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高血圧症の治療

理論的に正しく、しかも、医療費を安く抑える治療法

生活療法

一、減塩食をすることで、循環血液量を減らす。

一、運動することで、血管内皮細胞が活性化しNO(一酸化窒素)が増加し血圧が下がる。

一、体重減少により心臓の負荷を軽減する。

薬物療法

一、まず、降圧利尿薬の少量投与を行うことで、循環血液量を減らす。

脱水にならないように、水やお茶は十分に取る。
過剰な水分は水利尿により、腎臓より排泄されます。
おすすめの利尿薬・・・ナトリックス1r 薬価10円

一、ナトリックスでコントロール不十分な場合

併用する薬剤としておすすめの薬
Ca拮抗薬・・・ベニジピン4r 薬価20円
ナトリックス+ベニジピンでコントロールが悪ければ
ACE拮抗薬・・・エナラプリル5r 薬価10円
ARB   ・・・バルサルタン80r 薬価30円の投与を考える

一、比較的若い患者さん・頻脈傾向の患者さんに対して

β遮断薬・・・ミケランLA15r 薬価60円

一、早朝高血圧の患者さんに対して

α遮断薬・・・ドキサゾシン2r 薬価10円を就寝前に投与する

一、腎血管性高血圧症・高レニン血症のある場合

ACE拮抗薬・・・エナラプリル5r 薬価10円

※高血圧症の治療は早期よりコントロールすべきと考えます。血圧上昇そのものが血管平滑筋・心筋の肥大・発育をきたし、悪循環を来すと考えられます。

高コレステロール血症の治療

ロスバスタチン2.5r 薬価20円が効果良く、比較的安価です。