「バースデイ・イブは眠れない」
「好きだよ・・・・・。君が、本当に、好きだ―――」
(「バースディ・イブは眠れない」p。142)
<ストーリー紹介>
「青春」?どこの世界の言葉よ、それ。
17歳。花の女子高生(の筈)の夕香は、友達の美咲に誘われて劇団「キャスト」の衣装係になる。
おばさん一直線だった夕香の人生もこれでちょっとは華やかに!?
なーんて思ったのも束の間、誕生日の前日劇団員の洋さんからもらったプレゼントがきっかけで
ヤクザなおじさんやチンピラのおにーさんに付きまとわれていきなりスリリングな展開。
私を嫌っている(くすん)万里さんと一緒の逃避行がはじまって・・・・・!?
<一言>
え(・o・)?
| ・・・・・・・・・・我が目を疑うという瞬間があったとしたらこれ。苦節三百八十年、ようやくお目にかかった小野主上の「デビゥ作」で一番印象に残った台詞が上に抜き出したこれでした。 私には万里さん(主人公のかっこいい彼)が夕香ちゃん(主人公)を好きになった理由とか見えてこなかったし、また、夕香ちゃんが万里さんを好きになった訳とかも伝わってきませんでした。これが、恋愛小説だとしたら、その盛り上がりというか、恋をする「動機」とかその「どきどき」があまりにも不足しているように思います。(・・・と、いえるほど恋愛モノを読んだことがないから判らないですけれど。なんか恋愛モノじゃない作品、の方が、それが主題じゃないだけに、ちょこっと絡んでくる恋や愛のお話なんかが、凄い誠実というか、ちょー本気、だったり、やっと辿り着いた真実であったり、でなんだかツボだったりするんですが)だから、これも恋愛は読者サービス?の為に付けられたおまけというか。ストーリー(トリック?)で楽しませる文章なんだなぁ、と。それを上辺だけ無理矢理「恋愛少女小説」に仕立ててあるから、いきなりの告白劇に(・o・)え?、となる(笑) 作家さんというのは特殊な例を除いて、始めっから自分の書きたい文がそのまんま書ける訳じゃなくって、与えられた条件というか仕事のなかに自分らしさを滲ませてというか織り込んで書かれていたのだなぁ、と。改めて思いました。うーん、職人さんだ。そういった中で、その文章から、そのきら、と閃くなにかをいち早く感じ取って、小野主上の初期を支えて下さった最初からのファンの皆様!ありがとうございます!!おかげさまで私ら、いま小野主上の「らしい」作品が楽しめております。リアルタイムで知ることが出来なかったのは残念だけど、それでも、出会えたことに感謝したい作家さんで、作品達です。 そうそう、「らしい」と言えばこの「バースディ」のラスト。はい、しっかり驚かされましたです(^-^) |
special thanks:Omura sama.
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