■1マイル = 1760ヤード (1760を分解してみよう)

 マイル(mile)はヤード・ポンド法における長さ(距離)の単位で、主として陸上の距離計測用の1マイル=1760ヤード( ≒ 1609m)と、海上の距離計測用の1マイル(1海里)=1852mの2種類があります。
 ここでは通常の陸上用のマイルについての話題です。

 1760という数字の由来については種々のサイトに説明がありますので割愛し、ここでは単なる数字としての1760を分解(いわゆる素因数分解ではありませんが)してみましょう。

 実は数字1760は次のように分解できることがわかります。

  1760 = 40 x 44
  1760 = 5 x 8 x 4x 11
  1760 = 2 x ( 2 x 5 x 8 x 11 )

 数字1760は丁度3ずつ増加する2、5、8、11の相乗積を2倍したものになっています。 おもしろいですね。

 さらに進めて、次のように表現することもできます。

  1760 = ( 2 x 5 x 8 x 11 x 14 ) ÷ 7

 なお、参考までにヤード・ポンド法における長さの単位の関係を示しておきます。
  1インチ = 25.4mm
  1フィート = 12インチ = 12 x 25.4mm = 30.48cm
  1ヤード = 3フィート = 3 x 30.48cm = 0.9144m
  1マイル = 1760ヤード = 1760 x 0.9144m = 1609.344m

 また、1海里は地球の大円上における角度1分の長さをもとに決められました。 地球の周長40,000kmから、中心角1分に対する長さを計算すると、
  40,000 x 1000 / 360 / 60 = 1851.851…(m)

となりますが、これから1海里=1852mが国際海里として、世界中で使われています。
[参考文献] Wikipedia: マイル、 海里

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