スポーツのコーナー(廣島死闘篇)

2025.9.20

来年に向けて(願望込み予想)

9月20日、広島東洋バカープのBクラスが確定した。
他のチームがだらしないから今日まで延びてしまったが、来るべきものが来ただけである。
正直言うと、もう少し早く決まってくれればまだ出来ることがあったろうに、と思う。
あと7試合しかないのだから、若手を試すとかそういった「来季への準備」も限られたことしか出来ない。
まあ仮にあと何十試合残っていてもやらないのが新井なのかも知れないが。

さすがに馬鹿で人好しのファンたちもいい加減に堪忍袋の緒が切れたようで、マツダスタジアムはガラガラである。
観客動員数はまだ2万人いるらしいが、とてもそうは見えない。
多分新井に騙されて年間指定席や春先のチケット販売に乗せられて買ってしまったものの、見に行かなかった者が多いのであろう。
彼らは新井に対して損害賠償請求をする権利がある。
まあ「騙された奴が馬鹿なんじゃい」と言われて退けられるだろうが。

こうなると、地元最終戦での新井の挨拶が大変楽しみになってきた。
去年の最終戦では「新井辞めろ」の声はそれほど大きくはなかったし、「痛みを伴う変化云々」の話でファンを黙らせた経緯がある。
今回はそうはいかないだろう。
あの伝説のノムケンの挨拶での「責任は感じるのではなく取るものだ」という野次、怒号を超える大ブーイングが予想される。
もしかすると新井が阪神に移籍した時の初打席でのアレを超えるものが見られるかも知れない。
ただ、そんなにお客が入るかどうかは分からないが。

こうなると、さすがに何らかの落とし前をつけないと来季の観客動員に響く可能性がある。
それは松田元の望むところではないだろう。自分のお小遣いが減るのだから。
多分編成部長の山根雅仁は詰め腹を切らされるだろう。
それだけで済むのであれば、こんなに安い腹はない。
まるで役に立たなかった現役時代から長年カープに寄生して来たが、残念ながら年貢の納め時である。

それで済まないのであれば、首脳陣の入れ替えということになるだろう。
ここは考えどころである。
「新井辞めろ」の声は激しいが、なら新井以外なら誰でも良いのかと言われたらそうではない。

中でも考えられる中で最悪なのは東出である。
彼は2022年に野手総合コーチとなったが、殆ど何もできず、佐々岡政権にとどめを刺しただけで終わった。
また、「どうせ走らせても失敗するから」という理由で機動力野球を全否定していたと記憶している。
まあ今年のカープを見ていると強ち間違いではないのかも知れないが、それは置いておいて。

二軍監督の高信二も、それなりに有望な若手を抱えているにも関わらず実はウエスタンでブービーである。
ビリは実質セミプロのくふうハヤテなので、プロの中ではビリである。
上4つが全て10以上の貯金がある中、借金を20も拵えている(9月20日現在)。
いくら選手の出来が悪いとはいえ、勝つことも育成も出来ていない指揮官を一軍の監督にするのはさすがにファンを舐めている。

仮に松田元が来季の自分のお小遣いを心配しているのであれば、この両名の監督昇格はあり得ない。
そもそも彼らには華がなく、お世辞にも客を呼べる存在ではない。新井の方がまだマシなレベルである。
普通に考えたら絶対にあり得ないのだが、今のバカープならやりかねないので一応釘を刺しておく。
これは松田元のためを思って言っているのである。

そうなると、次の監督は非常に人選が難しい。
黒田博樹アドバイザーや石井琢朗の待望論が出ているが、多分無理だろう。
新井がいなくなれば黒田もいなくなる可能性が高いし、タクローさんだって今せっかく関東で幸せに暮らしているのに、わざわざ泥を被りに広島くんだりまで来ないだろう。そもそも今のザマで監督をお願いするのは失礼というものである。

次善の策としては、現状のカープに危機感を抱いているOBである。
ノムケンと緒方の名前がよく挙がるが、ノムケンは前回監督をやった所為で心身の健康を著しく損ねたらしいからないだろう。
あの時よりさらに酷い現状でやらせたら、任期を全うできずに命を落とす恐れさえある。
そうなると、現状では緒方一択である。
金本や前田智徳さえ「キレたら一番怖い」と恐れていた彼であれば、現在の緩み切った雰囲気を一掃してくれるだろう。

話は戻るが、仮に山根が編成部長の職を下りるのであれば、編成の要職(GMクラスの名義)として佐々岡、金本の両名を入れてほしい。
佐々岡は監督としては散々なものだったが、ドラフトでの目利きはかなりのもので、投手力に関しては後の3連覇に貢献したと言って良い。
金本は阪神で、当時大ブーイングを浴びた大山のドラフト1位指名をはじめとする野手中心補強を敢行し、今の黄金時代の礎を築いた。
このお二方で投手と野手の両輪でもってチーム強化をしていただくことは出来ないものだろうか。

そして次はコーチ陣である。
朝山に対する怨嗟の声が激しいが、彼は「二軍であれば」まだまともな指導が出来る方である。
一軍でその時の対戦投手に対する攻略法の伝授がクソほども出来ないだけであり、たとえばフォームの矯正などは得意分野である。
仮に朝山をクビに出来ない闇の事情があるのならば、二軍打撃コーチに据えた方が良い。どうせ新井が辞めれば弟も辞めるだろうし。

投手コーチについては、ノムスケは当然留任させるべきである。
今上手くいっているので、それを変える必要はない。仮に調子に乗って一軍に上げると朝山の二の舞になるだろう。
横山は偉そうなことを言うだけで一軍でも二軍でも機能せず、現状の投手崩壊を招いた。ここは代わらなければならないだろう。
永川は後ろを務めていたのでその事情を知っていただろうに、結局焼け野原にしてしまった。ここも情状酌量の余地がない。

その他、今のだらけたムードを蔓延させたと悪評高く、また「壊れた信号機」扱いされている赤松も責任を問われなければならない。
三好も同罪だが、まだ1年目なので様子見になるだろうか。
石原は同姓の若手捕手を育てきれず、チキンリードを教え込んで混乱に陥れた責任は極めて重い。
まともな配球を知っている者にその席を譲るか、あるいは配球については口を出さず黙っているべきであろう。

さて、その代わりであるが、監督のところで述べたように、カープを愛し、現状を危惧するOBしか事実上選択肢はないだろう。
(本来外部から招聘するべきであるが、こんなチームのためにわざわざ広島くんだりまで来てくれる変わり者はいないだろう。)
比較的舌鋒鋭く今のカープを批判していたのは安部友裕、高橋慶彦あたりの名前が浮かぶ。
こういう愛ある批判をしてくれるOBはもう少し大切に扱った方が良い。
その度量がないのが松田元の松田元たる所以なのであるが。

次いで選手である。
投手については、一軍での登板がなく、ファームで防御率が3.00以上だと危ないと思う。
該当するのは大道、ケムナ、赤塚、河野、日高の5名である。(黒原は怪我なので除外)
これに加え、一軍での登板があっても悲惨な投球しか出来なかった益田、長谷部も危険水域である。
外国人枠のドミンゲスを含め、この8名の中から5〜6名は戦力外通告を食らってもおかしくはない。

野手については、一軍出場がなかったのは次のとおり。
・捕手:持丸、高木、清水
・内野手:渡邉、韮澤、仲田、佐藤
・外野手:宇草、松山、中村(貴)

このうち、捕手で危ないと言われるのが持丸である。ファームでも打率1割そこそこで守備面も振るわず、実力不足を露呈している。
内野手は、渡邉はルーキーであり、仲田もまだ若いのでないだろう。佐藤も育成中だが、ファームでの数字が良くない。今すぐはないと思うが、来季伸びなければ育成再降格やクビはあり得ない話ではない。韮澤は…お察しください。
外野手は3人とも極めて危険である。松山は引退してコーチ就任の可能性もある。

この他、一軍での出場があったとしても危ないと噂されているのが、特にベテラン勢を中心に数名いる。
會澤、上本、田中、堂林に加え、中村(健)あたりも私は危ないと思っている。
この中で、會澤は残る可能性が高いと思う。今年は坂倉も石原も当てにならなかったので、特に大瀬良先発時には消去法でマスクを被った。
田中は醜聞の所為でファンの心象が最悪だがファームでは戦力になっており、ファームが回らないということであれば残る可能性はある。

野手の候補は10名程度いるが、実際に斬られるのは6〜7名と見た。
投手と合わせて10〜12名が戦力外通告されると思うが、これでもまだ少ないくらいである。
現状70名の支配下選手枠がパンパンであり、ドラフトで6〜7名指名するし、外国人もドミンゲスの代わりは獲るだろう。
これでもう枠が2〜4程度しか残らないのである。シーズン途中の補強と育成選手の支配下登録枠を考えると、本来はもっと空けないといけない。

そうは言っても、若い選手を簡単に斬るのは考え物である。
去年「何故あんなのを残すんだ」と非難囂々だった中村奨成が今年あの活躍ぶりであるし、よそで開花した藤井皓哉(ソフトバンク)の例もある。
人選は慎重に行う必要があるが現状を鑑みれば、悪い言い方であるが見せしめの意味も込め、例年より厳しくする必要があることも事実である。
非常に悩ましいところではある。

次に考えなければならないのは現役ドラフトである。
ここでは、上述のクビ候補より1ランク選手としてのレベルが上の選手を候補として考える。
どのレベルの選手が俎上に乗るのか今一つ読めないが、少なくとも「クビ候補の最終処分場」ではないことは間違いない。
良い選手を獲るためには、良い選手を出さなければならない。

であれば、少なくとも一軍で出ていない選手は除外しなければならない。
一軍で、野手なら10〜30試合程度、投手なら先発で20イニング、後ろなら5〜10試合程度登板が目安と思う。若ければなお良い。
該当する野手は林、山足、田村、久保、前川である。
絶賛育成中の田村と前川、前年に現役ドラフトで獲得したばかりの山足はないと思われるため、候補は林か久保と見る。
投手の該当者は常廣、佐藤、アドゥワ、遠藤、辻であるが、常廣、佐藤、辻はまずないだろうから、アドゥワか遠藤が候補と見る。

最後にドラフトである。
正直全てが補強ポイントである。
前回書いたように、インサイドワークに優れる守備型の捕手の補強は絶対として、即戦力投手も欲しけりゃ大物打ちの野手も欲しい。
全てのポジションにおいて、「いい選手から指名する」ことを徹底する必要がある。

そして、特に中〜下位ではいわゆる「一芸の持ち主」を優先した方が良い。
総合力に優れた選手は上位で消えるだろうから、中途半端な三拍子型を指名するくらいなら「ロマン枠」に賭けた方が良い。
菊池や矢野のような守備お化けでも良いし、とにかく足が速いとか遠くへ飛ばせるとか、そういう何か光る潜在能力を持った選手が欲しい。
その方が育成しやすいし、監督としても使いやすいだろう。

そのような中で各スカウトで意見がぶつかるようなら、今までの活躍実績で勝る者の意見を優先させるべきだろう。
上述の佐々岡や金本のようなまとめ役の目利きがいないのであれば、そこは実力の世界である。
なお、まとめ役としては松田元は不適格である。
ドラフト会議当日は誰か松田元に一服盛って、便所から出られないようにしておいてもらえないだろうか。

…つらつら述べたが、少なくとも(←ここ重要)バッサリやらないと、来季もバカープはバカープのままであり、スタジアムに閑古鳥が鳴くだろう。
そもそも去年新井に騙されてチケットを買った人たちもさすがに二度は騙されまい。
それが嫌ならば、一旦チームを解体するくらいの覚悟で再建に取り組まなければならない。
ここに書いたことがどのくらい現実になるか、カープを応援する皆様方は是非とも注目していただきたい。


追記(2025.9.21)
今日の試合で、上述の選手のうち清水が一軍での出場を果たした。
滅多打ちに遭った上に送球エラーがつくなど、散々なデビュー戦であったが、これは仕方ない。

まず大量失点については、清水の未熟さもあるかも知れないが、原因の大半は常廣のノーコンである。
せっかくの一軍デビュー戦でこんな投手と組まされたのでは清水が気の毒だ。
何せ自分が構えたところに全くボールが行かないのでリードのしようがない。

私は上記において現役ドラフトの候補として「常廣はあり得ない」と書いたが、常廣でもいいような気がしてきた。
前回も書いたが、彼は学業に関してはぬるぬるであるはずの私文(青山学院大学法学部)で2留したという伝説の持ち主である。
結局学業が半端な者は野球でも半端で終わるものである。
(病気をしたとか何か理由があるのなら別だが、そのような話は寡聞にして聞かない。)
今ならドラ1プレミアムがまだ効くはずだから、もしかしたら引き換えで良い選手をもらえるかも知れない。

送球エラーに関して言えば、あれは清水も悪いが小園がもっと悪い。
カバーに入っておいてあれを後ろに逸らすとは何事か。
清水と同程度の若手ならともかく、結構なキャリアを積んだ主力がこれでは目も当てられない。
大方てめえのタイトル争いで頭が一杯で守備に身が入っていなかったのだろう。

若手を試すのは大いに結構なのだが、それでも現レギュラーも混じってやるのだから、彼らは手本を見せなければならない。
それが率先して気の抜けたプレイをしてチームを敗北に導くのだから救いようがない。
小園に関しては自称ファンがやたらFAを気にしているが、どう扱ったって出て行くものは出て行くのである。
小園のためにチームがあるのではない。この程度のことが分からない者は物を言わないでいただきたい。
カープの再建にとって一番邪魔になるのは、無知で馬鹿なファンであると断言しておく。


追記(2025.9.22)
今日カープは、菊池、秋山ら主力6選手を二軍に落とした。
俗に言う「来年モード」であり、恐らく若手を上げて使おうということであろうから、これは理解する。

しかし、理解できない奴もいるらしい。
「菊池を落とすとは何事か!シーズン連続100安打の記録を何と思っているのか!」
という声があった。
菊池の昨日までの安打数は88本である。

菊池が6試合で12本もヒット打てるか、バカ。

「菊池と秋山を落とすとは何事か!2000本安打の記録を何と思っているのか!」
という声もあった。
調べたところ、2000本安打まで菊池が212本、秋山が239本である。
翻って今シーズン137試合を終えた時点での安打数は菊池が88本、秋山が38本である。

6試合余計に出たところで焼け石に水だろうが、バカ。

さらに言うと、「新井は4位も諦めたのか」と言う奴もいた。

4位も5位も同じだ、バカ。

むしろドラフトのことを考えれば下手に4位で終わるよりも5位で終わった方がマシである。
出来れば最下位まで落ちた方がこの点で言えば良い。さすがに無理だろうが。

で、こういうことを言う奴が最後に宣う本音はこれである。

「せっかく見に行くのに菊池も秋山も見られないなんて!プンプン!」

はいはい、松田元の集金奴隷ご苦労様です。


新井に何某かいちゃもんをつけたいのは理解するが、これは単なる難癖である。
こういうことを言う奴のことを私は「無知で馬鹿なファン」と呼び、「カープの再建にとって一番の邪魔」と言うのである。
理解していただけただろうか。


追記(2025.9.28)
先日、新井の続投が発表された。
どうせそういう球団だろうと思っていたから別に驚きはないが、今日の試合で相次いで負傷者が出たのは野球の神様の怒りであろう。

野球を舐めるな、と。

野球を舐めていると言えば、今日の試合でまたも青学で2留した某投手(もう名前を書く価値もない)が8失点と炎上し、チームを敗北に導いた。
驚くべきことに青学を2留した某はキャッチャーの清水のサインに何度も首を振っていたのである。
どうせキャッチャーの構えたところに投げられもしないくせに、大した面の皮の厚さである。
もう奴が一軍で投げることは金輪際ないと思うが、二度と清水様のサインに首を振るんじゃねえぞ!てぃっ!

それにしてもこれだけ酷い投球をするというのは、何か技術的な部分以外で理由があるのではないだろうか。
3留しそうだというのならまだ良いが(いや、良くはないが)、再来週あたりの週刊文春で、「私は広島のドラ1若手投手に弄ばれた!」みたいな記事が出たりはしないでしょうね。
どこぞの誰かみたいに、「中絶を強要された!しかも中絶費用を割り勘にされた!」とか出ないでしょうね。

この弛みきったクソチームはここ数年この種の醜聞が後を絶たないだけに、非常に心配である。
ましてあの青学である。女遊びしようと思えばやり放題である。
杞憂であることを祈るが、私の悪い予感はよく当たる。
こういうことがあると現ドラでも売れなくなるので、慎んでもらいたいと心から願う。


追記(2025.10.4)
今最終戦が終わり、セレモニーを見ている。
新井は「来年以降もこの苦しみは続く」と宣ってブーイングを浴びたが、その後を狡猾に取り繕って口先で誤魔化し、早々に自らのスピーチを切り上げて退団・引退選手にマイクを譲った。

簡単に言えば、「変わるとは言ったが変わるとは言っていない。来シーズンも同じようにやるからよろしくね」ということである。
こんなに人を馬鹿にした話はないのだが、愚かな松田元の集金奴隷たちはコロッと誤魔化されて激励の拍手を送った。
もはや処置なしである。

繰り返すが、今日わざわざスタジアムに行って新井に拍手を送るような者のことを「無知で馬鹿なファン」と呼び、「カープの再建にとって一番邪魔」と私は呼んでいるのである。
いい加減に理解していただけただろうか。


追記(2025.10.25)
ドラフトと戦力外通告がほぼ出そろった。
詳細は別途書くと思うが、ざっくり言うと、
(出)投手2(赤塚、河野)、捕手1(磯村)、内野4(田中、上本、山足、韮澤)、外野3(松山、宇草、中村健)
※名原は育成再契約、小林は育成→再契約なし
(入)投手4(齊藤、工藤、赤木、高木)、捕手0、内野2(勝田、西川)、外野1(平川)※育成で捕手1、内野1

私が渇望していた即戦力捕手の指名はなかった。
愚かなるフロントは二俣を捕手再転向させてお茶を濁す所存のようだが、今回切った磯村より上手くなる確証があるのだろうか。
あるいは誰か他所から獲ってくる当てでもあるのだろうか。
後者ならともかく、前者なら救いようがない。
プロ野球経営はパワプロとは違う、ということを誰か松田元に教えてやってもらいたい。

 

スポーツインデックスへ