■ちゃっきり節 は CMソング

 先日NHKテレビ「抒情歌大全集」で、出演者の由紀さおりさんから「ちゃっきり節」誕生のエピソードが紹介されていました。

 Wikipedia で確認すると、
静岡鉄道(当時は静岡電気鉄道)が静岡市近郊の狐ヶ崎(きつねがさき)に1927年遊園地を開園。
  そのCMソングを頼まれた北原白秋が取材のため現地を訪れた際に、
   老芸者の方言による一言にインスピレーションを得てできた」とのこと。


[ ちゃっきり節 ]
 作詞 北原白秋(1885 〜 1942)
 作曲 町田嘉章(1888 〜 1981)

 歌詞(一部)〜

  唄はちゃっきりぶし
  男は次郎長
  花はたちばな
  夏はたちばな
  茶のかおり
  ちゃっきりちゃっきりちゃっきりよ
  きゃあるが鳴くんで雨ずらよ

ここで、
ちゃっきり: 茶の芽を切るという意味ではなく、鉄バサミの音の擬音
たちばな(橘): 昔の小さなミカン、生食された柑橘(かんきつ)類の総称
きゃある: 蛙

の意味です。
[参考文献] Wikipedia: ちゃっきり節

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