■フーリエ解析(7): 2次元フーリエ変換

2次元フーリエ変換は次式で定義されます(u、v は角振動数)。
  F(u, v) = 1/(2π)-∞-∞ f (x, y)e-j (ux + vy) dxdy  ・・・(式1-1)

  f (x, y) = 1/(2π)-∞-∞ F(u, v)e j (ux + vy) dudv  ・・・(式1-2)

あるいは、(u, v)を振動数(Hz)として次式で定義する場合もあります。
  F(u, v) = -∞-∞ f (x, y)e-j 2π(ux + vy) dxdy  ・・・(式2-1)

  f (x, y) = -∞-∞ F(u, v)e j 2π(ux + vy) dudv  ・・・(式2-2)

2次元フーリエ変換は2次元画像の変換などに利用されています。
 (注)フーリエ変換式中の定数:1/(2π)について
振動数(周波数)の単位をHz(通常の振動数:f)にするか、rad/s(角振動数:ω)にするかによって定数:1/(2π)が付いたり、付かなかったりします。 これは両者の関係:ω = 2πf に起因します。 しかし、変換式中の係数はあまり本質的ではなく、変換と逆変換とでつじつまがあっていれば問題ありません。
[参考文献]Wikipedia:フーリ変換

フーリエ解析(8): 離散フーリエ変換(DFT)
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