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ギターのフレットのヒミツ

■ギターのフレットのヒミツ

guitar.jpg ギターには半音ごとに金属製のフレットがはめ込まれています。 このフレットの位置はどのようになっているのでしょうか。

弦の周波数(振動数)は長さに反比例します。従って、弦の長さを半分にすると周波数は2倍、すなわち1オクターブ高い音が出ます。

ギターのある弦(たとえば第4弦)を見てみましょう。第4弦の開放弦はレの音で、1フレットごとに

 レ、レ#、ミ、ファ、ファ#、ソ、ソ#、ラ、ラ#、シ、ド、ド#、レ、・・・

のように半音ずつ上がっていきます。
平均律音階では1オクターブ間を周波数比が等しくなるように12等分していますので、半音の上昇は周波数で2の12乗根(約1.059463)倍となり、弦の長さは1.059463分の1(0.94387倍)となります。ここが第1フレットの位置です。以下同様にして、各フレットの位置が下表のように決まります。

ギターのフレット位置
(第4弦)
フレット音階周波数比弦長比
01.0001.0000
1レ#1.0590.9439
21.1220.8909
3ファ1.1890.8409
4ファ#1.2600.7937
51.3350.7492
6ソ#1.4140.7071
71.4980.6674
8ラ#1.5870.6300
91.6820.5946
101.7820.5612
11ド#1.8880.5297
122.0000.5000
13レ#2.1190.4719



guitar_f.jpg


第5フレットはほぼ3/4(0.75)のところに、第7フレットはほぼ2/3(0.666)の位置にあります。


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