Eart Mmind

また同じ夢を見たよ           黒い油の湖に
赤い海 紫の空             翼をとられ横たわる鳥
これで世界は終わると          はばたいた記憶も壊れ
思ったらいつも目が覚める        叫ぴだけが虚しく空を舞う
 窓を明けて空を見たよ          森は焼かれ仲間は消え
 息をすれば壌れそうに          今日はひとり死に絶えてく
 透きとおる空の青さを          最後のけものの目が
 何に感謝しよう             光って見えるよ

    - - - - - - - - - 
      傷つきやつれたいのちの呈
      その傷口に群がって
      争い奪いあい滅んでゆくのか

   類千年も(ぼくたちを)
   幾百年も(守りつづけた)
   この地球 誰のものでもない
   幾千年も(ぼくたちを)
   幾百年も(い抱きつづけた)
   この海の悲しみは深く
   幾千年も(ぼくたちを)
   幾百年も(許しつづけた)
   この空の怒りは高く
   la la la la 
   この地球 誰のものでもない

Do you Hear the Earth Mind?



  にるばーな

今校も眠れない夜が続く        望みの高さに裏切られて
闇に葬られおまえは女神        時の流れにもおののいていた
おまえを棄ててまで求めた世界     みなみなみなみな虚しくて
抱きしめればみんな幻         波に波に揺れてただよう

     瞳を閉じて
     息を静めて
     ため息の奥
     わたしは待ってる
     あなたの生れる前
     あなたの消えた後
     形もない
     名前もない

   いらだつこぷしをほどいて
   僧しみの唇ゆるめて
   疑いの耳をふさいで
   かけひきの涙ふいて
   深い夜の胸に眠りなさい
   暗い夜の闇に沈みなさい




  水の伝言

滅びた民族の言葉のように       はじめてこの星に芽生えたいのちは
ぼくの言葉はもつれた暗号      明日を夢見て望みをふたつに
だれかを呼んでいた         はなればなれに
だれも気づかない          <あなた>と<わたし>
どこまで歩いてゆけるだろうか    おそるおそる手を伸ばした
夜と星だけを友達として       遠い記憶をたどりながら
 こころ開けば            誰がいるの
 吹きこんでくる           霧に隠れて
 冷たい予感             近づけば消えた

     女のいのちは渦のなか
     男のいのちは風に流され
     天使の歌は空高く
     人の嘆きは地下深く
     重なることのない
     メロディライン
 
 生まれた時の忘れ人 やっときみに出会えたよ
 孤独・拒絶・寂しさも みんなきみに導くため
 幾千の夜 きみを待ち続け
 幾億の星 きみを探しつづけ
 からみあうふたつに時間 
 割れた世界がいまひとつに
   
 しっかりぼくを受けとめて 写しなぞり伝えてよ
 強く強く抱きしめて もうすぐ旅は終わるだろう
 たとえ世界の祝福なくても
 ぼくらは世界を祝福できるから
 きみの海にぼくは解けてゆく
 望むなら ぼくを呑みほして
      
   今夜ぼくは滅び 明日ぼくは始まる
   水になって流れるよ きみの命のなかを
   ラララ…




 
  序詩



死ぬまで天を仰ぎ
恥じることひとつないように
木の葉をゆらす風にも
わたしは患いわずらった
星を歌うこころで
滅びゆくもの すべてを慈しみ
わたしに与えられた道を
歩いてゆこう

今夜も 星が風に泣いている


(訳:抹茶)
*「空と風と星と」は韓国の詩人・伊東柱(1917〜45)の詩集です。