■絶対音感とは

 絶対音感(absolute pitch)とは基準となる音の助けを借りずに音の高さを音名(ドレミ…)で認識することのできる感覚です。
 2音間の音の高さの違い(音程)に対する感覚である相対音感に対して、音の高さ自体に対する直接的な認識力を持つ場合、特に「絶対音感」と呼ばれています。

 ウェブ上には絶対音感をテストするサイトが幾つかあり、簡単なチェックを行うことができます。

 音の高さは物理的には音の周波数の大小であり、ピアノの中央のド(C4)から1オクターブ上のド(C5)までの音名と周波数(Hz)の関係は次のとおりです。

音名と周波数(Hz)
音 名周波数(Hz)
ド (C4)261
レ (D)294
ミ (E)330
ファ(F)349
ソ (G)392
ラ (A)440
シ (B)494
ド (C5)522


 NHKラジオの時報は「ピ・ピ・ピ・ポーン」と鳴りますが、
 ・この「ピ」は440Hzで「ラ」の音、
 ・「ポーン」はそれより1オクターブ高い「ラ」(880Hz)の音
です。

 この「ラ(A) = 440Hz」の音は通常、楽器の調律の基準となる音として使用されます。

[参考文献] Wikipedia: 絶対音感

絶対音感をテストしてみよう

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