■四拍は“よんはく”か“よんぱく”か: 助数詞の読み方

 音楽における4拍子は「強-弱-中強-弱」の4つの拍(はく)から成っており、1拍を4分音符とする4拍子が4分の4拍子です。一拍は「いっぱく」、二拍は「にはく」、三拍は「さんぱく」、では四拍は「よんはく」でしょうか、それとも「よんぱく」でしょうか?

 日本語では「拍」や「本」、「回」などの助数詞が非常に発達しており、約500種類もの数が存在すると言われています。  音便化連濁する事も多く、前の語の音によってしばしば読み方が変わります。特に拍(はく)や本(ほん)のように、「ハ行」で始まる助数詞は日本語を学ぶ外国人にとって難しいようです。

助数詞と読み方の例
助数詞
まいまいまいまいまいまいまいまいまいまい
かいかいかいかいかいかいかいかいかいかい
かいかいがいかいかいかいかいかいかいかい
ぷんふんぷんぷんふんぷんふんぷんふんぷん
ぽんほんぼんほんほんぽんほんぽんほんぽん
ぱくはくぱくぱくはくぱくはくぱくはくぱく




 四分は「よんふん」、四拍は「よんはく」と言う人も多いようです。先日もNHKラジオで4泊(拍ではないが)―>「よんはく」と発音していました。
 「回」と「階」は単独では同じ「かい」ですが、三階は通常は「さいがい」と発音します。
[参考文献] Wikipedia:「拍子」、「連濁」

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