■円周率πの値における数字0〜9の出現率(その3)

 (その2)ではArctan公式による円周率πの計算プログラムを使用して、円周率の小数点以下の数字列に現れる各数字0〜9の出現頻度が、桁数とともにどのように推移するかを調べました。

 その結果、各数字0〜9の出現率推移が次第に10%に近づく様子が確認できました。 しかし、10,000桁の時点でも各数字の出現率の値は 9.480〜10.460 とかなり差があります。

 円周率における各数字の出現度合いが一様乱数における0〜9の出現率と同程度か否かをみてみましょう。

 「計算」後、「0-9出現率推移表示」ボタンをクリックします。
 このグラフの上部の切替えボタンで、円周率と一様乱数のそれぞれにおける数字の出現率の推移が比較できます。

 両者の出現率推移のグラフにおける10%ラインへの近付き方(収束の速さ)はよく似ており、円周率の小数点以下の数字列に現れる各数字0〜9の出現頻度がほぼ一様乱数に近いものであることが推察できます。



ホーム