■太陽光発電: 機器の寿命はどれくらい?

 太陽光発電システムには駆動部分がないので、他の発電システムに比べて長寿命でメンテナンスも簡単であると言われています。

 太陽光発電システムの寿命は太陽電池モジュール(発電パネル)の寿命とパワーコンディショナの寿命に分けて考える必要があります。

 屋上に設置される電池モジュールは一般的には20〜30年以上の寿命が期待できると考えられています。

 一方、電池モジュールで発電された直流電力を交流に変換するパワーコンディショナは10〜15年が寿命と言われていますので、設置後10年で一度点検し、必要に応じて取り替えることになります。
 ちなみに、パワーコンディショナの価格はおおよそ10万円/kWですから、3kW用でも約30万円と決して安くはありません。

 太陽光発電は地球温暖化防止に大いに貢献しますが、経済性については機器の寿命による修理・取り替えも考慮に入れた検討が不可欠です。
[参考文献] Wikipedia: 太陽光発電

ホーム