西日本最高峰!!石鎚を制す? 


石鎚を望む

今回は、会社の飲み仲間たち(年上の人たちばかりなので、たちは失礼かな?)と石鎚山に挑みました。
石鎚山といえば、鎖と連想するほど険しい山なので、不安を抱きながらも、半ば強引に連れていかれたというのが
正直なところです。
広島を午前2時に出発し午後10に帰宅という、超ハードスケジュールです。
広島からの所要時間は、約8時間(片道)といったところでしょうか。
ルートは、広島<車>竹原<フェリー>今治<車>石鎚・土小屋<徒歩>石鎚山頂です。



石鎚神社の鳥居

松山市よりR33を高知市へ向かい御三戸(おみと)の交差点を面河(おもご)方面へ、しばらくすると
石鎚スカイラインに到達するのでそのまま土小屋まで、左手に石鎚を見ながらワインディングを楽しむ。
土小屋に撞着すると石鎚神社の鳥居が出迎えてくれます。
そこで、車を止めて登山準備をします。
石鎚神社で、登山の無事を祈願して、出発!!


登山道 登山道 二の鎖元分岐点


登山道は整備されており、一見ハイキングの様に思えますが、ここから4kmほどアップダウンが続きます。
しっかり、水分を取りながら登りましょう。(汗で喉がカラカラになります。)
また、整備されてるとはいえ、足元が危険な場所もあります。
約1時間30分くらい歩くと、二の鎖元分岐点に達します。
ここは、石鎚神社成就社からのもうひとつの登山道と合流する地点です。
こちらは、3kmと距離は短いのですが、険しい道であり、試しの鎖・一の鎖があります。
さあ、ここからです。
二の鎖が、待っています。
今回は、寝てないし、約200km運転してるし、約30kgの撮影機材を担いでいたので、巻き道を・・・(言い訳)
本当は、鎖を使って登ることに意味があるのです。


天狗岳を望む 三の鎖

二の鎖元分岐点より、巻き道を進むこと約40分、弥山(1,955m)に到着です。
この間に、三の鎖もあるのですが、前述の理由から巻き道を・・・(要は、意気地なし!?)
最高の眺め!!と行きたかったのですが、あいにくガスが出てきて太平洋側が霧の中へ。
しかし、小学校の頃習った、中・四国の気候を実感しました。
(太平洋で温められた、南風が、四国山脈にぶつかり雲を生成する。)
しかし、なんとか西日本最高峰石鎚山天狗岳(1,982m)を見ることができました。
この天狗岳にも行けるそうですが、この日は、芸予地震の影響で危険な状態になっている為、登山道が閉鎖されていました。
山頂まで来て初めて、出発前の不安も一転、爽快感に変わりました。
ここで、今回の参加者の奥様が作ってくださった、レモンの蜂蜜?漬けが、美味しかった!!
この場をお借りして、「ありがとうございました!!」です。
ちなみに鎖の写真は、三の鎖を頂上から撮影したものです。


霧の中を

さて、登ったからには下山があります。
足元に注意しながら、下りましょう。
二人がすれ違うのがやっとの、巻き道を下ります。
お互いに、譲り合いの気持ちを持って、安全に下山しましょう。
しかし、出発前に今回の首謀者から聞いていた話では、下山者は登山者に対し「おのぼりさんかぇ」、それに対し
登山者は、「おくだりさんかぇ」と声を掛けるとのことだったのですが、一人しか聞かなかった。
首謀者曰く、「時代も変わったねぇ。」とのこと。
それはさて置き、霧の中の登山道はとても幻想的で疲れも吹っ飛んでしまった。
さて、全員無事下山し、土小屋から瓶ヶ森林道を一路東へ


瓶ヶ森

さて、約30分ほどすると、山の頂上付近が面河笹という熊笹の一種?で埋め尽くされた、瓶ヶ森に到着します。
ここは、道も整備されていて、ハイキング状態でしたが、ちょっと待て!!
笹の中に入ってしまえば、間違いなく遭難します。
写真の通り、1m50cm位の笹で覆い尽くされているのです。
自然の脅威ですね。 ここでは、笹の根が邪魔して木が育つことを許さないのだそうです。


吉野川源流碑 碑

瓶ヶ森を後に、寒風山トンネルに向け、林道を一路東に・・・。
ここで、「四国三郎」こと吉野川の源流に出会うことができます。
とはいっても、写真の通り源流碑しかないのですが。
この場所の標高が約1,700m、数100m下ったところのようですが・・・。
碑には、以下のように記されていたので紹介します。
「一滴の水が一筋の流れとなり やがて川を形成し 地域文化を育みながら海へと注ぐ 水は 生命の根源である  ここから始まる吉野川は「四国三郎」と称され 四国四県の人々は その川の恵みに喜び 脅威と戦いながら今日を生きている  我々は川の尊さを知り 恵みに感謝するとともに この川が永く人人に受され 親しまれることを願って  この碑を建立するものである」
う〜ん、その通りですね。
我々は、自然の恵みによって生かされているのです。
そのことを、省みることができる碑文でした。
下流では、いろいろなことも在るようですが・・・。


旧寒風山トンネル

さらに1時間30分ほど走ると、ようやく桑瀬峠に到着。
平均時速30kmとゆっくり下ってきたので、ちょっとかかってしまいました。(安全一番!!)
ここで、伊予西条方面に進むと旧寒風山トンネル(写真)なのですが、一旦、高知方面に進み全長約5kmの新寒風山トンネルを通行することにしました。
R194(愛媛県西条市ー高知県伊野町[R33と合流])を結ぶ道の愛媛と高知の県境にあるトンネルです。
愛媛県側の出入り口にカーブがある以外は、一直線の対向2車線のトンネルです。
しかし、桑瀬峠から新寒風山トンネルまではヘアピンカーブの連続を下って行くものすごい道です。
同乗者がいなければ、攻めてみたい道です。(^^ゞ
そんなこんなで、一気に伊予西条へ!!


夕日

西条市でR11に合流し今治へ向かう途中、うどんをすすり小腹を満たし、きれいな夕日に見送られ、いざ、フェリー乗り場へ!!
し、しかし、ここでミスが・・・。
そう、フェリーに間に合わなかったのです。(;;)
でも、「しまなみ街道(西瀬戸自動車道)」という強い味方が・・・。
一路、しまなみへGO!!
一気に広島へ向けマーチ君に鞭を入れ(燃料が・・・・)同乗者を送り届け、家路に。
ここで、落とし穴が!! そう、実家付近で広島では有数の花火大会が・・・(渋滞)・・・ふぅ。(><)
最後が、一番辛かった。


                            
★☆★ 行程表 ★☆★
ルート 費用 時間
自宅<温品道路+山陽自動車道>竹原市
(広島東I.C〜河内I.C )
1,250 1:20
竹原市<フェリー>今治市(波方)
中・四国フェリー
5,000 1:00
今治市<松山自動車道>松山市
(今治湯の浦I.C〜松山I.C )
1,400 0:40
松山市<R33>美川村<県212+R494>面河村<石鎚スカイライン>土小屋 −−−− 2:00
土小屋<徒歩>石鎚山弥山<徒歩>土小屋 −−−− 5:30
土小屋<瓶ヶ森林道>瓶ヶ森 −−−− 1:50(途中休憩+瓶ヶ森散策、1:20分)
瓶ヶ森<瓶ヶ森林道>吉野川源流碑<瓶ヶ森林道>桑瀬峠 −−−− 1:40
桑瀬峠<旧R194>寒風山トンネル −−−− 0:20
寒風山トンネル<R194+R11>西条市 −−−− 1:10(食事[うどん]含む)
西条市<R11+R196>東予市 −−−− 0:30
東予市<今治・小松自動車道>今治市
(東予丹原I.C〜今治湯の浦I.C )
300 0:30
今治市<西瀬戸自動車道>尾道市 5,250 0:50
尾道市<温品道路+山陽自動車道>自宅
(福山西I.C〜広島東I.C )
2,000 1:50

さて、今回の走行距離は.....509km。 ま、往路でフェリーを使ったので、そこそこですね。
行程表の料金は一人で行った場合です。(フェリー)


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