■車の数学(17): 自動車保険における型式別料率クラスとは

 自動車保険(任意保険)の保険料算定の基礎となるものの1つに型式別料率クラスがあります。

 これは車検証に記載されている車の型式毎の事故率や修理金額に基づいて1〜9の9クラスに分類するもので、数値が大きいほど保険料が高くなります。 各クラス間の保険料の差は、約20%程度です。

料率クラスと保険料倍率
料率クラス
保険料倍率1.01.31.52.12.32.73.03.54.1


 「クラス」は車両、対人、対物、傷害の4種の保険毎に分けて設定され、毎年見直されます。 従って、同じ車でも翌年は変更される可能性があり、保険料が増減することになります。

 (例)
   前年: 車両 4、 対人 、 対物 5、 傷害 5
   今年: 車両 4、 対人 、 対物 5、 傷害 5

 各人が安全運転を心掛けることで、保険料を安くできます。
 車の型式について
 車のカタログや車検証に記載されている「DBA-Z23W」などの型式において、ハイフン(−)の左側の3文字は順に次のような意味を持っています(詳細は国交省の下記ホームページを参照方)。

車の型式記号
 意 味 例 「DBA-Z23W」
1桁目 排出ガス規制年/認定 D : H17年規制 75%
2桁目 燃料の別/ハイブリッドの有無 B : ガソリン・LPG/ハイブリッドなし
3桁目 用途/重量条件等 A : 乗用車/H17年規制のディーゼル車以外


 ハイフン以降(Z23W など)の記号は各メーカがそれぞれの考え方に基づいて決めています。
国土交通省「H17年規制以降の自動車排出ガス規制の識別番号」

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