底に誘っていくというのが話の概要。
―ギャグとしては,「行け!稲中卓球部」のような,センスやテンポで笑わせるようなものではないと思います。どっちかと言うと,すごく「ベタ」な笑いのような(失礼)。でもねえ,その「ベタ」が大好きなんで(笑)。キャラクターもやっぱり「ベタ」…て言うか,分かりやすい。個性っていうか,役割がすごくはっきりしてて。それがハマると凄い効果がある。面白いと思う。
いずれにせよ,スラップスティックのギャグ漫画として非常に楽しませてもらっています。日常の中にありながら非日常的なまでに誇張されたドタバタが良い。ベクトルとしては,敢えて言うなら「奇面組」と同じ方向にあるのかな,というのが印象。ちなみに「奇面組」は私の15年前の一押し。後で触れましょう。(2002.5.26)
ハイスクール!奇面組〜15年前の一押し…そして復活へ〜
新沢基栄作・週刊少年ジャンプ掲載。恐らく史上初の「集団キャラクターギャグ漫画」。一堂零を中心とする変態集団・「奇面組」を中心として,一応高校の個性豊かな面々が繰り広げる日常ドタバタ活劇。
―この漫画好きでしたね。最初に見たとき大笑いさせていただきました。特に好きだったのは,一堂零が先生とかにあれこれちょっかいを出すところ。「奇面フラッシュ」とかの「お約束ネタ」よりはそちらの方が私には良かったなあ,と。
当時12歳だったんですね。それで,そろそろ思春期に差し掛かるところだったので,一堂零とヒロインの河川唯とのほのぼのとしたラブコメみたいなところも好きだったですね。作者の新沢氏が何か少女漫画への傾倒があったらしく,やや過剰気味な浪漫主義に走りがちな傾向があったような気が…プラトニックでね,今日び中学生でももっと進んどるやろ〜って今だったら思うんですけど,当時は真剣に憧れました。あの形に。おかげでしっかりと毒されて(?)しまい,今に至るまで私の恋愛において多大な影響を与えております。こんな曲がった影響を受けた奴は恐らく私一人だろうね(苦笑)。勿論あのラスト(夢オチを想起させるものでした)には大いに失望させていただきました(笑)
最近また新しく出ているみたいですね。15年前の作品がまた新作として日の目を見る,というのは一方では賞賛に値することなんですが,ギャグ作家不毛の時代を象徴するようで少し寂しくもありますね。(2002.9.8)
ちなみに,私が面白いと思ったギャグ漫画というのは,大抵私の愚弟が読んでいたものを勝手に読んで,それで「面白い!」と思って集め出す,といったパターンなんですよね。もう私は自分で面白いギャグ漫画見つけるのを諦めてしまって,弟が読んでる奴だけ読んでる有様です(涙)。