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メタボリックシンドロームの真髄

メタボリックシンドロームで一番問題なのが腹囲です。
即ち、内臓脂肪です。

では、なぜ内臓脂肪が重要であるか、説明いたします。

内臓脂肪は代謝される場合、門脈(内臓の血液を集めて肝臓に送る血管)に入って直接肝臓に運ばれます。
肝臓は人体の工場で、ここで内臓脂肪を代謝します。
高濃度の脂肪が肝臓に入り、代謝される仕組みになっています。

  • 運動をすることにより、どんどん内臓脂肪は代謝されます。
  • 食事制限により、内臓脂肪を貯めないことも重要です。

運動と食事制限により、メタボリックシンドロームを予防して下さい。

皮下脂肪の場合、代謝されるには、まず肺に運ばれ、それから心臓→大動脈→肝動脈→肝臓へと運ばれます。
したがって、低濃度の脂肪しか肝臓に運ばれません。
代謝効率が極めて悪いのです。