「図南の翼」を語る

「あたしは王がほしいんじゃないわ。あたしが王になりたいのよ」
(「図南の翼」p355より)

たぶん、あなたのこと嫌いなんだと思うわ。
これって珍しいことよ。
「どうでもいい」が大部分の私としては。
だから、きっとあなたのこと好きなんだわ。


ストーリー紹介

「―――もちろんあたし、蓬山にいくのよ。昇山するの」(p.18)

二十七年の長きに新王の登極をみないまま荒廃の進む恭国。
十二歳の珠晶は天意を諮るべく蓬山を目指す。

「他人を――一国を巻き込めるほどの運の強さ、それが王の器量ってもんなのさ」(p.184)

 道中知り合った黄朱の頑丘、雛虞を駆る奏の青年利広と共に黄海に分け入る珠晶。
 そこには様々な危険と、そうして黄海に生きる者の無情とも思える掟が存在していた。
それらを乗り越え、また理解し、珠晶の旅は続く。
果たして鵬雛は本物の鵬と成れるのか―――――!?

「そんなこと、あたしにできるはず、ないじゃない!」(p.380)

600年の重みの奏も華を添えます。


登場人物紹介

十二国の住人達:恭州国編
十二国の住人達:奏南国編


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