ファーストヒットは６キロほどの瀬付きのヒラマサだった。萩港より９時過ぎに旅客船「おにおうず」で見島を目指した。１時間４０分くらいで見島の宇津港に着くので、初日は午後からの釣りになり、翌日は昼までの釣行だった。
前回同様、私の目的はアスナロⅡ１４０、１７０ｇ、２００ｇのテスト。使い手側からすれば、フォールや泳ぎは良いと思うが、実際に魚の側線で感じてもらうしかない。
早々に準備して、タックルを船に積み込み、八里ヶ瀬に向かった。この船はスパンカーが無いのでドテラ流しの釣りになる。
途中、漁師さん達がブリを釣っているポイントで少し竿を出したが、ブリの移動が早く、ノーバイト。
八里に着いても潮は動いていたが、食いそうで食わないといった感じだった。
瀬を流したり、鳥を追いかけたりしながらしばらく釣れない時間が過ぎていった。
ファーストヒットは６キロほどの瀬付きのヒラマサだった。
ヒットジグ
アスナロⅡ １７０ｇプロト タチウオ
ロッドはシャくらず、ゆっくりハンドル１回転ごとに止めを入れ、ヒラッヒラッとフラッシングのみでバイトに持ち込めた。
極端な使い方だが、コンセプト通りで私としては意味のあるの結果。
無理にジグを横に向ける必要もなく、かなり楽な釣り方です。最近の渋い状況では、こんな釣り方が効果的な感じがします。
２本目は９４ｃｍ、１１．２キロのブリだった。丸々していたので、もう少し重量があるかな？と思いましたが、長さがありませんでした。
ヒットジグ
アスナロⅡ １７０ｇプロト ピンク
ヒットパターンは１本目と同じ。１００ｍの水深で、下から２５ｍくらい巻いたところで食ってきた。魚の遊泳層が広く、巻く距離が長い春のパターン。
３本目の小ブリもヒットパターンは同じ。ワイドヘッドで水を受け、ヒラッとさせてスリムなリアに水を抜けさせるアスナロⅡの形状は、使い方さえマッチすれば違和感の無い波動で魚っぽく感じるのだろう。あくまで仮定の話だが、強く、ガンガンシャくった時より、ヘッド部だけを動かすイメージでシャくった時のほうが、良い結果がでることが多い。
山下氏と堀江氏も小ブリをキャッチし、初日が終了。５人でブリ１本、小ブリ３本、ヒラマサ１本、マダイ１枚でした。
夜のうちは風速２０ｍくらいあり、二日目は中止かな？と思っていましたが、波っ気はあるものの６時半頃出船。
最初のポイントではシオ(小カンパチ)がポロポロつれた。みんなで１０匹くらい釣ったところでここは見切り、大型のヒラマサを狙いに、昨日同様、八里ヶ瀬に向かった。
八里もいい感じに潮が動き、良い反応もあるのだが、なかなかヒットしない。
均衡を破ったのはフィードの堀江氏。６キロクラスのヒラマサをゲット。
ヒットジグ
アスナロⅡ ２００ｇプロト タチウオ
このヒットでヒラマサの捕食スイッチが入り、爆釣モード突入。魚探でもヒラマサがジグに着いて上がってくるのも確認できた。
高祖氏も良型のヒラマサをゲット。
ヒットジグ
アスナロⅡ ２４０ｇ ピンク
両氏共、ゆっくりだが軽くシャクリを入れながら連続ヒット。
アスナロⅡで３度もダブルヒットを見せてくれました。
私もロッドティップだけでチョンチョンとワンピッチジャークでシャクり、アスナロⅡ２４０ｇイワシでヒラゴクラスをキャッチした。
ジグの動かし方ひとつでかなり喰いに差が出ることも痛感したと堀江氏も言われておりましたが、私も同感です。前回の大社沖での釣り方を勉強させて頂いたおかげで、今回の好釣果に繋げることができた。
現場から生み出し、その真価を問われるものまた現場だ。
今回の釣行でまた一つ、ジギングの面白いところが見えたような感じがします。
船中５人でヒラマサ８キロ～ヒラゴ１８本くらい、シオ１０匹くらいでした。
スタッフ 岩佐
ヒラマサ狙いの間に釣りました。