私はTV版の「マクロス」を毎週見ていました(一緒に放送してたのはアニメ版の「レインボーマン」!)が、映画版は見に行きませんでした。当時多かったただの再編集版だと思ったからです。テレビ版では当時としては画期的な映像で(逆にとんでもない画も多かった…)ストーリー的にもロボットアニメとは違った新鮮な内容でした。
 当時、リン・ミンメイ役の飯島真理が歌手としても大ヒットしましたし、現在の声優ブームの先駆けだったと思います。

 そして大学生の頃、暇だったのでビデオを借りて見たところ想像していた物と全く違い、全編書き直されたオリジナルになっていました。TV版よりも更に精密な画になっていましたし退屈だったTV版後半をカットしたテンポある素晴らしい作品になっていました。(字幕が入るアニメも当時新鮮だった…)
 その後LDが発売され、ビデオ版と違いステレオ版になっていました。(劇場版がステレオかどうかは不明…)そして8年後、完全版と称したLDが発売され見てみたのですが、本編には手が加えられて無く当時間に合わなかったエンディングのみが変更(これも過去発売された「フラッシュバック2012」のもの)、音声はドルサラになっていましたが一瞬サギか?と思ってしまったりしました…

 今をときめく「エヴァ」や「ナディア」を手がけた庵野秀明監督が原画スタッフで参加していることもあり、現在のアニメと比べても遜色無い完成度の高い作品だと思います。(アニメだからといって頭ごなしにバカにしてはいけないと思う作品です。)






1984年 日本・東宝配給作品
カラービスタサイズ 115分

監督 : 石黒昇・河森正治
脚本 : 富田祐弘
ストーリー構成・脚色 : 河森正治
制作 : 大西良昌・吉田健二
キャラクターデザイン : 美樹本晴彦

リン・ミンメイ : 飯島真理
一条輝 : 長谷有洋
早瀬美沙 : 土井美加
フォッカー : 神谷明
グローバル : 羽佐間道夫
クローディア : 小原乃梨子
ブリタイ : 蟹江榮司

主題歌
「愛・おぼえていますか」
歌 : 飯島真理

 この作品は84年初公開時間に合わなかったエンディング部分を、87年発売のオリジナル作品「フラッシュバック2012」から再編集、音声をドルビーステレオに再編集した「完全版」が92年発売、海外で上映された「海外版」が87年に発売されています。


    

 とにかくこの作品の見所はミンメイの歌と共に進む最終決戦の5分間です。TV版での決戦が2,3週続くのかと思わせておいてすぐ終わってしまったという感覚からは想像もできないくらいダイナミックに進みます。いまだに私の中では映画史上最高の5分間です。
 しかし全36話のTV版をよくこの時間に収めたと思います。(映画化されたのは27話まで)複雑な人間関係だったTV版をよく表現してあると思います。しかもTV版を見たことがある人にはニヤッとするシーンが多くあります。(逆に見たことのない人には何のことか解らん…)
 しかし映画化で一番良かったのは美沙の髪型が変わったことです…。


    

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