■TVアナウンサー教育失敗

料理番組系のテレビアナウンサーは、味のおいしさを、テレビ視聴者に分かるよう伝える事だが、こんな事例があった後、事情が変わってきた。

特製のみそを使い高級素材、アワビ、サザエに塗り込み、そして焼きあがった食材を一口、そして女性アナウンサーは「まるで”焼きおむすび”のようでおいしい。」これが問題であった、高級食材を、焼きおむすびと並べられた、お店はカンカンであった。これが生放送であったから、修正が効かなかった。

後で、上司からおしかりをうけたが、女性アナウンサーは、悪びれる事も無く「おいしさを伝える事が重要だと、社内教育で教えられてきました。その通りに実行しただけです。」と弁解した。

確かに、女性アナウンサーは教えられた事を、そのまま実行していた。それからテレビ局は、アナウンサー教育に問題があったとして、料理については”おいしい”だけを発言するように、再教育が徹底された。それ以後、おいしいさを伝えるには、カメラ撮影に頼るしか方法が無くなった。

もし、「焼きおむすびの100倍おいしい」と言っていれば、テレビの歴史は変わったのかもしれない。

(2004/10/24/17:31 場度売新聞 無断転載禁止)


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