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純正律と平均律

■純正律と平均律

音は空気の振動です。この周波数(振動数)の大小が音の高さの違いになります。
和音(コード)とは2つ以上の高さの違う音が響いた時に鳴る音のことですが、 周波数比が1:2または1:3の2つの音(和音)は心地よい響きを与えます。

ある音(根音)Aとその3倍の周波数の音B、音Bの周波数の1/2の音Cを考えます。 音AとB、BとCは心地よい響きとなり、従ってAとCも心地よい響きとなることが期待できます。 音AとCの周波数の比は1:1.5、すなわち2:3となり、実際この2つの音はよく協和します。
ここで音Aをドとし、音Cをソとします。 このように音階の各音の周波数比が簡単な整数比になるようにドレミファソラシドを決めたものが 純正律音階です。

これに対して、1オクターブ間を周波数比が等しくなるように12等分したものが平均律音階です。現在のピアノをはじめとする多くの楽器は平均律に従って調律されています。

keyboard.jpg

 ド、ド#、レ、レ#、ミ、ファ、ファ#、ソ、ソ#、ラ、ラ#、シ(、ド)

純正律と平均律の周波数(Hz)の違いは表のようにわずかです。
周波数(Hz)の違い
音階純正律平均律
261261
294294
326330
ファ348349
392392
435440
489494
522522

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