サッカーのコーナー
2025.10.4
来年に向けて
先ほど、プロ野球で広島東洋バカープの最終戦が行われ、無様に負けた。
さらに言うと、監督を僭称する新井とかいう人物が、「来年もファンには存分に苦しんでもらうから覚悟してね」というスピーチをして顰蹙を買った。
私も長年野球を見ているが、ここまでファンに喧嘩を売った人物は他に知らない。
非常に不愉快な気分でサンフレッチェの試合にチャンネルを切り替えたが、現状(後半30分時点)さらに不快感が募る状況になった。
こんなクソサッカーでは今年もノンタイトルだろう。
仮にそうなった場合、強化部には大ナタを振るってもらう必要がある。
ということで、来年のサンフレッチェについての考察を述べる。
まず、スキッベの解任は絶対に必要である。
仮にこれをやらないとしたら、サンフレッチェは長期低迷の暗黒期に陥るのみならず、いわゆる「ホームグロウンプレイヤー」が続々と出て行ってしまい、今まで積み上げてきた「育成型クラブ」の看板を下ろして何の特徴もない貧乏な地方クラブに転落するだろう。
奴には戦術もマネジメント能力も人望もない。そもそもこのような男に4年目を任せることが間違いの元である。
そう言えば新井も4年やったのであった。4年という月日がチームを破壊するのに十分な期間であることが分かるだろう。
新しい監督については以前書いたので繰り返しになるが、いわゆる「ミシャ式」を知っているサンフレッチェOBが中心となるだろう。
森保一氏の復帰がベストだと思うが、現在日本代表監督を務めており、まだまだ辞める気遣いはない。
第二の候補としては、本来なら「ドクトル・カズ」こと森崎和幸氏が良いのだが、心身の事情でこちらも難しそうである。
そうなると、現状コーチを務めている青山敏弘氏が最適任になりそうである。
迫井ヘッドコーチも継続性を考えると選択肢になり得るが、スキッベ不在時にろくすっぽ結果を出せなかったことを考えると厳しい。そもそも、「スキッベ路線の継承」では現状のクソサッカーは改善されない。
次に選手である。
まずは「堅守」を取り戻すことが覇権奪回への最低条件である。
これまで佐々木・荒木・塩谷が鉄板の3バックであったが、今や佐々木と塩谷は守る方では計算できない。
今日も佐々木が相手の動きについていけず、簡単にシュートを打たれて失点した。(相馬が上手かっただけやんけ、という話もあるが)
少なくともこの老雄両名を補欠に追いやるレベルのDF陣の成長又は補強が不可欠である。
今のサンフレッチェのディフェンスは殆ど大迫頼みである。
仮に大迫が近い将来移籍などしようものなら、守備が崩壊して降格する可能性すらある。
降格するチームは往々にして守備が崩壊して降格するものである。(逆に守備さえまともなら残留は比較的容易である。)
そのことは歴史が物語っている。
次いで、決定力不足の解消である。
今日見たところでは、ジェルマンは来年不要である。
味方が良いパスを出しているのに全く反応できていない。恐らく旬を過ぎてスピードについていけていないのであろう。
そもそもこの男はACL2で前所属でもらったカードを消化せずにサンフレッチェで出場した所為で勝ち点剥奪を食らい、結果サンフレッチェはACL2で敗退し、結果クラブの財政にダメージを与えた疫病神である。塩でも撒いてお引き取り願うのが望ましい。
トルガイ・アルスランは昨シーズンは抜群の決定力を発揮して終盤の救世主となったが、今年はさっぱりであり去就の判断は微妙である。
ゴール前で気の利いた動きが出来て味方のゴールを誘発する能力があるのなら良いが、そういったところがなければ切ってしまうのも手である。
今日聞いたコメントで「あと数週間あれば90分出られる」と言っていたようだが、あと数週間も待っていたら全タイトルがなくなってしまう。
正直このコメントには危機感のなさが見受けられる。ここが「残ってくれ」と淀みなく言えない要因の一つである。
オフェンスに関して言えば、高さよりスピードとパワーを重視すべきである。
サンフレッチェの攻撃はサイドからのクロスに偏っており、相手にとって非常に対策が立てやすいものになってしまっている。
何かと言えばコーナーに逃げてコーナーキックは取るものの、殆どゴールに結びついた試しがない。
サッカーはバレーボールではないのだから、高さだけでどうにかなる競技ではないということを考えるべきである。
たとえばファジアーノ岡山にいるルカオのような選手が一人いることが望ましい。
何の役にも立たない小手先(足先?)のテクニックだけの選手はもはや必要ではない。
もう一つ言えば、かつての佐藤寿人氏のように駆け引きに優れていてゴールへの嗅覚のある選手がいればベストである。
しかし、そのような選手は国内外を探したところでそうそういないだろう。
佐藤氏は現役時代に自分のゴールを記録し、動画で研究し、全て覚えていたそうである。
このような選手が今のサンフレッチェにいるだろうか。絶対にいないだろう。
サンフレッチェは佐藤氏の過去のごにょごにょを理由に入閣を拒否するだろうが、コーチとしてその精神を今の選手たちに継承することはできないのか。
また、現有選手たちには、シュートを打てる時には打ちましょうね、ということを口を酸っぱくして教えてもらいたい。
今のサンフレッチェを見ていると、シュートを打つタイミングを間違っているとしか思えない。
シュートを打つべきタイミングで打てず、相手が守備を固めてから苦し紛れに打っているように見える。
結果、「シュートで終わる」と言えば聞こえが良いが、シュート数ばかり多くて確率が悪い。
決めるべきところで決められないのは下手糞なのだから練習するしかないし、そのような下手糞な選手ならチームからお引き取り願えば良いのであるが、単に「シュートが下手糞」というだけでは片付けられない理由があるのは間違いないと思う。
現状、サンフレッチェはリーグ上位の実力があるし、お客さんも連日大入り満員であり、金回りも良く、補強も十分に出来ている。
しかし、結果が伴わなければこの好循環は長くは続かないだろう。
金回りが良くて十分な補強が出来ているのであれば、それに見合う結果を出さなければならないし、出せなければお引き取り願うしかない。
そうしないと新スタジアムに飽きられると、勝てなくなればお客さんは来なくなり、入場料収入は減るし賞金も入らない。
補強にお金を掛けられなくなり、チームは弱体化する。一転して悪循環に入る。今のマツダスタジアムのような惨状に陥る。
地獄に堕ちるのはあっという間である。
…と腹立ち紛れに書いていたら、逆転したようだ。
1点目は私がさっき「バレーボールじゃあるまいし」と酷評したセットプレー(コーナーキック)からであった。
そして逆転の2点目は、私がさっき酷評した佐々木が得たPKを、やはりさっき酷評したアルスランが決めたものであった。
まあ今日のところはこれでええわ。たまにはこういうこともあって良い。
ただ、今回の拙文は選手もフロントも、良い意味での危機感を持ってやってもらいたい、という思いから書いたものである。
今年は良いのかも知れないが、来年以降はこのままでは下降線を辿るという危機感が私にはある。
何故なら、バカープのファンを馬鹿にしたような態度を目の当たりにし、サンフレッチェにはこのようになってもらいたくない、と思うからである。
「広島の埃」でなく「広島の誇り」であり続けてもらうためにも。
(バカープは「埃」どころではなく巨グs…いや、言うまい。お食事中の方もいらっしゃるだろうし。)
追記(2025.10.15)
サンフレッチェはルヴァン杯で横浜FCを下して決勝に進出したが、代償として田中聡が顔面骨折の重傷を負ったという。
結局のところ、クロスを上げて高さ勝負という何とかの一つ覚えの攻撃パターンが原因だと言える。
ACLEでも複数名の選手が空中戦で脳震盪又はその疑いで途中交代を強いられるシーンがあったが、ついに長期離脱者を出してしまった。
仮にサンフレッチェが複数タイトルを並行して狙うのであれば、今すぐファイトスタイルを変えないと手痛いしっぺ返しを食らうことになる。
そのことを痛感した一件であった。
追記(2025.10.25)
今日はNHK-BSで京都サンガと鹿島アントラーズの上位対決をテレビ観戦した。
京都の選手のファイティング・スピリットは素晴らしかった。
勝たせてあげたかった。
同じ紫でもどこぞのチームとはえらい違いだと思った。
どこぞのチームは今日試合をしていたのだろうか。
仮にしていたとして、真面目にプレイしていた選手が何人いたのだろうか。
曺貴裁とスなんとかの監督の違いだけでこうまでチームの姿勢に差が生まれるものだろうか。
スなんとかの罪は重い。
早々にドイツに帰ってほしい。