■車の数学(16): 車の速度と燃費の関係(経済速度)

 車の平均速度と燃費の関係は一般に図のようになり、速度が60km/h程度まではほぼ速度に比例して燃費が上昇していきますが、速度が80km/hを超えるあたりから逆に燃費は悪化していきます。

 これより、一般道では40〜60km/h が、また高速道では80〜100km/h が経済速度とされています。



 高速道では一般道に比べて燃費がよいことは実感されるところですが、80km/hを超えると空気抵抗が急激に増大して燃費が悪くなります。 特に急ぐ時は別にして、高速道でもゆったりした速度で走った方が経済的で環境にも優しい運転と言えます。
 追い越し車線では外側の走行車線より一般に高速で走行しており、燃費の面では追い越し車線を長時間走るのはあまりお勧めできません。

 燃費をよくするために心掛けたいもうひとつの点は車間距離を多めに開けて、アクセルを一定に保つことです。 急発進、急加速はエコドライブの大敵です。
[参考文献]
 1.(独)環境再生保全機構: 環境保護への小さな努力の積み重ね
 2.三菱自動車: クルマの学校「エコドライブ チャレンジ篇」

ホーム