■太陽光発電:1日単位の実際の日射量と発電量の関係(2011年前半)

 太陽光発電システムの発電量は設置場所の日射量にほぼ比例しますが、通常利用できる日射量データは気象官署やアメダス地点での値です。

 ここでは広島地方気象台(広島市中区)での全天日射量と、そこから北西方向に約10km離れた我が家(建物方位:南々西、屋根傾斜:28.8度)の2011年1月〜5月における1日単位の発電量との関係を比較した結果を紹介しましょう。

(1)「理論発電量」は実際の日射量、建物の条件と下記損失から計算される予想発電量です。
   ・温度損失: 冬 10%、春/秋 15%、夏 20%
   ・パワーコンディショナー損失: 5%
   ・その他損失: 7%
(2)全天日射量から斜面日射量への変換は気象官署・アメダス801地点の日射量平年値(1961年〜1990年の30年平均値)データベースを元に行いました。
    太陽光発電: 日射量に基づく発電量予測システム
(3)実際の発電量は日射量、理論発電量の変化にほぼ対応して上下しています。
(4)1月、2月に極端に効率の低い日がありますが、これは積雪によるものです。日差しはありますが、前日の雪がパネル上に残っていたためです。
(5)システム設置後、約10年経過していることもあり、実際の発電量は予想値の7割程度です。



太陽光発電: 1日単位の実際の日射量と発電量の関係(2002年)
太陽光発電: 日射量に基づく発電量予測システム
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