■電子基準点とは

 国土地理院の「基準点成果等閲覧サービス」を時々利用します。

 対象地域を指定すると、区域内の一等~四等三角点や一等~三等水準点などの基本基準点、各種公共基準点が表示されます。

 電子基準点は基本基準点の1つで、全国約1,300ヶ所に設置された観測点です。外観は高さ5mのステンレス製ピラー(pillar、柱)で、上部にGNSS衛星からの電波を受信するアンテナ、内部には受信機と通信用機器等が格納されています。

(注)GNSS:Global Navigation Satellite System(全球測位衛星システム)
   米国のGPS、日本の準天頂衛星(QZSS)、ロシアのGLONASS、欧州連合のGalileo等の衛星測位システムの総称。


 最近目にした電子基準点の1つを紹介します。

電子基準点の例(広島市佐伯区の佐伯運動公園内)

 公園の一角にピラーが建っています(写真は外観と側面の説明文)。

 国土地理院の「基準点成果等閲覧サービス」に基づいて、この基準点(基本基準点)のデータの一部を示すと下記のようになっています。
 ・基準点コード EL05132427702
 ・ICタグ(ucode) ー
 ・等級種別 電子基準点
 ・冠字選点番号 ー
 ・電子基準点観測点番号 071157
 ・基準点名 広島2A

 ・成果区分 世界測地系(測地成果2011)
 ・北緯 34°23′49″.3752
 ・東経 132°20′23″.3420
 ・標高(m) 184.372
 ・楕円体高 217.55
 ・平面直角座標系(番号) 3
 ・平面直角座標(X)(m) -177806.843
 ・平面直角座標(Y)(m) 15920.083
 ・真北方向角(計算値) -0°05′52″.14
 ・縮尺係数(計算値) 0.999903

  




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