■音速による世界一周

音が空気中を伝わる速さ:音速c(m/s)は気温t(℃)とともに上昇し、次の近似式で表されます(1気圧のとき)。
  c = 331.5+0.61t
従って、摂氏15度では約340m/sの音速となります。

さて、地球上のある地点で発した音が減衰することなく地球上を1周するとしたら、どれくらい時間が経ったら元の地点に戻ってくるでしょうか。ちなみに、光は1秒間に地球を7周半しますから1周に要する時間はわずか0.13秒です。
答えはここ


(注)空気中の音速の理論式(厳密式)は次のとおりです。
    c = 331.5*sqrt(1+t/273.15)
  この式によれば、音速は-273.15℃(絶対0度)では0となります。
  日常の生活環境(-30℃〜40℃)下では前記近似式で十分です(誤差は1m/s以内)。
  参考までに、近似式と理論式による音速のグラフを描くと図のようになります。
onsoku_graph.jpg
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