■女優 オードリー・ヘプバーン と ヘボン式ローマ字

 英語のアルファベット A, B, C, .., Z を用いて日本語を表記するローマ字には
  ・訓令式ローマ字
  ・ヘボン式ローマ字
の2種類があります。

 ヘボン式ローマ字は江戸時代末期に来日したアメリカ人宣教師ジェームス・カーティス・ヘボン(James Curtis Hepburn)が考案したもので、英語の発音に準拠して仮名とローマ字を一対一で対応させた最初の方式です。

 当時の日本人は"Hepburn"が「ヘプバーン」や「ヘップバーン」ではなく、「へバーン」、「ヘボン」と聞こえたらしく、「ヘボン」が定着したとされています。

 映画『ローマの休日』などで有名な女優オードリー・ヘプバーン(Audrey Hepburn、1929-1993)と ローマ字の創始者James Curtis Hepburn は全く関係がないようですが、同じ「ヘプバーン(Hepburn)」です。 ちなみに、今年(2009年)はオードリー・ヘプバーン生誕80年です。

 なお、アメリカの女優キャサリン・ヘプバーン(Katharine Houghton Hepburn、1907-2003)はヘボンの一族だそうです。
[参考文献] Wikipedia: ローマ字、 キャサリン・ヘプバーン

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