■ラッキョウの花

 ラッキョウはユリ科(またはネギ科)の多年草で、カレーライスのお供(つけあわせ)でお馴染みです。 その独特の匂いは含まれる硫黄化合物によるものです。
 中国原産で、日本には仏教伝来とともに、万葉の時代に渡来したと言われており、当初は薬用に供されたようです。

 下の写真は我家の庭の片隅で咲いていたラッキョウの花です(2009年10月26日撮影)。 撮影時はちょうどアリが訪れて蜜をついばんでいました(中央)。

 薄紫色(ピンク)のかわいい釣鐘状の花で、10月下旬から11月上旬にかけて咲きますが、ラッキョウは種ができないため、もっぱら地下の球でふえます。

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 鳥取砂丘のラッキョウは特産品として有名で、特に砂丘に隣接する旧福部村(現 鳥取市福部町)は全国屈指の大産地です。
 ここではこの時期になると、「鳥取砂丘 らっきょうの花フェア」が開催されています(今年は10月31日と11月1日の2日間)。 らっきょうの花のじゅうたんが敷き詰められ、それは見事な光景が広がります。
[参考文献] Wikipedia: ラッキョウ

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