「漂舶」

「・・・・・尚隆はここでは、ひとりになりたいんだ。放っとこうや」

(「漂舶」 X文庫CDブック「東の海神 西の滄海」)

 


∽この短編で得られる情報∽

・延国のすう虞の名前はたまととら
・斡由の顎はかなりベース(謎)
・最強なのは朱衡

・雁国主従はやっぱりいちゃいちゃ(爆)


∽一言∽

 「東の海神 西の滄海」を読んで斡由像が納得いかなかった人、必読! 

  ええと、父親を排除出来た男と、出来なかった男の話。・・・・そういうふうな捉え方も出来るのだな、と。

  CD付き外伝ということで、「が、外伝に5千円かぁ・・・」なんて、つい躊躇ってしまって、とうとう買いそびれてしまった馬鹿な私(T_T)(#基本的にメディアミックスには手を出せない性癖?が仇をなしたです)。いま古本世界でいちまんえんで流通しているという「中庭同盟」がそれでも欲しいのだから、あの時なんで5千円を惜しんでしまったのかいまでも謎(T_T)。
(#いや、当時はすぐ新刊が出るだろーとか、タカをくくっていたのよ(~-~;))

 「東の海神〜」を読んで、後半の斡由の「剥がれ方」がみょーに唐突というか、人物像が奇妙に歪んでいる気がしたんですね。物語のために。
 ・・・というのは、やはりこのお話の影の主人公は延王だったということで、(真の主人公は「二人のこども」でしょう)、時代劇でいう真打ち登場!の舞台を整えるために、「あんなふうな」人物として設定され、「あんなふうに」崩壊していった感がある。物語を造っていく上では、これはしようがないことですが。

  もし斡由の望みが叶ったとして、そうしたら彼は自分の役割を最後まで上手に演じきれるのではないだろうか。
それはそれで奇妙な絵だが、結果国、民の為になるのなら、それでかまわないのだろう。(でもそれでは結局「為にならな」かったのだから机上以下の空論だが)

 そうして予定調和のようにきっちりしっかり「いちゃいちゃ」やっている延国主従がいいですね〜。
 きっとお互いわかっていることがわかっているんだろうけれどお互い知らないフリをしちゃって、でもそういうフリをしてくれているんだろうということさえも本当は判わかっている。うーん、いいなぁ(=_=)*←イッっている目。

  あと、六太さんがもう少し狸というか、強かったら、完璧好みの主従なのだが・・・・って、六太さんの魅力はあの弱さというか「強がっているところ」だからここはこれでいいのだ(はぁと)

  上に抜き出した六太さんの呟きなんて甘えそのものですね。
  そこで呟いてしまうところがもーこの人はぁ、もう!バンバン!(←机を叩いている)といった感じで。
  100年が経ってようやく延王、甘えてもらえるよーになったんですね。
  (いえ、百年前からちゃんと甘えていたという説もありますが^^;;)よかったよかった。

  奏国で二人が牢屋にぶち込まれた話なんて、是非一本の外伝として読んでみたいです。
  きっと利広なんかも絡んでいるんだわ〜。(・・・・(=_=)*妄想中 )うへへ。

  あ、あとひとつ。
  雁国主従は「勅命」と「使令」の使い方をよく心得ていますね(笑)
  なるほど、雁が滅びないわけです。

 


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