「書簡」

だから、景麒くらいがわたしにはちょうどいいのかな、
ともおもったりするね。
―――陽子

陽子がいい王さまになりゃ、きっと慶国に陽子って名前が
増えるんだろうな。考えると、なんかおかしいな。
―――楽俊

(「京都私設情報局 通信6号「書簡」より)
1993.11.9

 

慶国堯天金波宮の一室の窓から飛びたった鳥は
雁国関弓を目指す。

それは景王となった陽子、そうして雁の学生となった楽俊
との間に交わされる「書簡」だった。


∽この短編で得られる情報∽

・陽子の即位にあたって定められた元号「赤楽」は楽俊の名前から一字もらったもの。
・楽俊は雁の大学の入試で一番の成績だった。
・十二国世界の貴人たちは銀を食べる鸚鵡に似た鳥を伝言(声の手紙)に用いる。
・雁国主従はよく楽俊の部屋に遊びに来るらしい。

 


NOTICE!

「京都私設情報局」とはかって小野先生ご自身が発行なさっていたペーパーですが、現在、一切発行、発送は行われておりません(1998年8月現在)。小野先生ご本人に問い合わせ等はなさらないでください。また、同人誌についても同じですので、発行元のサークルさんにご迷惑のかからないようにお願いします。古本屋さんで地道に探してみましょう。


 


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