価値ある1本!

11月9日  京都府丹後半島沖
HITJIG   K.I.JIG 100g グリーン
       
FISH ヤズ  2匹

今回はアルバトロス(今井船長)さんにお世話になりました。
高速船で居住性も良く、今井船長さんも穏やかで快適な釣りを楽しませて頂きました。

今釣行の目的は、この海域の釣りを実際に現場で感じることと、コンビネーションジャークの元祖と思える「丹後ジャーク」を学ぶことだった。
この海域に古くから精通されている方によると、ナイロンラインを使っていた15年位前から「丹後引き」と称して、早巻きからミドルジャークをおりまぜたジャークスタイルがあったそうです。さらにPEラインが普及し始めた10年位前にはすでに「但馬ジャーク」と称して、一連の流れの中で、ジャカ巻き、ミドルジャーク、ロングジャークを状況に応じて演じる、現在のコンビネーションジャークが確立されていたとのこと。
魚を引き付ける、追わせる、食わせのタイミングを与える等、基本に通じるものは同じだが、リーリングやロッドワークの変化が派手で、ジグの操作にメリハリがある釣り方という印象を受けた。

事前にこの海域の釣りを知っている方に、私の釣りでは魚が釣れないと言われていた。それだけ釣り方が違うという意味だと思うが、釣りを始めるとその通りだった。渋い状況の中、周りでは100g程度のショートジグ&丹後ジャークで、ハマチクラスがポツポツとヒットしていたが、太めのライン、大きめのジグで巻くスピードも遅い一発狙いスタイルでは、サワラが一度あたっただけであった。
本命ポイントの100mラインでの釣りも終わり、港に戻りながら釣りをすることになった。さすがにここまで来て、魚に触れないのは辛いと思い、アタリを取りにいく釣りを展開することにした。
柔らかなロッドに細いライン&ショートジグ。釣り方はもちろん丹後ジャーク!

即効で結果が出た。場所を変わっても続けて同サイズをゲットした。

ヒットジグ
K.I.JIG 100g グリーン

魚のサイズ以上にこの地の釣り方で釣ったことは、私の中では非常に価値が大きい。まだほんの一部を知っただけであるが、この海域に通われるアングラーによって確立された、ジャークスタイルと実際の釣果を見て、その有効性を知ることができた。大変勉強になったし、既存のジグも使い方一つでもっと生かせられると感じた。

(ストロークの大きなワンピッチジャーク=平戸ジャークというような、明確なジャークスタイルの定義が分からないので、ここではメリハリのある派手なコンビネーションジャークをまとめて「丹後ジャーク」として表せて頂きました。)

今回の釣行で、何から何までお世話になった、滋賀県在中の野口氏(左側)と一緒に記念撮影。
ジギング歴は短いそうですが、永井誠一師匠のもと、各地のフィールドを釣り歩いている熱心なアングラーです。
今後ますますのご活躍を願っております。
大変ありがとうございました!



スタッフ 岩佐


今回の使用タックル

ロッド:MCワークス NB592SSエボリューション
リール:
ダイワ セルテート3500HDカスタム
ライン:
クレハ シーガーマルティア PE2号
リーダー:
クレハ ショックリーダーフロロ 30LB
フック:カツイチ パイク AS-03 3/0

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