■太陽光発電:2種類の標準気象データの登録地点比較
太陽光発電システムの発電量を予測するためには、システムの設置場所などの各種条件を知る必要があります。 その中で最も重要なものは、1年にわたる日射量の変動です。
各地の日射量に関するデータは日本気象協会が整備しており、次の2種類のデータベースが公開されています。
(1)標準気象・日射データ: METPV-3
気象官署・アメダス836地点(1990〜2003年)における標準気象・日射データベースです。
(2)全国日射量平年値データマップ: MONSOLA05(801) (注)「マンソーラ」と読む
気象官署・アメダス801地点の日射量平年値(1961年〜1990年の30年平均値)データベースです。
太陽光発電システムの多くのメーカーの発電量予測はこれに基づいて行われています。
METPV-3における836地点はMONSOLA05の801地点に単に35地点を追加したものではなく、削除されたものもあり、また同じ地名でも位置(緯度・経度)が微妙にずれているもの、同じ地点でも地名が異なるものなどがあります。
ここでは、上記2種類の標準気象データの登録地点を比較した結果について紹介しています。
表示モードで「比較表」を選択すると、2種類のデータベースに登録されている地点の比較結果が表示されます。
・地名、緯度、経度すべてが一致するもの | 747 |
・地名が一致、緯度、経度が1分以上異なるもの | 29 |
・地名が異なるが、緯度、経度が一致するもの | 11 |
・METPV-3 のみにあるもの | 49 |
・MONSOLA05 のみにあるもの | 14 |
本サイトでは前記2種類のデータベースを利用したシステムを既に紹介しています。
・太陽光発電: 日射量表示システム(基本版/拡張版)・・・METPV-3を利用
・太陽光発電: 日射量に基づく発電量予測システム・・・MONSOLA05を利用
日本気象協会:標準気象データ
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