「Eugene」
ナルは笑う。
いつものようにシニカルな笑い方で、
こっちの方がこの顔には断然サマになると思ってしまう。
(京都私設情報局 通信1号 「Eugene」より)
重要なことは「カボチャ」であるか「カボチャでない」か。
運良く「カボチャ」でなかったら「カボチャ人間」か「その他大勢」か。
彼の優位は「その範疇に収まっていない」自分を知っていること。
∽この短編で得られる情報∽
・ナルとジーンの間には「チャット」と呼んでいるテレパシー会話が成り立つ。
・「チャット」は小さい頃は大西洋を挟んでも成立したが今は国内にいないと厳しい。
・ナルは「代弁」と称して自分の代わりにジーンに講義を受講させている。
(ジーンのフリをするナルがみもの!一読の価値あり)
*
・ナルの人間観。
・ナルの弱点。
・ナルの扱い方。
(但、ジーンのメガネによる)
∽一言∽
わたしはこれを読んで、「ジーン」が「人間」になりました。
彼ってよく分からなかったんです。
ちゃんと生きていないというか、わたしの中で実像が掴めなかった。
それは「悪霊シリーズ」の流れからいくと仕方ないことだったんですけれど。
それが、「ああ、ジーンって、こんなだったんだ」って、ちゃんと実体を持った人になりました。
あとですね。
ナルの人間観というか、人間への接し方(対人処方)っていうのが
怖いくらいに自分と一緒でした。
わたしは行動の現れ方っていうのはジーンなんですが、
性格っていうか、根っこの部分はナルらしい。
なんだ。けっこうまだあおくってかーいいのね。<自分<ナルと一緒。
あなどれないっていうのは根っこがジーンな人たちです。うん。
NOTICE! 「京都私設情報局」とはかって小野先生ご自身が発行なさっていたペーパーですが、現在、一切発行、発送は行われておりません(1998年8月現在)。小野先生ご本人に問い合わせ等はなさらないでください。また、同人誌についても同じですので、発行元のサークルさんにご迷惑のかからないようにお願いします。古本屋さんで地道に探してみましょう。 |
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