■エコポイント制度 と 地デジ対応TVの年間消費電力量

 地球温暖化防止、経済の活性化及び地デジ対応テレビの普及を図るため、グリーン家電の購入により様々な商品・サービスと交換可能なエコポイントが取得できるエコポイント制度が平成21年5月にスタートしました。
 当初は平成21年度末までの予定でしたが、政府は平成22年末まで延長する方針を打ち出しています。

 この制度の対象となる地デジ対応TVは現行の統一省エネラベル4☆基準を満たす製品で、テレビの種類、画面サイズ、付加機能に応じて定められた目標基準値に対して、実際の年間消費電力量の達成率が一定割合以上のものです。

 年間消費電力量は1日4.5時間視聴、19.5時間の待機電力を合わせた数値ですが、実際の使用時に常時定格使用電力(最大消費電力)がかからないため(画面の明るさや音量によって)、一定の条件下で計測を行って数値を決定しています。
 従って、カタログに記載された定格消費電力、待機時消費電力から単純に計算された値と大きく異なる場合があります。

(例)東芝 REGZA 42C8000(42V型)の年間消費電力量
   ・定格消費電力 152W
   ・待機時消費電力 0.15W
   ・年間消費電力量 127kWh/年・・・カタログ値(前記条件での実測値)
   ・省エネ基準達成率 251%

 年間消費電力量を定格消費電力、待機時消費電力から単純計算すると、

    (152W*4.5h + 0.15W*19.5h) * 365/1000 = 250.7 kWh

 となり、カタログ値の約2倍の値となってしまいますが、実際にはこれ程は電力を消費しません。

 因みに我が家のテレビは8年ほど前に購入したブラウン管型(36型 東芝製、定格225W、待機2.4W)のままですが、年間消費電力量は287kWh(カタログ記載値)であり、最近の液晶テレビが如何に省エネかがわかります。
[参考文献]
 1.環境省ホームページ
 2.Wikipedia: 年間消費電力量

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