
*
「それでも私は王だろうか」
(「風の海 迷宮の岸(下)」p188より)
ストーリー紹介
「あちらで生まれたのなら名前があろうが、ここでは泰麒とお呼びする」(上・p.53)
麒麟は王を選び、王に仕える神獣。十二国の中心蓬山に実った戴国の泰果は
突然の蝕に流され、戴国の麒麟は「人」として蓬莱(倭=日本)で生まれ育つ。
十年後蓬山に帰った泰麒は、麒麟としての力も、そうして本来の姿である獣身を
取る術も持たぬまま、王を選び取り「誓約」をしなければならない。
「……御前を離れず……詔命に背かず……忠誠を誓うと、誓約します……」(下・p125)
ついに天命の下らぬまま、泰麒は禁軍将軍驍宗の前に膝をつく。
戴はこのまま偽りの王を戴くことになるのか―――――!?
*
「――蒿里、おまえが戴にとってもそのように、再生を約束するものであるように」(下・p.140)
「魔性の子」高里要の過去の物語。そうして現在の戴国へのつなぎの物語である。
求む!続編。
登場人物紹介
常世館に戻る 十二国記を語るに戻る 「東の海神 西の滄海」へ
掲載された文章や画像を許可なく転載することを禁じます。
All rights reserved. Copyright (C)1998.kyo tamura,三軒堂寝呆庵.