主宰のRC日記


2台目を買ってしまった。
先に購入したミニッツバギーは,格好こそオフロードバギーだが実際には室内向け。
外で走らせようと思えば完璧なまでの防塵(できれば防水も)が必要となる。
特に大敵となるのは砂で,僅かな混入により動かなくなるなどの甚大な被害を受ける。
という訳で,外で走らせる用に1台欲しいな〜と思った次第で。

とはいえ,基本的に外で走らせる機会はあまりなく,室内でも走らせられる程度の速度であることが前提。
こんな中途半端な条件の下で最終的に決めたのが,タミヤCR−01であった。
いわゆるロッククローラー。
これならばたとえば車で河原にドライブに行った時に岩を登らせて楽しむこともできるし,速度が遅いのでその気になれば室内でのんびり走らせることも可能ではないか,ということで。
お金が4万円以上もかかってしまったが,清水の舞台から飛んだつもりで購入に踏み切ったのである。

RCネット通販で,フルセット(キットとプロポとバッテリーと充電器のセット)で購入した。
プロポは料金プラスでグレードアップし,フタバ3PLにした。
理由は,元々サーボを2つ積んで4WS化するつもりだったので4WSミキシングがついていて,また3ch以上あることが個人的に購入の条件であり,この条件を満たすプロポの中で最も安かったのがこれだったからである。

ただ,プロポは言うに及ばず,バッテリーも充電器もより良いものをどうせ求めたくなるのであり,ESCもクローラーの場合はプロポ付属のものではあきたらず専用のものが欲しくなるのだから,安いものをセット売りで買うよりは良いものを先にバラで買った方が,初期投資としては高くつくが無駄がなくて良い,という考え方もできなくもない。

閑話休題。

ということで組み立てに臨んだ訳だが,注目すべきことはその組立の難易度である。
タミヤ製にしては段違いに難易度が高い。つうか,面倒くさい。
グラスホッパーとかホーネットとか(←例えが古い!),その種のキットを想定してかかると必ず大けがをするだろう。
以下,注意点(というか,私が間違えたところ)を挙げてみる。

○リアマウントの組み立て
 「部品の角度と向きに注意してください」と書いてあったのでそっちは気を付けたが,リンクシャフトの溝の角度を見ないで組んでしまい,後でスタビライザーが入らなくなり,ばらしてやり直す羽目になった。

○デフギアの組み立て
 まずリアのデフギアの動きが悪く,後日ばらしたところ中からバリの塊が2個出てきた。
 次いでフロントもタイヤが片方しか回らなくなり,後日ばらしたところデフカバーを留めるためのキャップスクリュー(ねじ)が2個外れており,デフカバーとキャップスクリューがぼろぼろに変形していた。変形は強引にペンチで直し,キャップスクリューでぎちぎちに締めておいたが,次にどうにかなれば部品を買って交換しないといけないかも知れない。

○サスマウントの取り付け
 最初組んだときは間違ってなかった(と思う)が,一度ばらして組み直したときによく見ないで組んだために上下左右が逆になってしまった。

○スプリングマウントの取り付け
 同上。

○フロントアップライト及びリアアップライトの取り付け
 同上。

○ラジオコントロールメカのチェック
 あまり考えず,「動いた動いた」とそれだけで済ませていたため,ステアリングをリバースに設定するのを忘れ,最初動かす際右に切ったのに車輪が左に動き,「???」となった。

○ダンパーの取り付け
 ダンパーを取り付ける穴を間違えていた。

○モーターの取り付け
 ベアリングの大きさを間違えて取り付けてしまった。また,アルミモータープレートの向きを表裏逆に取り付けてしまった。
 モーターを取り付けて回してみたが当然回らず,ばらして組み直し。

 その他,ネット上では,きちんと組み立ててもデフギアの動きが渋いとか,プロペラシャフトの組み立てに難儀するとか,モーター取り付け時にサンギアの組み付けが難しい(思い切りはめ込まないとはまらない)という話があった。私に限ればそういうことはなかったが,注意されたい。

 まあ私のやらかしたミスは,その多くが注意力の欠如によるものであったが,とはいえこれを一つも間違えず完璧に一回で説明書通りに組み立てられる人はあまりいないだろう。
 とにかく注意力と根気が求められる組立モデルである。

 また,さらにこのモデルの弱点として挙げなければならないことは,その脆弱性である。
 数回走ると必ずどこかがおかしくなるため,安心して走れない。(ちなみに室内でしか走らせていない)
 特に問題なのは,俗に「ペラペラシャフト」と揶揄されるプロペラシャフトである。
 一番トルク(力)のかかるこの部品がなぜか樹脂製(※)であるため,非常にしばしばねじれて曲がる。
 私のマシンについて言えば,最初に走らせたときに「バチーン!」と音がして外れてしまった。
 
 (※)自身が歪むことで衝撃を逃がしてギア等の破損を防ぐという意味が一応あるらしい。

 この他,ねじの取り付けの多くがねじ止め剤の塗布を必要とするという部分も不安材料である。
 最低でもこれらの多くはロックナットにすべきだろうと思うし,また上記に挙げたデフギアカバーがキャップスクリュー+ねじ止め剤による取り付けになっているのは非常に怖い。一応再組み立て時にぎちぎちに締めておいたが,緩んで外れる可能性は高いと言わざるを得ないだろう。
 コストを下げるためやむを得ない事情があるのかも知れないが,仮にも岩を登ろうというモデルならもうちょっとかっちりしたものにしてもらわないと困る,と個人的には思う。

 さらに欠点を挙げると,メンテナンス性が非常に悪い。
 ミッションはまだしも,フロント又はリアのデフギアに至るまでのアクセスが悪く,何十本もねじを外さないとたどり着かない。
 ステアリングサーボを外したりスプリングマウントをばらばらにしないといけないというのはいかがなものかと思う。
 恐らく何回か走るごとに手入れが必要な部分であるだけに,何とかしてもらいたいと思う。

 せっかく買った割にはほとんど悪口ばかりになってしまったが,まあ今後きちんと走ってくれれば認識は改まると思う。
 少なくとも室内ではまともに走ってもらいたい,と心から思う。

 さて,その後のいじり具合は…。

【改造編】
<サーボ(4WS化など)>
ノーマルの前輪操舵ではほとんど曲がらない,と悪評高いCR−01の改造をする上で多分最初に皆さんが行うのが4WS化だろう。
プロポ(私はフタバ3PL)の設定が必要。
サーボは,当初はS3003とS3005(フタバ)という極貧コンビであったが,あまりに心許ないのでアップグレード。
フロントにS9370SV,リアに同S3470SV(フタバ)を装着。フロントの方が負荷がかかるため,トルクの高いものをつけるといいというYSS(後述のクローラー専門ショップ)の方の言に従った。(買わないくせにアドバイスだけもらう私)
なお,普通につけるとなぜかバンパーがサーボセイバーと干渉するほか,足上げをするとこれも干渉するため,バンパーを一部削って対応。

その後,S9470の耳が破損し,S3470はガクブル病を発症,ニコイチにして2WSに戻した。
さらに,S9470も少々具合がおかしくなってきたため,SAVOXのSW―0231MGを導入。
高トルクで防水,しかも安かったので買ってみた。
ちなみにYouTubeで検索するといくつかこのサーボを扱った動画が見られるが,全て外国人の動画。日本人の使用者がいない(苦笑)

サーボホーンについては,タミヤのハイトルクサーボセイバーやイーグル製のアルミサーボセイバー,タミヤのアルミダイレクトサーボホーンを経て,切れ角アップのためにより長い「CSH-01BK クワガタクン ロングサーボホーン」(MIKUNIファクトリー)を現在は使用している。
ちなみにイーグル製のゴールドのものは,その色から「ス○ベイス」と命名された(笑)。


<DIG導入>
DIGとは,前輪又は後輪の駆動をロック又はフリーにすることで小回りを利かせる機能のことである。
プロポの3chスイッチの操作により後輪を駆動させなくして,前輪のみ駆動させることで細かい動きを可能にする。
よく例えられるのが戦車の動き。岩の上で動けなくなったときに細かい動きで脱出する時に用いる。らしい。
コンペ系クローラーではもはや常識である,らしい。
別にコンペ系でもないのだが,やってみたく思いRCTRAXのユニットを買ってみた。

あまり考えずに手軽に手を出したが,組み立ては全然手軽ではない。
理由1 説明書が甚だ不親切。ネットで先達のやり方を画像で見ないと組み方が理解できない。
理由2 ノーマルシャーシへのポン付け不可。RCTRAX製のシャーシがあれば可能だが,ノーマルに付けるには工夫が必要。
理由3 ディグユニットの分ホーシングとシャフトの間の距離が狭くなるため,プロペラシャフトを切るかホイールベースを伸ばさないといけない。

理由2及び理由3により,下記の部品を新たに調達することになった。
○RCTRAX製 CR01用ディグユニットステー
○トビークラフト製ベントアームリアロング
合計1万円飛んだ。
これで完成しなかったら泣くに泣けない…ということで,悪戦苦闘しながらようやっと組んだ。
先達のブログを参考にして,サーボ(使わなくなっていた上記S3005を使用)はメカデッキの裏に穴を開けて装着。
なお,操作は四駆⇔後輪ロックのみ。今のプロポ(フタバ3PL)のスペックだとこの切り替えしかできないが,「後輪フリー」の効果がいまいち理解できないのでまあこれでいいか,と思う次第。

DIG調整の過程でロッドエンドを何度も着けたり外したりしているうちに割れてしまったため,これの代替品探しにも苦労した。
候補その1は川田模型製のAJ3813(M)が頑張れば着けられそう,という結論に。
ただし,ロッド径(3.8mm)とねじ部径(2mm)が微妙に小さいので,装着はかなり無理やりになる。
どうしたものかと思案していたところ,タミヤの4mmアジャスター(SP-633)がフィットすることを発見。
こちらの方が入手が容易であり、また無理なく装着できてロッドが傷まないのでお勧めかも知れない。

で,苦心惨憺の末一度装着したが,実はあまりの面倒臭さに一旦撤去したことがある。
かなりアームの角度とかホイールベースなどでハマり方が左右されてしまい,そのたびに直さなければならない。
車高やホイールベースなど,自分の理想とするものがきちんと決まってから最後に装着することをお勧めしたい。下手すると1からやり直しなので。
あと,ギアボックスとフロントペラシャのヨークの間に少し隙間があり,そこでガタが発生してDIGがうまくはまらない感じになっていたので,そこにOリングを入れてガタを取り,その上で再びDIGをつけ,現状は一応正常作動している。


<足回りのシンプル化>
1 コイルスプリングとスプリングマウントの撤去 
アクスルに到達するまでに外さないといけないパーツが多く非常にうっとおしいので,こいつらは撤去。

2 オイルダンパーをドループ仕様にして取付け
1によりスプリングがなくなったので,代わりにアルミダンパーにインナースプリングを仕込み,上をサイドフレームに,下をアクスルに取り付けてドループ仕様とした。
最初「ドループ」の意味がわからず,ネットで調べても何を言っているのかわからなかったが,実際やってみてやっと理解した。
なお,最初はダンパーの上部をカンチレバーに取り付けていたが,重心が高く酷いトルクツイストが発生したためやめて,サイドフレームに付け直した。結果重心が下がり,トルクツイストも普通に走る分には気にならないレベルになった(それでも多少は出るが)。

3 カンチレバーとスタビライザーの撤去
1,2によりカンチレバーの意味がなくなったので,スタビライザーとともに撤去。

やってみて簡単に室内で走らせた感想だが,重心が低くなり足もよく上がるようになった。
ならば初めからこれで出せば良かったのに…
ただ,これをやったために少しホイールベースが変わってしまい,また車高が下がったことからタイヤがボディに干渉しまくるようになったため,リアダンパーの取り付け位置を少し上方に修正。車高は若干上がらざるを得なくなったが,これで一応解決。
当面はこれでいく予定。


<切れ角アップ>
あまり小回りが利かないことで悪名高いCR−01。
切れ角を上げたいんです!(©鳥肌実中将)
という訳で,上述のロングサーボホーンを買い込んで改造手術開始。
ただ,普通にロングサーボホーンをつけようとするとホーシングに引っかかってしまうため役に立たず(泣)
サーボホーンが引っかからないようにサーボの位置を,スペーサーをかまして上に上げる。
次に,ステアを目いっぱい切った時にステアリングロッドがどこに引っかかっているかを確認し,干渉する部分を削ることが大事。
Cハブとナックルにサーボガードを徹底的に削り上げる。ハブの取り付けねじにナックルが当たるため,ねじを低頭ねじに変更。すると今度はタイヤがダンパーに当たるため,ダンパーを内側に付け直す。外れやすくなるが致し方なし。
これで切れ角はかなり上がったと思うが,ダンパーが外れやすくなるなどの弊害もあり,トータルでプラスとなるかは分からない。


<モーター>
このマシンに関しては,遊び方が2つに分かれると思う。
即ち,「とにかく登る!」「打倒アキシャル!」を目指すか,あるいは「クローリング?何それおいしいの?」とばかりに当初の理想を捨て,ロックバギーとして爆走路線を目指すか。

まず私は前者を目指し,CRチューンモーター(35T)を装着してとにかく登るマシンを目指した。
しかしその後飽きが来てしまったので,後者に方向転換。
UGTチューンモーター(25T)とスーパーストックTZモーター(23T)の2つを使って,より気持ち良く走れる方法を模索した。
後者は非常にスピードとパワーのあるモーターなのでギア比を上げないとESCに負担がかかることから,16Tのピニオンを使用。
結果,前者の方が気持ち良いスピードで走れるものの走破性が落ち,後者の方が走破性はあるものの低速時にぎこちなくスピードはマイルド。
この両者はトルクがカタログスペックでは同じなので,ギア比を上げた方が走破性は高まる。
しかしその後,後先考えずスーパーストックTZ+25Tピニオンに変えてさらなる爆走路線に。

しかしそれも飽きたこと,室内で遊ぶ機会が増えてスピードが出せなくなったことを踏まえ,今はCRチューンモーターに16Tピニオンという,限界までの低速化路線を図ることになった。


<ドライブ(プロペラ)シャフト>
上述したように,ドライブ(プロペラ)シャフトの強化は必須ということで,下記2つを導入。

○3レーシング製 CR01アルミセンタードライブシャフト CR01−14/LB
3レーシングは香港のメーカーらしい。
アルミ製で見た目も格好良く気に入っているが,クロススパイダーが外れやすく,またフロントのイモネジのシャフトが緩みやすいのが難。
今のところフロント用に使っていて問題なく使えているが,要管理といったところ。

○トラクサス製#1951ドライブシャフト&#4628Xメタルドライブシャフトヨーク
ネット上でこれがお勧め,という情報が載っていたので購入。
ヨークは金属製で丈夫であり,ドライブシャフトはノーマルの樹脂とは違う質感のようである。
DIGの導入+ホイールベースのナロー化のため短くカットしてリア用に使用。


<スピードコントロールアンプ>
○アキシャル AE-2 クローラーESC
ドラグブレーキ付,リニアバック付。
本格的なクローラー用アンプは輸入品が主でありなかなか売っておらず(数年前にクローラーがブームだった頃はたくさんあったようだが,今はどこを探しても売り切れだったり生産中止だったり…),YSS(クローラー専門のオンラインショップ)でようやっと購入。
本格的なクローラー用アンプがその時点でこれしか売ってなかったのと,配線済で楽なのが決め手。
最初設定に手こずったが,スロットルをリバースモードにしたら解決。
スロットルを戻したらびたっと止まる感覚は新鮮。これで岩を登れるか。


<BEC(電源装置)>
○キャッスルクリエーションズ  CC-BEC10A
上記ESCと一緒に購入。
AE−2は内臓BECの容量が少ない(5V2A)なので,外付けBECが必須。(ないと電力不足でノーコンを起こしたりする)
はんだ付けを伴う電気工作が必要で,四苦八苦しながら何とか取り付け。
…とはいえ,そのありがたみはいまいちよくわからない。

○SKYRC LINEAR VOLTAGE REGULATOR (品番:SK-600049)
上記CC-BECが接触不良でまともに動かなくなったので,とりあえずということで買ってみた。
この製品は空物だが,出力が高いので車にも使用可能とのこと。(車の方が抵抗が大きいためハードルが高いらしい)
やはりはんだ付けを伴う電気工作が必要で,今回はコネクタ変更(タミヤコネクタ→2Pコネクタ)もありかなり苦労した。
CC-BECは特に固定しなかった(小さかったし)が,そのため配線が断線して接触不良につながったので今回は車体に固定しようと試みたが,本体が割と大きく(ESC並み)収納スペースがないため苦労する。
あれこれ試した挙句,横にしてマジックテープ止めして固定。


<オイルダンパー>
○3レーシング製 タミヤCR01用オイルダンパー  CR01-01/LB
漏れる漏れると言われ,史上最悪とまで形容されるノーマルダンパー(そこまで言わんでも…)に代えて購入。
まず思ったより容量が多い印象。画像では細長く見えたが。
あと,オイル封入済で完成済みたいなことが書いてあったが,実際は組み立て要。
組立図が一応ついているがあまり親切ではない。キットの説明書を引っ張り出して「ダンパーの組立」を見ながら組んだ。
適当な性格の人が適当に組んだので効果のほども多分適当だろう。

○タミヤ製 OP-1109 CR-01 アルミダンパーセット
○RC4WD Z-S1351 100mm Ultimate スケールショックインナースプリングセット
以前から気にはなっていたものの,額が結構なものなので上記の安価なダンパーでやっていたが,自分へのクリスマスプレゼントを口実に買ってみた。従前どおり,インナースプリングを入れてのドループ仕様である。(そうしないとトルクツイストがががが…)
ちょっといやかなり固めのセッティングになっているため,トルクツイストはほぼないと言えるレベルになったが,ストロークは期待したほどではなかった。まあ見た目締まった感じになったしいいか(笑)


<タイヤ>
○プロライン製 FLATIRON 2.2M3 ロッククローラータイヤ
純正のタイヤは糞も食わないという評判があるため(そこまで言わんでも…),社外タイヤを買ってみた。
ただ正直効果のほどは微妙。あまり変わらない気がする…
何せ恐らく何年も店で眠っていたと思われる品であり,添付されていたプロラインのステッカーが変色していたほどなので…

○RC4WD Z-T0048 Mickey Thompson 1.9 クローラータイヤ
最近のクローラーシーンを見ておりますと,時代はどうもコンペからスケールへ,2.2から1.9に移り変わっている様子。
元々格安で売っていたアキシャルの1.9ホイールが余っていたので活用すべく購入。
接着するのが嫌だったので,前買って使わず持て余していたオプションNo.1の2.2インチビードロックリングを活用して装着。
ホイールの項で後述するように結果は惨憺たるものだったが,タイヤの食いそのものは大したもの。
やはりそれなりのお値段を出しただけのことはあった。あとはこれをどう生かすかだな(苦笑)

○タミヤ 54598 ロックブロックタイヤ
1.9インチは外履きしか持っていなかったので内履き用に試しに買ったが,小さくて使い物にならず。
CC−01用なのだが,こんなに小さかったのか…と新しい発見。

○OPTION No.1 1.9クローラータイヤセット108mm
上述の内履き用に購入。
ビードロックホイールもついてとてもお安いので選んでみた。


<ホイール>
○タミヤ OP1116 CR−01 ペンタグラムホイール(オフセット+5)
社外の2.2インチタイヤは多分でかいだろうと推察され,恐らくボディに干渉するであろうと推察されたため,少し外に広いオフセットを取れるタイヤホイールを試しに買ってみた。幅が広がることで走破性は上がるという触れ込み(ただし若干曲がりにくくなるというデメリットもあり)。
どちらにしろ別の理由で干渉するのであまり意味はなかった。

○アキシャル AX08138 1.9インチ Walker Evans ストリート ホイール
トレスレイの通販でバカ安だったので試しに買ってみた。
しばらく使う当てもなく干していたが,上記1.9インチタイヤを買ったのでビードロックをねじ止めして装着。サイズがギリだったためねじ止め部をパテで補強して臨んだ。
平地を走る分には良かったのだが,ウエイトを仕込んで岩場を走ったらタイヤが
もげた
ホイールとビードロックの間にナットを入れて隙間を作り,そこにタイヤをはめて対応。一応問題なく走れたが一抹の不安あり。
ちゃんとしたの買おうかな…(また金が…)

○G Made製1.9'' VR01 ビードロックホイール(クローム)
…ということで,ちゃんとしたのを買ってみた。
まずきちんとタイヤのビード(耳)の部分を挟み込むように作らないと走行中にやはりタイヤがもげる。
そこに気を付けて組み立てるとタイヤがもげることはなくなったが,今度はホイールナットが緩んでタイヤが外れる現象が発生。
タイヤががっちり地面に食いついていることから起こる現象と見られるが,一つ直せばまた別の問題が出てくる,ロッククローラーにありがちなループが始まっている模様(苦笑)

○G Made製1.9'' NR01S アルミビードロックホイール
上記ホイールで気持ち良く走っていたのだが,ある日ふと見ると,4個中1個ビードロックがカチ割れていて,もう1個にはひびが入っていた。
おのれ韓国製…
とは言ってみたものの,本格的なスチール製ホイールなどは高くて手が出ないので,懲りずに上記韓国製の強化バージョンを買ってみることとした。
今度はホイールが割れるんじゃないかと心配している(苦笑)


<リンクアーム>
○トビークラフト製 CR−01ベントアームセット(ノーマルホイルベース)ライトブルー
ノーマルのアームより干渉が少なく,また格好良いということで買ってみた。
今のところドレスアップ以外の効果はわからない。
※その後,ロング版も購入したが,ホイールベースナロー化のため使用しなくなった。できればショートホイールベース版もほしい…


<スキッドプレート>
○タミヤ製 54105 CR−01アルミスキッドプレート
特にクローリングをする際には腹を擦ることがあるので,強度を高めるために購入。
今見ると数々の傷が歴戦の激しさを物語る。傷1つで1万パワー,1000の傷で1000万パワーだぜby牛男。


<アクスル>
○タミヤ製 CR−01強化ホイールアクスル
強化必須,ということなので買った。
あまり見えないところなのでどこがどう良いのかわからないが,ノーマルよりは強いのだろう。

<サイドフレーム>
○タミヤ製 CR−01 アルミサイドフレーム
この種のオプションはいろいろ出ているが,青より黒の方がいいと思ったので,敢えて高い純正を買ってみた。
樹脂より重量はあるので,多少重心が下がるか。


<ギアボックス>
○タミヤ製 CR−01 ヒートシンクモータープレート
モーターの熱だれを防止し,剛性と取付精度を高めるという。
その効果のほどは定かでないが,頑丈であることと若干ではあるが重心が下がることは評価できると思う。


<足回り>
○タミヤ製 CR−01強化ドライブシャフト&デフロック
岩場を走った際,耐久性に若干の不安を覚え,ちょうど東京に行く機会があったことから秋葉原のスーラジで購入。
強化ドライブシャフトはまあいいとして,ベベルギアを全部外すあのやり方を「デフロック」と呼んで良いのかどうかはかなり微妙な気がする(苦笑)
まあ頑丈になればそれで良いのだが。

○タミヤ製 CR−01 強化キングピン(4本)
上記同様,岩場での耐久性向上のため購入。1台につき8本必要(4か所×上下2本)なのだが,一袋に4本しか入っておらず,ネット通販でどの店を見ても1袋ずつしか置いていなかったので,東京に行った際にスーラジとチャンプで1袋ずつ買ってきてやった。その日の夜ネットで見ると両店とも品切れになっていた。すみません。犯人は私です(笑)

○3レーシング製CR01-02/LBALナックルアーム 
○同CR01-06/LB ALサーボベッド
○同CR01-18/LBアルミハブキャリー
○同CR01-21/SIサスペンションマウント 
ホーシング周りをできるだけアルミ製に替えてみた。可能ならばアクスル自体も換装したかったが,売っていない(売っていても私の経済力では到底買えないだろうが)ので,可能な部分のみ。
これで岩場を走っても樹脂のように削れることはないだろう。
ただ,もう少し重心が下がるかと思ったのだが,思ったより軽かったので走り自体はそんなに変わらなかった。


<バッテリー>
バッテリーの種類と特徴は次のとおり。
1 ニッカド:最もベーシックなタイプ。パワー普通。容量いまいち。重い。管理楽。廃れ気味。
2 ニッ水:ニッケル水素。一昔前の主流。パワー多少あり。容量多い。管理やや難。ニッカドより重い。
3 リフェ:主流になり損ねたタイプ。パワーいまいち。容量ピンキリ。軽い。過充電過放電で死亡の恐れ。
4 リポ:現在の主流。パワーあり。容量ピンキリ。軽い。過充電過放電で
爆発炎上の恐れ。

当初は小型化,パワーアップ,軽量化の3つを一度に解決できるリポを考えたが,
爆発炎上が怖いので断念。
とりあえずためしにリフェを,ということで入れてみた次第。
当初はイーグルの「EA2200 35C+α」を使っていたが,ちょっとした事故によりダメになってしまったため,現在はG-FORCEの「LF CHALLENGEPACK  6.6V2200MAH」を使用。
パワーは従前のニッカドと大差なし。そんなに落ちることはない印象。
あと,非常に軽い。クローラーだとあまりありがたみはないが(苦笑)


<充電器>
○ハイテック(HiTEC)/マルチチャージャー X1 AC plus
パーフェクトネオと迷ったが,通販で35%オフの品があったので購入。
今まではニッカドを専用の充電器に差してコンセントに差すだけだったが,これがあればどの種類のバッテリーでも充電でき,パンチのある充電方法も可能。
ただ,説明書が非常に分かりにくい。最初は苦労するかも。


<ボディとその後の方向性>
最初ブロンコだった我がマシン。
しかしその後,まずワーゲンオフローダーのスペアボディを気分転換に乗せた。
娘にもなかなか好評であったが,ミラーが転倒のたびに折れ,エキゾーストパイプが1回目の走行で折れるなど安定感を欠く。

次いでコンペ系を気取ってPARMA製の「X−CITER COMP CRAWLER」を購入。
取付方法は無理やり前後をマジックテープで装着するもの。
これは非常に軽く,取り付けも簡単。また精悍でいかにも登りそうな顔に見える。
欠点を挙げると,ボディ先端の幅がシャーシのフロントクロスメンバーの幅より狭いのでクロスメンバーがはみ出してしまうことか。
手軽だったのでこれは随分長いこと使っていた。

その後,「カッコいいロックバギー」がマイブームとなり,プロライン製のスパイダースケールボディーを買った。
これはなんちゃってチューバ―フレーム風であり,内装にはタミヤのツーリングカーコックピットセットを導入。さらにルーフラックを載せたく思い,ハイテックから出ているワーゲンビートルルーフラックセットを加工して搭載。フォグランプには電飾もつけた。
アクセサリーとしてヤーレーシングの「YA-0352ロッククローラー用アクセサリー 消火器」と「YA-0356 ロッククローラー用アクセサリーツールセット」を載せ,さらにウインドウネットを百均のネットを黒く塗って自作。
散々凝ったものを作り,格好いいロックバギーに仕上げた。

しかしそれでは終わらなかった。
業界の方向性が「リアルスケールオフローダー」に向くと,今度は原点回帰して元のブロンコに戻すことを決意。
ホイールベースを,以前の310mm超からノーマルの280mmまで縮めることにし,リンクを短くして取付場所も変更。フロントのドライブ(プロペラ)シャフトは一番短いものに,リアはカットして短くした。
さらにOPTION No.1のルーフキャリーを購入し,フォグランプに電飾もつけ,以前買ったまま放置していたタミヤのラリーカーコックピットセットを内装につけてひとまず終了。
これで少しは「リアルスケール」に近付いたでしょうか。結果は下の写真にて。


<電飾>
○タミヤ製 LEDライトユニット(TLU−01)
○タミヤ製 LEDライトコントロールユニット(TLU−02)
ボディの電飾(ヘッドライト,テールライト,ウインカー)のために購入。
まだ夜走らせたことはないのであれですが,「おお,ついたついた」と自己満足に浸れるというメリットはある。
ただ少し高い。他社でもっと安くあるのではないか。
これにLEDライトをつけたが,タミヤ製もイーグル製も電球の根元から線がスルスル抜ける(涙)
LEDライトと線を接触させて熱収縮チューブでおさえているだけの単純構造だったので,熱収縮チューブをはんだごてで熱して縮ませたり,それでできないものははんだ付けしたりして何とか直した。つうか,しょっちゅう直している。めんどくさ(苦笑)


<防水加工>
水没させる予定はなかったが,興味本位でやってみた。
まず,受信機とスイッチ,ESCをタッパーに詰めて配線を出す穴を開け,線を通してバスコークで埋める。
電飾用のライトユニットも同様にタッパーに詰めてバスコーク。
残るはサーボとBECだが,まずステアリングサーボは上述のSAVOXの防水サーボなので一応問題なし。
DIGサーボは一度ばらして基盤にトップコートを塗り,ケースの継ぎ目にバスコーク。…と書けば非常に簡単なのであるが,この分解作業のために1個サーボをダメにした。サーボの分解作業は正直勧められない。
残りはBECだが,一応トップコートを塗り,ラバーバック代わりに風船に入れて入口を結束バンドで縛って塞いでみた。
しかし風船が破れてしまったので,ビニール袋に穴を開けてコードを通し,出入口を縛っておしまいとした。
何せでかいのでそれだけが困る。CC−BECならタッパーに入るのだが。
それにしても,タミヤはなぜラバーバックを売るのをやめたのだろうか。地味に需要はあると思うのだが。


現状〜今こんな感じです



おまけ〜通販で使ったラジコンショップについて

前のページで書いたように広島近辺のRCショップは,ことマイナーカテゴリーについては殆ど使えないため,専ら通販を愛用している。
通販でお世話になったショップ,サイトは以下のとおり。

店名 利用頻度 特色,感想
YSS CRAWLERS ☆☆☆☆☆ クローラーに関しては最強の品揃えを誇る。マニアックなパーツも揃っており,非常に価値は高い。何度かメールで問い合わせをしたが,迅速かつ親切に応えてくれた。(質問を最後まで読んでから回答してほしいと思うこともあるが)
輸入品が多く仕入れが難しいせいか売り切れが目立つのと,店が北海道にあるので送料が高くつくのが難。
洛西モデル ☆☆☆☆☆ 通販をやっているショップの中ではかなり使い勝手が良い。品数も多く,掘り出し物に巡り合えることも。
販売価格はピンきりで,安いものは安いが人気製品は定価売り。
他店もそうだが,売り切れ商品が多い。在庫数が明示されており,0のものをダメ元で頼むとやっぱりダメなことが多い。
スーパーラジコン ☆☆☆ 割引率はチャンプと同じ(横並び?)。品揃えはトップレベルだが,掲載はされているのに「現在注文できません」と表示されているものがかなり多い。入手見込みの立たないものはこまめに削除してほしい。
以前は写真がないものが多いなど見づらいサイトだったと記憶しているが,サイトリニューアルによって見やすくなった。
チャンプ ☆☆ 割引率,品揃えとも普通で特筆すべきことはないが,キットをプロポ,バッテリーとフルセットで割引価格で買えるのは嬉しい。代金を+することでプロポやバッテリーのグレードアップも可能。
在庫数の表示がないのと,写真・詳しい説明のないパーツが割とあってわかりにくいのが難点。
RCManiax ☆☆ 「マニアックス」の名のとおり,他店でなかなか売っていないパーツを取り扱っているのが○。ミニッツバギーにしてもクローラーにしてもラジコンの中でもマイナーカテゴリーなので…
価格は他と比べると高め。
→このサイトからだとつながらないようです。
ホビークラブ サンダース
☆☆ 3レーシング製のパーツを多く扱っている。ただ,ほぼ定価売りなので他の店で同じパーツを安く売っているのを見ると損した気分になります(苦笑)。売り切れは比較的少ないので,少々高くてもすぐほしい!という人には良い。小さいパーツは定形外郵便で送ってくれるので,送料は安いかも知れない。
ホビーショップタムタム 私が見たところ,CR−01用ディグユニットを売っているいた唯一の店(?)。「取り寄せをします」になっていたので期待はしていなかったが,思ったより早く来た。ただ新品の割には袋が汚かったが(笑)。印象としては,「こんなのがあるの?」というものもあれば,「こんなのもないの?」みたいなのもあったりする。
→ディグユニットは今は売っていません。私が買ったのが最後だったのか?
日本橋模型RCセンター バッテリーと充電器が安かったので利用。配達日指定で購入したが,状況を知らせるメールも割ときちんと出してくれた。基本注文を受けてから発注するっぽい。そのため,物によっては数が揃わず待たされる可能性あり。
ラジコンデパートFUNFUN タミヤのニッケル水素バッテリー3700HVを格安で出していたので注文してみたが,すぐに「ありませんキャンセルしますごめんなさい」メールが来た。にもかかわらず,サイト上では「お取り寄せをします」扱いにしているのがかなり疑問。このような商品はサイト上から削除すべきではないだろうか。しかもその後再々DMが来る…



 


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