■計算尺: 計算尺の原理

 計算尺対数の原理を応用したアナログ計算機です。 それぞれの尺(D尺、C尺など)はともに対数目盛になっています。

 目盛1の点から目盛10の点までの長さをwとすると、目盛mは目盛1の点から

   log10   (常用対数、以下底10は省略)

の距離の位置に付けられています。

 ここでは固定尺のD尺、滑尺のC尺による2数の掛け算(AxB)を例に、計算の原理を見てみましょう。

・滑尺を移動して、C尺の目盛1をD尺のAに合わせます。
・カーソルをC尺のBに合わせます。
・その位置でのD尺の目盛までの距離は
   log A + wlog B = wlog (AB)
 となり、従ってここの目盛を読み取れば(AB)の値が得られることになります。



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