統合失調症は、発祥当時はかなり苦しい、
見知らぬ他者の声がまるでシャーマンにでも成ったかの様に絶えず聴こえてくる
仕事にならない、でも何年か薬と併用してストレスを無くす努力をすれば、
かなり良くなります、一番悪かった時を100%とすると今は20〜30
位です、頭の辺りに、じんじんした感じや締めつける様な感じは未だに残っています。
ぼくは、この病気にかかってマイナス面ばかりだったけど、一つだけ良かったことは
世の中にはこうした病気で苦しんでいる方が一杯いると言うことを知ったことです
実際に自分で経験すると、前より人に優しくできる様になりました、
寛容になりました、ぼくは、岸本先生にお願いして、抗精神薬の投薬を今は止めて
頂いています、眠れない時やイライラした時の為に今でもデバスだけは頂いています。
最初のころは、晴天の霹靂という感じで何が何やらさっぱり分からなくて、でも、
万人にはできない経験を、ぼくは自分の一生の間に経験できたし、ニーチェは苦悩から愛を
と言われています。神様はきっとその苦悩に打ち勝てる人だけに、この試練を与えて下さるのでしょう。
キェルケゴールは、人間だけが苦悩する、そのことだけが、人間が他の生物に勝って優越である。
と言っています、統合失調症になって苦しむことそれは決して恥じ入ることではありません
他の人より繊細な感受性を持ち、あまりにも人間的である為に、人間的に苦しむのです。
前向きに真っ直ぐ生きること、生き抜くことそれが得難く尊いのです。