お茶やジュースのペットボトルは従来は丸形が主流でしたが、最近はこれを角形に変える動きが出てきているようです。ホーム
最大の要因は運送効率の向上にあります。
同じ容量の容器を作るとき、断面形状は円形の方が角形に比べて材料が少なくて済みます。
容器断面の周長をcとするとき、
・円形の場合:
半径r=c/(2π)
断面積 A1=π・r・r=c・c/(4π)
・正方形の場合:
辺長a=c/4
断面積 A2=a・a=c・c/16
・両者の断面積の比:
A1/A2 = 4/π
従って、同一材料では円形断面の方が約27%多くの容量にすることができます。
一方、運送時の箱詰めについて考えると、明らかに角形断面の方が無駄なスペースを減らすことができます。
円形断面では図のようにスキマが発生し、約2割強のスペースが無駄になります。